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レポート

【RIZIN】死闘、秋元が萩原をTKO、伊澤が大島下しRENAと大晦日決戦へ、摩嶋が木村を削ってRNC極める、ケイトがイ・ボミに判定勝ちも涙、桜庭が宇佐美を父譲りのヒザ十字極める、後藤が中島を左でKOで安藤達也を指名、ズマガジーがヤン坊を左ハイからダース極める、鹿志村が安井に判定勝ち、ララミーが山内をドミネート

2025/11/03 10:11
 2025年11月3日(月・祝)兵庫・GLION ARENA KOBEにて『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』が開催された。  全席種が完売(1万420人満員)という同大会では、メインイベントで秋元強真(JAPAN TOP TEAM)と萩原京平(SMOKER GYM)が対戦したほか、摩嶋一整(毛利道場)vs.木村柊也(BRAVE)など注目のフェザー級戦が組まれたが、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)vs.松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)の一戦はケラモフがウィルス性胃腸炎のため試合中止となっている。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R×萩原京平(SMOKER GYM)9勝11敗[2R 3分52秒 TKO] ※パウンド〇秋元強真(JAPAN TOP TEAM)10勝1敗  萩原は、3連敗から2連勝中。牛久絢太郎、武田光司、高木凌に敗れるも、2025年3月にトビー・ミセッチを1R TKOに下すと、5月の前戦でJTTの西谷大成にカーフキックを効かせて左フックで1R KO勝ち。  秋元は、24年大晦日に元谷友貴との「バンタム級王座次期挑戦者決定戦」で判定負け。25年5月、高木凌とのフェザー級新世代対決で判定勝ちで再起。7月にダウトベック戦が流れるも、緊急参戦の赤田功輝を1R リアネイキドチョークで下してている。その勝利のマイクで萩原京平をコールアウトし、リング上で舌戦を展開していた。  グローブタッチ無し。喧嘩四つで近い距離に立つ両者。  1R、先に中央を取ったのは萩原。右のインカーフ。しかし秋元も中央を取り返すと、萩原は右インカーフを2発。左を振ってから組んだのは秋元。左を差されなかった萩原が突き放す。  右のダブルで前に出る萩原に体を入れ替えた秋元は右ボディから左! ショルダーブロックの萩原は右を打ち返す! 鼻血の秋元が詰めるが、秋元の詰めに左をヒット! 萩原も秋元の左に鼻を赤くする。追う萩原。回る秋元は右も、届かせるのは萩原! ワンツーの萩原。ジャブから右ボディストレートを当てる。秋元は左を突くが萩原はさばく。  2R、ともに鼻が腫れる。近い距離での打ち合いがゆえに萩原のレスリングディフェンスが後手に。シングルレッグの秋元がテイクダウンからサイドに。がらりと戦法を変えて組んだ秋元。足を戻す萩原の立ち上がりにギロチンチョークを狙うが、ここは想定済みの萩原は回転して立ち上がり!  追う秋元も左右で前に。萩原は右ボディ! 秋元はここもシングルレッグテイクダウン。サイドを奪われた萩原の動きにバックに回る秋元は4の字ロックからおたつロック。リアネイキドチョークを狙うが右足がおたつロックでかかり右には回れない萩原。腕が回りかけるが、ハンドファイトで防ぐ萩原。  正対しようとする萩原だが、おたつロックの秋元は逃がさず、ツイスターも狙いながらパウンドでトップに移行! ボディトライアングルのままマウントでパウンド連打! 回転できない萩原は頭を防御するが、頭がマットについて殴られ続け、レフェリーが間に入った。萩原はタップしていないとアピールも仕方ないストップ。  試合後、秋元は「どんだけもらっても俺は心折れないから。去年、大晦日に元谷選手に負けて『グラップラーには勝てない』って言うやつらがいるんで。次俺に超強いグラップラーあててください。この先のRIZIN盛り上げるの俺しかいないんで、注目してください」と語った(※試合後インタビュー全文)。 [nextpage] ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ 5分3R〇伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)17勝0敗[判定3-0]×大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)15勝7敗※伊澤が2度目の王座防衛成功  RIZINスーパーアトム級王者、DEEP JEWELSストロー級&アトム級王者。