▼第8試合 フェザー級 ムエタイ 3分3R
〇シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
[判定3-0]
×ジミー・ビエノ(フランス)
シャドウはラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者。同タイトルは2022年2月にフリオ・ロボと王座決定戦を行って勝利し、手にしたもの。2022年にはラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)のウェルター級リーグ戦で優勝。2024年2月のFriday Fightsに注目の初参戦を果たしたが、マムカ・ウスビャンに判定負けを喫した。4月はエリック・ヘアーにダウン寸前まで追い込まれるも、右ハイキックで逆転TKO勝ち。
ビエノはアマチュアムエタイを経て2013年にタイでプロデビュー。ペッブンチュー、シンマニーらムエタイトップファイターらとの対戦を経験し、2019年4月には外国人として4人目のルンピニースタジアム王者に就いた。2016年にはWPMF世界王座(-72.5kg)、2017年にはWBCムエタイ世界王座(-72.5kg)、2018年にはWMC世界王座も獲得するなど、フランス人ムエタイ選手としてトップの地位を築く。
ONEには2022年5月に初参戦してペットモラコットの持つONEムエタイ世界フェザー級王座に挑戦したが、判定2-1で惜敗。10月のニコラス・ラーセン戦では勝利したが、ONEにはこの試合以来の出場となる。前戦はフランスでユセフ・アソウイクに判定で敗れた。また、2021年9月にはUAEウォリアーズ22でMMAデビューも果たし、ダニエル・ドンチェンコに勝利。185cmの長身を誇る。
1R、圧をかけていくのはサウスポーのビエノ。シャドウは右ロー、右ハイを蹴るが、ビエノはスウェーでかわす。シャドウの蹴り足をキャッチしての見事なコカしも見せる。左ストレートをボディと顔面へ伸ばすビエノに、シャドウも右ストレートを返す。左ミドル、左ストレートを打つビエノにシャドウも右ストレートを返す。
2Rになるとシャドウが前へ出ていき、右ミドルをヒットさせていく。ワンツーを返すビエノだが、すぐにシャドウが右ミドルでビエノの腕を蹴る。さらに左フックから右ストレート、右縦ヒジを打つシャドウ。前へ出るシャドウにビエノも下がらずヒジを打ち合う。
シャドウの強烈な左ヒジがヒット、すかさず左ストレートを打つシャドウ。どんどん前へ出て首相撲を混ぜながら左ヒジを当てていくシャドウにビエノは下がる。首相撲に疲れを見せるビエノにシャドウは右ボディストレートを突き刺す。シャドウの右ボディストレートに身体をくの字にさせるビエノ。
3R、ビエノのワンツーにシャドウが右ストレートを返すとこれがクリーンヒット。大きく後退するビエノにシャドウが詰め、右ボディストレートとヒジ、さらに首相撲で削る。
ブレイクになるとすぐに前へ出て首相撲&ヒジで攻めるシャドウ。左ボディからの右ストレート、さらにヒジで前へ出るシャドウにビエノもワンツーを返すが力が感じられない。完全に疲労したビエノにシャドウは前へ出て左右ミドル、右ストレート、そして首相撲。