▼第3試合 キャッチウェイト(132LBS)キックボクシング 3分3R
×ラン・シャンテン
[判定0-3]
〇坂口魁斗(立志會館)
魁斗こと坂口は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されているシュートボクシングのテクニシャン。2020年2月に笠原友希に惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録していた。同年11月には兼田将暉にRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで勝利、2021年7月には門口佳佑からも勝利を奪った。同年10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得すると、RISEで梅井泰成、安本晴翔をも破り2023年10月に門口とRISEフェザー級タイトルマッチで対戦したが判定で敗れた。前戦は元Krush王者の新美貴士とドロー。戦績は14勝(1KO)4敗1分。
シャンテンは2020年GLORY OF HEROES -57kg級トーナメント優勝、2021年WLF武林風-57.5kg級トーナメント準優勝、2023年中国キックボクシング選手権-57kg級第3位などの実績を持ち、2023年12月のK-1に初来日。金子晃大と対戦し、判定負けも善戦した。
1R、好戦的に前へ出てきてワンツーを打つシャンテンに坂口はジャブで迎え撃つ。互いに右カーフを蹴り、パンチにつなぐ。シャンテンはインファイトを仕掛けて至近距離で左右フックを回転。坂口もコンビネーションとテンカオで迎え撃つ。シャンテンはかなり荒々しく左フックを打ってから左右を回転、坂口もジャブを当てて右ストレート、左フックもヒットさせた。
2Rもワンツー、左フックで攻める坂口はシャンテンの前進に合わせてテンカオを突き刺していく。ジャブと右ストレートで距離をとる坂口だが、シャンテンの左インローを急所にもらってうずくまる。再開後、次々と右テンカオを突き刺していく坂口。シャンテンも思い切り左右フック、左ボディを叩きつけてくる。
至近距離での打ち合いで右ストレート、右フック、左ボディの坂口。右ストレートからの左フックでシャンテンの頭が跳ね上がると、攻勢を仕掛ける坂口はスーパーマンパンチもヒットさせる。さらも右カーフでシャンテンが大きくよろめくと右カーフを連打する。
3R、シャンテンはサウスポーになり、左ミドルを連打。しかし、オーソドックスに戻るとすかさず坂口がヒザ蹴り、右カーフ。シャンテンはバックハンドブローを放つが空振り。坂口が左フックの連打から右カーフ、シャンテンは大きくよろめくが倒れない。右ストレートで逆襲するシャンテンに坂口はワンツーから左ボディ。さらに右ストレートから左ヒザ。右フックやストレートも何度もクリーンヒットさせる坂口だが、シャンテンは最後まで耐え抜いた。