幼少期より柔道、レスリングを始め、好成績を残す。20年10月、DEEP JEWELSでプロデビュー。21年 6月、本野美樹に勝利しデビューから僅か8ヶ月、プロ3戦目で王座戴冠。同年大晦日からRIZINに参戦。25年7月、ROAD FCから参戦のシン・ユジンとのRIZIN王座防衛戦では相手が大幅体重超過し、再び怒りの大会当日を迎えることに。キャッチウェイト戦で1R肩固めを極め、16戦無敗へと記録を更新した。 現DEEP&DEEP JEWELSミクロ級王者。3歳から柔道を始め、14年9月の全日本ジュニア体重別選手権女子44kg級優勝。19年、全日本アマチュア修斗優勝。20年1月、プロデビュー戦で修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢され、準決勝まで進んだ。7月、DEEP JEWELS初参戦。25年9月のDEEPで須田萌里と3年4カ月ぶりに再戦、判定勝利で返り討ちにすると、マイクで解説席の伊澤星花に対戦を呼びかけた。RIZIN には21年10月より参戦し、これまで浅倉カンナ、山本美憂、ソルト、クレア・ロペス相手に4戦全勝。  1R、ともにオーソドックス構え。強いプレスをかける伊澤は詰めすぎす大島の動きにカウンターを狙う。ケージを背にする大島。左インローの伊澤は左の蹴りからワンツーの左でダウンを奪い下に。ガードの大島に簡単には入っていかない伊澤。  立つ大島は左ハイ。詰める伊澤は左右も、タイミングよくダブルレッグの大島。これをしっかり受け止めて切った伊澤は前蹴り、ワンツー。  押し戻す大島も左インロー。さらに左右はかわす伊澤。レベルチェンジの大島に、長い右前蹴りを突く大島。さらに蹴りもつかんだ大島だが、足を抜く伊澤。詰めて首相撲ヒザでゴング。打撃戦を試すかのように組みにはいかない伊澤。  2R、先にプレスする伊澤。頭を下げた大島にニンジャチョーク。頭を抜く大島のバックを奪うが。伊澤もキムラを狙うと伊澤は離れる。右前蹴りを突く伊澤。長い打撃で間合いを取り、大島の詰めには身長差を活かしてニンジャチョーク。首を抜けばヒザ蹴り、さらにノーアームギロチンチョークで後方に回して絞めるが、腕を入れている大島。  上四方から足をからめて首をとらえてダースを狙う伊澤。大島は下から足をからめて外ヒールを仕掛けるが、横回転で伊澤は防いでゴング。  3R、右前蹴りの伊澤。大島は左右に回り、左ローからバックフィストも遠い。伊澤はじりじり詰めると、大島もスイッチしてのジャブ、右も、さばく伊澤。フェイントのかけあいから左ジャブを突く伊澤。シングルレッグは遠間から。切る伊澤はグラウンドにつきあわず。トップから蹴り。大島はシッティングから近づく。  ブレーク。スタンド。ワンツースリーを見せた伊澤に左右から足払いを狙う大島。圧力をかける伊澤は左ジャブ、右前蹴り。左右で前に出る大島に回りながら右を当てる伊澤。  大島はなおも詰めて右のスーパーマンパンチから連打。下がりながら投げた伊澤に、大島はトップを取ってアームロック狙いも伊澤も足をかぶせて作らせず。足関節の場面以外は、危なげなく判定勝ちを収めた。  蹴りも混ぜたアウトキックボクシングで大島を制した伊澤。大島も立ち合い、組みでチャンスを作るが伊澤に寝技はカットされるなか諦めない動きで最後まで攻め続けたが判定3-0で伊澤が2度目の王座防衛に成功。  号泣して下がる大島。ケージサイドでは伊澤の勝利を見届けたRENAが伊澤から「大御所が来てるみたいなんで」と呼ばれ、大晦日のRENAとのタイトルマッチが決定した。  榊原CEOが「2015年、覚えていらっしゃる方もいらっしゃると思いますけれど、RIZINというタイトルでスタートする、その第1試合を行ったのはこの選手でした。RENA。2025年12月31日、まだイベントのタイトルも発表してないですけれども、伊澤星花にタイトルマッチでRENAが挑む。このカードを正式決定で発表させていただきます」とRENAを招き入れ、タイトルマッチを正式に発表。  続いてマイクを持ったRENAは「伊澤選手、おめでとうございます。大御所でーす(笑)。いろいろあった中で旗揚げ戦から試合をさせていただいて丸10年、そこでタイトルマッチのオファーをいただき運命なのかなと思っています。ここで獲れたら、またあの時の爆発を起こせると思うので、ぜひ皆さん楽しみにしていてください。私は私を信じています。頑張ります。よろしくお願いします」と、にこやかにコメント。  隣で憮然とした表情でRENAのマイクを聞いていた伊澤は、「まあでも、ここは自分の舞台なので降りてもらって」と冷たく言い放った(※試合後インタビュー全文)。 [nextpage] 【中止】 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)21勝6敗松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)15勝7敗※ケラモフがウィルス性胃腸炎のため試合中止 松嶋の挨拶「このRIZINのケージで僕の試合を皆様にお見せしたかったんですが、こういう結果になってしまって凄く残念です。元気になったケラモフ、しっかりぶっ飛ばしたいと思いますのでぜひまた応援してください。ありがとうございます」 [nextpage] ▼RIZINフェザー級 66kg 5分3R〇摩嶋一整(毛利道場)18勝6敗[2R 2分56秒 リアネイキドチョーク]×木村柊也(BRAVE)5勝2敗  摩嶋は3歳より柔道を始めインターハイ、国体出場経験を持つ。13年プロデビュー。15年、修斗ライト級新人王獲得。18年、Rebel FC第3代フェザー級王座戴冠。デビュー以来22戦17勝中14勝が一本勝ちであり、技の多彩さを誇る。20年8月のRIZINデビュー以来3連敗を喫したが、23年5月、芦田崇宏をヴァンフルーチョークで絞め落とし念願のRIZIN初勝利。24年11月、ケラモフと対戦。右フックを被弾しまさかの1R28秒TKO負けを喫した。およそ1年ぶりの試合となる。  木村は3歳より日本拳法を始める。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し、19年には全日本拳法個人選手権大会で最年少の18歳、大学1年生での優勝。22年大会でも優勝し学生時代2連覇。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。22歳よりMMAを開始。23年12月、プロデビュー。日本拳法を活かしKOを量産。25年3月、地元四国でRIZIN初参戦。横山武司を1R54秒パウンド葬で、5戦全初回KO勝利。RIZIN2戦目にしてメインイベントで元王者ケラモフ戦に抜擢。コントロールやチョークに苦しみ判定で初黒星を喫したが、組みを凌ぎ、また得意の打撃を光らせたことでさらに評価を上げる結果となった。  1R、サウスポー構えの摩嶋に、オーソの木村。グローブタッチ。中央を取る木村。右フック、左アッパーをもらいながらも摩嶋はダブルレッグ、切る木村にさらにダブルレッグを2度、3度目で尻を着かせると立つ木村をボディロックテイクダウン。再三立つ木村のバックに回り崩して、ついに右足をかける。ケージづたいに左手首を持つ摩嶋。  左足もかけて両足をフックすると前のめりになって木村の身体を伸ばそうとする。座ったまま崩れない木村に背後からパンチを入れて、フェイスロック、さらにリアネイキドチョークへ。入れさせない木村は片ヒザ立ちのまま凌ぐ。アタックを続けてテイクダウンして削った摩嶋。木村は2R勝負もスタミナを使ったのはどちらか。  2R、中央を取るのは摩嶋。木村は左アッパーも足が出ない。摩嶋は右前手フックからの最初の組み。切った木村だが、2度目のアタックで尻を着かせて、抜けようとする木村を1Rより早くバックを奪取。  バックマウントから木村の振り向き際に肩固めを狙う摩嶋。簡単に正対できない木村に、摩嶋はバックから木村の左腕を巻き込んでの4の字ロックから、左腕でアゴに細かいパンチでアゴを開けさせて、左腕を喉下に。パームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。  テイクダウンからはしっかり削って最後に極めた摩嶋は「今日は、初めて子供2人、見に来てくれているので、強いパパを見せられてよかったです。会社の後輩も来ています、仲間も。いまは全国でも応援されていますし、前回は不甲斐ない試合をしてしまいましたが、ちょっと強くなった試合を見せることが出来ました。12月は(ジム代表の)毛利さんも(TORAOで宇野薫戦)試合をするので注目してください」と語った(※試合後インタビュー全文)。 [nextpage] ▼50kg契約 5分3R〇ケイト・ロータス(フリー)9勝7敗[判定3-0]×イ・ボミ(韓国/SSMA上昇道場)3勝1敗  ケイトは20年12月、DEEP JEWELSでプロデビュー。RIZINには24年7月に初参戦、RENAを相手に善戦するも2RにTKOで敗れ涙を流した。25年5月、初の海外試合となったRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝利。9月、DEEPで富松恵美に打撃技術の差を見せ、パウンドTKO勝利で、現在3連勝中。