▼第8試合 フェザー級(66kg)5分3R
×フアン・アーチュレッタ(米国) 68.90kg ※2.9kg体重超過
[1R 3分12秒 腕十字]
〇ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)65.35kg ※インタビュー
※アーチュレッタの勝利は記録せず。シェイドゥラエフが負けるか引き分けの場合はノーコンテスト。アーチュレッタは減点50%で試合。
アーチュレッタは、大みそかの朝倉海戦、6月のクレベル・コイケ戦での2連敗からの再起戦。
11連勝中のシェイドゥラエフは、2024年6月のRIZINデビュー戦で武田光司を1R リアネイキドチョークで極めて以来、3カ月ぶりの試合となる。
王者・鈴木千裕を頂点となるフェザー級戦線で、海外勢は、元王者のヴガール・ケラモフを筆頭に、アーチュレッタvs.シェイドゥラエフ、ビクター・コレスニック、カルシャガ・ダウトベック(※vs.木下カラテ=9.29『RIZIN.48』)、イルホム・ノジモフと群雄割拠となっている。
日本を主戦場としようとする“黒船サバイバルマッチ”で、35戦のキャリアを持つアーチュレッタにとって“絶対に負けられない”試合であり、いきなり元RIZIN&Bellatorバンタム級王者を相手に、篩に掛けられるシェイドゥラエフは、それほど評価されているともいえる
ともにバンタム級からフェザー級に上げた者同士。NCAAディビジョン1ベースのMMAレスラーのアーチュレッタと、中央アジア・コーカサスレスリングをベースに、階級を下げて来たグレコの猛者・武田をレスリングで圧倒したシェイドゥラエフの戦いは、勝者が王座戦線に名乗りを上げるビッグカードだ。
しかし、アーチュレッタが前日計量で2.9kg体重超過。試合は、アーチュレッタの勝利の場合は記録せず。シェイドゥラエフが負けるか引き分けの場合はノーコンテスト。アーチュレッタは減点50%スタートで試合に臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。先にシェイドゥラエフが右ロー。左アッパー。詰めるシェイドゥラエフは右から左でコーナーに詰めるが、組んだアーチュレッタが小手に巻いて投げるが、ともに同体で残し、トップを奪うのはシェイドゥラエフ。
サイドを取ると、背中を見せて立とうとするアーチュレッタのバックに。腕十字に移行し、アーチュレッタの顔に足をかけ直すと肩抜き後転で裏十字をうつ伏せになって極めた。
プロ戦績を12戦無敗としたシェイドゥラエフは、「皆さん、私はRIZINのなかでトップを目指したいと思います。鈴木選手と対戦したいと思います。日本には素晴らしい選手がたくさんいます。文田(健一郎)も。私とやりたいという選手とは誰とでもやります」と、王者・鈴木千裕との対戦を希望。
解説席の鈴木は、「ドンと構えるだけ。(シェイドゥラエフは)すごい強い。リスペクトを持って、やるなら正々堂々と戦いたいと思います」と語った。