勝利後のマイクで神戸大会参戦をアピールしていた。 ボミは上組みでの投げを得意とし、そこからの極めや強烈なパウンドでの高いフィニッシュ力を持つ、プロ3戦全勝オールフィニッシュのアグレッシブファイター。16歳でMMAを始め、24年アジア選手権銀メダルの実績を持つ。ROAD FCを主戦場とし、24年8月のプロデビュー戦ではリアネイキドチョーク、25年6月の2戦目では2Rに猛烈なヒジを浴びせてパウンドアウト。9月にはあー子を相手に、2R得意の投げから鉄槌とヒジでレフェリーストップTKO勝利を挙げている。  1R、サウスポー構えのケイト。オーソのイ・ボミ。右前手、左インローを突くケイト。イ・ボミも右を返すが、左右にステップを踏むケイトは左ハイをヒット! 左インローも。  それでも前に出るイ・ボミは右のバックフィスト。しかし、ケイトはその入りに右フックを当てると、前蹴り、右関節蹴り、左を上下に突いてゴング。ケイトは打撃戦で行く構えか。  2R、強引に詰めてダーティボクシングを突くケイト。イ・ボミの入りに前蹴り、テンカオを当てるが、下がらないイ・ボミ。右を当てるケイト。さらに右に出て左をヒット。相打ち覚悟で右を突くイ・ボミ。ケイトのマウスピースが飛ぶ。  左の外足を取るイ・ボミに、左に回されるケイト。左ハイを当てるが、前に出るのはイ・ボミ。左で差して投げるが、ケイトもすぐに立ち上がり。近づくイ・ボミに右で差して組むケイトは左ヒザ。小手巻くイ・ボミ。離れるケイトに間合いを詰め続けるイ・ボミ。  3R、額の中央が内出血で腫れるイ・ボミ。ゴングと同時に詰めてケイトを下げさせる。しかし、そこにテンカオを突くケイト。当てられても前に出るイ・ボミは左右の連打。金網背に嫌がる表情を見せたケイトだが、右ヒジを当てる。イ・ボミのバックフィストをかわしたケイトは組んで左右ヒジ。ケイトはヒザを腹に突き、ボディ打ち、嫌ったイ・ボミにさらに前蹴りを腹に突く。  スーパーマンパンチで前に出るケイト。しかし被弾しながらもイ・ボミはケージから押し戻して左右で前に。ゴング。  判定は3-0でケイトが勝利。下がらないイ・ボミを相手に巧みに上下に打ち分け、4連勝をマークした。  試合後、ケイトは「判定なんでマイクは(無し)、と思ったんですが」と語ると、ビジョンに恩師が映し出されて涙。「今日、会場に一番お世話になった柔道部の先生が来てくれて、KOして、中学で柔道を中途半端になったことを謝りたかったんですが、もっと強くなって会いにくるので、今度は中途半端に辞めず、自分が心までやりきったというところまで頑張ります。すいません、中途半端な試合で」と語った。 [nextpage] 【休憩】 ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R×宇佐美正パトリック(Battle-Box)8勝6敗[3R 1分33秒 ヒザ十字]〇桜庭大世(サクラバファミリア)3勝1敗  1R、サウスポー構えの桜庭は左ミドルから。レベルチェンジを見せて左ミドル。右の飛び込みには宇佐美が左を狙う。左ローを突く桜庭。頭を下げて見せながら左をハイ。宇佐美が中に入ると、桜庭は左ロー。しかし「ボコッ」と音がしてローブローに。中断。  桜庭に「注意」で再開。右ローの桜庭。右前蹴りで前に出る宇佐美。桜庭の右前手が開いていると指摘。左インローから足首を触りに行くが切る宇佐美。跳びヒザで前に。さばく桜庭はワンツーの右を振る。さらに父譲りのヒザ着きローシングルも宇佐美は切る。  左ハイを狙う桜庭。宇佐美の入りに長い左を先に当てる! しかし消しの右で前に出る宇佐美。右前蹴りも見せる。桜庭のローシングルを切ってすぐに前蹴りを狙う宇佐美。ゴング。  2R、いったん沈みながら左ハイを狙う桜庭。宇佐美は右で前進も触られることを警戒。バックフィストで後ろについた宇佐美に桜庭はサクラバロックから腕十字狙いへ! 回って外して立つ宇佐美。すぐに右を振って追う桜庭。  サークリングの宇佐美は右を当てる。桜庭の左をスリッピングアウェーでずらす宇佐美。右ボディから左フックに繋ぐ。それはかわして桜庭だが、桜庭の入りに左ボディは宇佐美! 桜庭は左の蹴りも、そこに宇佐美は右ロー。ローブローに。中断。  再開。左ミドルの桜庭は左右詰めて組んで払い腰狙いも宇佐美がトップに。下の桜庭は腕十字を狙う。  3R、サウスポー構えの桜庭は左ミドルの連打から。さらに左のスーパーマンパンチで飛び込み、ワンツーの左。さらに踏み込みに宇佐美は右ボディ打ちを返すが、桜庭はダブルレッグテイクダウン。  これをギロチンスイープで跳ね上げて返そうとした宇佐美だが、頭を抜いた桜庭はトップに。下の宇佐美の三角絞め狙いをかわしてサッカーキック。さらにパウンドに三角を狙おうとした宇佐美の足をかつぎパス狙いから、一転、自ら座り込んで宇佐美の右足を左脇に挟んでストレートフットロック(アキレス腱固め)へ。宇佐美の足が抜けると、桜庭は右足を右脇に抱え直して、左足で外がけ4の字のサドルロックへ。  ヒザ上でがっちり組んで内ヒールのセットアップの体勢だが、宇佐美のかかとが抜けると、桜庭は右足を両手で胸に抱えて4の字を解除した股下で右足を挟んでヒザ十字へ! 宇佐美は「あー」っ悲鳴を上げてタップした。  サドルから流行りのヒールフックにこだわるのではなく、父譲りのアキレス腱固めからヒザ十字に切り替えて極めた桜庭は、「関西の皆さん、こんばんは、桜庭大世です。“親の七光り”と言われてそのまま──話が長くなりそうなんで──これからもっと練習頑張っていくんで、言いたいことたくさんあるんですけど、忘れて覚えてないです。今日、たくさん遊んで帰りたいと思います」と笑顔で語った(※試合後インタビュー全文)。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R×中島太一(ロータス世田谷)19勝14敗1分[1R 1分49秒 KO]〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)19勝8敗1分  1R、サウスポー構えの後藤にオーソの中島は右ミドル。左インローの後藤。中島はローシングルも切る後藤。左ハイをガード上に突く後藤はさらに左ミドル。腕を殺される中島も右ミドルを蹴り返し。後藤の左フックに腰が落ちた中島!  打ち合いに応じる中島、右ローを打つが、片足になったところに後藤はさらに左でダウンを奪うと、足を手繰りに来た中島をスプロール。切って立って中島の立ち上がりに左を当ててさらにダウンを奪うと、パウンドに行かずもレフェリーが間に入った。  試合後、後藤は「自分、ここまでずっとTRIBEで長南さんに育ててもらってここまできました。バンタム級に長南選手の教えを受けたバンタム級選手がもう一人います。安藤選手、必ずそこまで行くので待っていてください」と、RIZIN2連勝中で元同門の安藤達也をコールアウトした。中島は担架に乗ってケージを後に。試合後、Xで引退を表明したが……。 [nextpage] ▼100.0kg契約 5分3R〇貴賢神(フリー)3勝4敗[1R 1分10秒 TKO] ※パウンド×MAX吉田(TEAM岡見)0勝1敗  1R、ともにオーソドックス構え。吉田は左ジャブ。左フックで前に出るが、貴賢神は左ローの打ち終わりに右を打ち込み、左から右でダウンを奪いパウンド。ハーフの吉田にヒジを連打で、レフェリーが間に入った。  試合後、ケージサイドのシナ・カリミアンを挑発した貴賢神は、「これで満足いかないんで年末も戦わせていただければと思います」と語った。 [nextpage] ▼62kg契約 5分3R〇金太郎(アメリカン・トップチーム)16勝15敗2分[1R 1分34秒 外ヒールフック]×リ・ユンフォン(恩波格斗クラブ)12勝7敗  1R、ともにサウスポー構え。左カーフから入る金太郎。さらに左ロー。圧力をかけるリ・ユンフォンに左ロー。そこに合わせてシングルレッグテイクダウンのリ・ユンフォン。左で差してスイープ狙いも残したリ・ユンフォン。金太郎は潜りから右足を手繰りサドル、外ヒールを極めてタップを奪った。  マサカリヒールで斬って落とした金太郎は「久々に勝ちました。ありがとうございます。勝つまでやってよかったです。普段から応援してくれる家族、ATT、稲垣組に感謝します。もうちょっと頑張っていろいろ伸ばしていくんで応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R×雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)13勝6敗[1R 1分00秒 ダースチョーク]〇ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)10勝1敗  1R、サウスポー構えのズマガジー。オーソのヤン坊。中央を取りプレッシャーをかけるズマガジーに右で飛び込むヤン坊だが押し戻せず。間合いをコントロールする圧力のズマガジーは左ハイ! ダウンしたヤン坊に高速パウンド。ヤン坊の立ち際に脇差しがぶりから首を下げさせてダースチョーク! ケージに押し付けて極めた。  60秒、秒殺一本勝ち。「RIZIN、戦うチャンス力を見せるチャンスをありがとう。ここにチャンピオンになるために来ました。応援をよろしくお願いします。私の名前を覚えてください」と、ヌルハン・ズマガジーはマイクで語った。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R〇鹿志村仁之介(BatlleBox)10勝5敗[判定3-0]×安井飛馬(JAPAN TOP TEAM)3勝1敗  1R、サウスポー構えの鹿志村にオーソの安井。じりじり圧力をかける鹿志村は左インロー。安井のワンツーはバックステップでかわすが、安井は三日月蹴り。シングルレッグの鹿志村に、片足立ちで残す安井。ケージに詰めて両脇差してクラッチした鹿志村は投げも、際で上は安井。左小手巻き右でパンチ。ともに立ち上がり。  ボディロックテイクダウンの鹿志村に強い右小手の安井。鹿志村はバックに回るが両足はかからず、中腰で前に落とす安井。下の鹿志村はオモプラッタで前に回してトップ。腕十字に。持ち上げスラムの安井に腕を巻き込む鹿志村、またいで脇を蹴って安井はヒジを抜いてトップに。右のパウンド。ゴング。安井の左腕のダメージ、力を使った鹿志村のスタミナはいかに?  2R、中央を取る鹿志村。慎重な立ち上がり。右オーバーハンドの安井。かわす鹿志村。安井は左ジャブを突く。右ストレートの鹿志村。フェイントの安井。そこに反応する鹿志村。インローの鹿志村に安井は右を突く。ともにスタミナ温存の2R。  3R、先にジャブの鹿志村。安井もインロー。ワンツーを突くが、そこにダブルレッグテイクダウンの鹿志村。ハーフから背中を着かせて右で脇差しケンケンでパス狙い。背中を見せて立とうとする安井にバックについて足を巻きたい鹿志村。1R同様に、前に落とそうとする安井は足をかけさせず。セコンドのダブルアンダーの声も脇をさせず落ちる鹿志村。  トップの安井は足に蹴り。ブレーク。スタンド。左ローの鹿志村。互いに右を伸ばす。安井の右から左をかわす鹿志村は、左を振ってシングルレッグも深追いせず。  残り1分。インローから足をすくいにいく鹿志村に右アッパーを狙う安井。右から左で前に出て鹿志村は右にサークリング。ゴング。  判定は3-0で腕十字でニアフィニッシュの鹿志村が勝利。打撃でジェネラルシップの安井は決定打を打てず。鹿志村が無敗の安井に土をつけた。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇キ・ウォンビン(韓国)21勝3敗[判定3-0]キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)11勝7敗  1R、サウスポー構えで左インローから入るキャプテンに、ウォンビンは左を効かせる。キャプテンはシングルレッグでテイクダウンも、バックにつこうとするウォンビンは、奥手首をコントロール。サイドコントロールからパウンドのウォンビン。  仰向けになりガードのキャプテンの足の手繰りに離れるウォンビン。ブレーク。スタンドに。左を突いて払い腰テイクダウンのキャプテン。しかし綺麗に投げるも際で上はウォンビン。ハーフのキャプテンにヒジを落としてゴング。  2R、サウスポー構えから左を振り飛び込むキャプテンにかわすウォンビン。右前蹴りからワンツーでダウンを奪うウォンビン!  ハーフで潜ろうとするキャプテンに左ヒジを落とすウォンビン。蹴り上げ放すキャプテン。スタンドから再びシングルレッグのキャプテンを切ったウォンビンはバックに。両足をかけて首を狙うが、正対したキャプテンが上に!  左で差して右足を挟んで、左足首を掴んで引き寄せるキャプテン。ウォンビンは座りながら右でオーバーフックも展開作れずゴング。  3R、シングルレッグのキャプテンにタックル返しのウォンビン。バックの奪い合いから、キャプテンはオモプラッタから左足首を掴んでトーホールドも。抜いてトップはウォンビン。鉄槌を落として離れる。  遠間からシングルレッグのキャプテンに、足首をつかまれながらもサイドバック、クルスフィックス狙い。巻き込み前転を狙うアフリカにウォンビンは巻き込まれずにサイドバックから鉄槌。足を手繰ろうとするキャプテンだが引き寄せられず。ゴング。判定3-0でウォンビンが勝利。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R〇トニー・ララミー(Maximum training centre)11勝3敗[判定3-0]×山内 渉(FIGHT FARM)8勝3敗※山内渉が300g体重超過。20%の減点で試合実施。山内勝利の場合はノーコンテスト  1R、山内の体重超過により、ノーコンテストルール。最後の300gを落とせなかった山内のコンディションはいかに。ともにオーソドックス構え。左インロー、左ハイと左の蹴りから入る山内。詰めるララミーに左右にステップして左の蹴り。ララミーは右カーフを返す。  右前蹴りを見せた山内。ララミーの踏み込みにローで崩し、左右を前足に突く。ローシングルでつかんでテイクダウンしたララミーにケージ背に立つ山内。しかし、ララミーはボディロックして小外がけテイクダウン。山内の立ち際にボディロック。金網背に正対した山内。しかし、シングルレッグで引き出すララミー。  すぐにケージに戻る山内は立ち上がり。首相撲ヒザのララミー。離れた山内が右ロー。さらに右フック。ララミーも左フックを返すと、山内は右ハイをガード上に突いてゴング。  2R、ワンツー、跳びヒザから右を突く山内に、ララミーはシングルレッグテイクダウン! 左で差して背中を着かせるララミーは、右で差して大内刈。それを小手巻き内股で返そうとする山内、しかし、際で上はララミー。  ハーフから山内に背中をつかせて細かいパウンド。山内はブリッジでいったん上体を立てるが、剥がして寝かせて腰を抱くララミー。  左で枕で右脇差しからパウンド。その空間で立とうとする山内を再び寝かせてゴング。  3Rも先に組むのはララミー。シングルレッグでテイクダウンすると、ケージで立つ山内を中央にテイクダウン。金網に移動して上体を立てる山内。腰を抱くララミーは山内の立ち際にボディロックテイクダウン。  金網背に座ってから立つ山内。いったん離れて右アッパー、左も追いかけてきたところにダブルレッグテイクダウン! ハーフからパウンド。山内が上体を上げると、ヒザ!  ゴングにララミーは、マットに寝転んで余裕の雄たけびをあげた。RIZINでレスリングの新たな引き出しを開けてみせたララミーが判定3-0で勝利した。 [nextpage] ▼RIZINキックボクシングルール 51.0kg 3分3R〇KING陸斗(ROYAL KINGS)[1R 2分05秒 KO]※3ノックダウン×水野夢斗(TEAM TEPPEN)  RISEランカー同士、18歳同士の対決。両者ともサウスポー。  1R、水野はローから左ストレート、陸斗が左右フックでラッシュを仕掛け、右ボディを叩いてダウンを奪う。 さらにラッシュをかける陸斗が連打でダウンを追加。猛然と襲い掛かる陸斗に水野はタックル気味に組み付く。しかし、ケージに追い込まれて左右フックを浴び、左フックで3度目のダウン。陸斗が速攻勝負でKO勝ちを飾り、会場を温めた。  マイクを持った陸斗は「どうですか、面白かったですか。こうやって地元で大きいRIZINに立たされ頂いでありがとうございます。自分はもっともっと強くなって格闘技界の顔になっていけるように頑張っていくので注目と応援をお願いします。まずRISEのチャンピオンになります」と、仲間たちの大声援に応えた。 [nextpage] 【オープニングファイト】 ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分2R〇NOEL(DELiGHTWORKS)3勝2敗[2R 2分26秒 腕十字]×海咲イルカ(リバーサルジム立川ALPHA)※須田美咲 2勝1敗  1R、ともにオーソドックス構え。右を当てて組んだNOELはケージまでドライブ。金網背にヒザを突く海咲は頭を剥がす。左で差して押し込むが右小手の海咲はヒジ・ヒザ。  いったん離れるNOELにワンツーの海咲。しかしNOELダブルレッグでケージまで押し込みテイクダウン。ハーフから座る海咲の奥手を手繰るが、海咲は右小手でケージ背に立ち上がり。海咲がボディロックから崩してトップに。下のNOELは蹴り上げ。そこに海咲はパウンドで飛び込みゴング。  2R、ワンツースリーで飛び込む海咲に、ワンツーの右を伸ばすNOELの右ストレートがヒットする。下がらせたNOELはダブルレッグ。差し上げて脇を差して投げる海咲だが、際でトップはNOEL。マウントから一気に腕十字へ。いったんは上の足を顔から外した海咲だが、NOELは再び両足をかけて絞り、腕十字でタップを奪った。 「前回、須田選手に人生初の一本負けしてそっから一生懸命練習してきました。勝てて良かったです。また応援よろしくお願いします」と語り、セコンドの大塚隆史、万智らと熱いハグをかわした。 [nextpage] ▼RIZIN キックボクシングルール 57.0kg 3分3R〇赤平大治(VERTEX)[判定3-0] ※28-27×3×翔磨(TEAM-ANOTHER)  赤平は4度目のRIZIN出場。テクニシャンタイプの翔磨と対戦する。  1R、サウスポーの翔磨に赤平は前蹴りを連打して転倒させる。カーフを蹴ろうとする翔磨だが空振り、そこへ赤平が左右フック。翔磨のカーフにパンチを合わせていく赤平が右ストレートでダウンを奪う。一気に前へ出て左右フックを連打する赤平が左フックでダウンを追加。右ストレートから思い切り左フックを振る赤平がトドメを差しに行ったが、翔磨も右ストレートで応戦。  2R、赤平が右の三日月蹴り、翔磨は左ミドルを蹴り返す。赤平は右ストレートから右ボディストレート、さらに右の前蹴り。翔磨は左三日月から左フックで前へ出るが、そこへ赤平が右ストレート。左三日月を蹴りながら前へ出ていく翔磨に赤平は下がる。しかし、その三日月が赤平の急所を直撃、倒れてしまう。再開後、前へ出る翔磨が左ストレート、右フック。  3Rも翔磨が前へ出ていき、左三日月を蹴ってパンチにつなぎで行く。下がる赤平は苦しい展開に。さらに右ボディを2発打つ翔磨。赤平が右ストレートで猛然と前に出ていくが、翔磨は左右の三日月を蹴り、右ボディを打つ。翔磨は左目上から流血するが、攻めの手を休めない。追い込まれる赤平は翔磨のパンチをかわすことに専念。翔磨は最後まで諦めずパンチで倒しに行った。  追い上げはされたものの、2度のダウンを奪った赤平が判定3-0で勝利した。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分2R〇宮川日向(SMOKER GYM)6勝7敗[1R 1分52秒 TKO]※右フック×MG眞介(reversal gym osaka anne)11勝11敗  MG眞介のMGはマシンガンの略。宮川は萩原京平の後輩にあたる。  1R、宮川は伸びるジャブを放って行く。眞介の右カーフに右フックを合わせに行く宮川。上下に動いてのフェイントからワンツーを打つ宮川はさらに右ストレート。前に出る眞介が打ち合いに行き宮川にケージを背負わせるが、宮川が打ち返して前へ出ての右フックを叩き込み、眞介がダウン。パウンドで追撃したところでレフェリーがストップ。  宮川がTKO勝ちで先輩・萩原へバトンを渡した。 [nextpage] ▼RIZIN キックボクシングルール 63.0kg 3分3R×元氣(楠誠会館)[判定0-3]※25-30×3〇林 眞平(SOLARE KICKBOXING GYM)  元氣は3年半ぶりの試合。現MA日本キックボクシング連盟の代表でもある。かつて一緒に練習していた林と対戦。  1R、林が右ストレートで先制、サウスポーの元氣はジャブ。ワンツーを打つ林に、元氣は左右フックを打つ。右へ回り込む元氣はジャブと左ストレート、林はワンツーから右ミドルやヒザにつなぐ。右フックをヒットさせる元氣。  2R、林は左右フックからヒザ、さらにヒザ。元氣は左右フックで前へ出ようとしたが、そこに林が右ストレートを合わせてダウンを奪う。アグレッシブに攻める元氣だが、林は的確にパンチを当てる。ラウンド終盤には足を止めての打ち合いになり、元氣が左右フックを回転させたが、林が右を当てる。  3R、元氣が右フックで前へ出ていくが、林は走ってケージ伝いに離れる。林はカウンター狙いか、下がって待ち構える。そこへ元氣がサイドキックを顔面へ当てる。ケージを背負った元氣も左ストレートと右フック。元氣は左ボディストレートも打ち込む。元氣の左ストレートが林の顔面を捉える。下がる逃げ切り態勢の林に「来いや!」と両手を広げる元氣は打ち合いを仕掛けるが、林が右ストレートでダウンを奪った。  判定3-0で2度のダウンを奪った林が勝ち名乗りを受けた。 [nextpage] ▼RIZINキックボクシングルール 51.0kg契約 3分3R×みいちゃんレンジャージム(レンジャージム)2勝1敗[判定0-3]※26-30×3〇伊藤菜の花(VALIENTE)1勝  17歳のJKファイター・伊藤はプロデビュー戦。みいちゃんはモデル・女優・母ファイターで2戦全勝。  1R、前に出るみいちゃんがワンツー、伊藤もワンツーで打ち合い、伊藤が打ちながら前へ出ていく。左フック、右ストレートで圧倒して右ストレートダウンを奪う。両者は再び打ち合い、伊藤のワンツー連打がみいちゃんの顔面を捉える。しかし、このラッシュで疲れたか手数が減りみいちゃんが逆襲。伊藤が打たれる場面もあったが再び伊藤がワンツーの連打で前へ出ていく。両者かなりの疲労が見える。  2R、息を吹き返したみいちゃんがローとワンツーで前へ出るが、伊藤がすぐに右ストレートで前へ出る。ボディへも一発。みいちゃんも右で応戦するが、伊藤の右を何度も被弾。ならばとみいちゃんはヒザを突き刺す。伊藤のワンツー連打をもらうみいちゃんはミドルで対抗。  3R、伊藤が飛び込んでのワンツー、さらに右ストレートをヒットさせていく。さらに左ボディも。みいちゃんはつかみに行く。ワンツーに顔をそむけるみいちゃんへ左ボディ。飛び込んでの左ボディ、左フックを打つ伊藤。みいちゃんは声を上げながら気迫で右を打つが、伊藤の左フック、右ストレートをもらう。  判定3-0で伊藤がデビュー戦を白星で飾った。
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