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【RIZIN】サトシが中村K太郎に右ハイでダウン奪いTKO勝ち、フェザー級転向の武田光司が萩原京平をドミネート、井上直樹が佐藤将光に判定勝ち、RENAがシン・ユリに勝利、柴田MONKEYがアーセンにヒザ十字極める、金太郎が4連敗から再起、久保が元ONE高橋に競り勝つ、ブアカーオが木村ミノルをKO!

2024/03/23 12:03

▼第2試合 キックボクシングルール 70kg 3分3R
〇憂也(魁塾)=69.95kg
[2R 2分55秒 KO]※左アッパー

×蛇鬼将矢(テツジム)=69.95kg


 憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。2022年12月にはT-98をKOして5連勝。タイトル挑戦間近と見られていたが、2023年3月にモトヤスックに延長戦で敗れた。7月に翔真、12月にはフランクちゃんを破り連勝中。戦績は32勝(15KO)14敗3分。



 蛇鬼は地下格闘技出身で、2020年10月にNKBウェルター級王座を戴冠。2021年11月にRISE初参戦を果たし、現RISEウェルター級王者の中野椋太に2R KO負けを喫したが、2022年3月に行われた『RIZIN.34』ではこうたとダウン応酬の末にKO勝利を挙げた。2023年9月には皇治がプロデュースする『NARIAGARI』に出場して3分1Rで豊樹に判定負けした。11月の『BreakingDown 10』に初参戦すると「プロ格闘家vs.BreakingDown」の対抗戦で“Mr.BreakingDown”の異名を持つ川島悠汰をキックルールでKO。2024年2月の『BreakingDown 11』にも連続参戦し、レギュラーメンバーである外枦保尋斗に判定勝ちで2連勝をあげた。




 1R、
憂也がまず前蹴り、前に出てくる蛇鬼に右ストレート、左フック、ヒザを連続ヒットさせる。蛇鬼が入ってくるところに右ローも合わせる。ケージを背にした蛇鬼にワンツー・スリー、蛇鬼も右フックを思い切り振る。蛇鬼は“打ってこい”と自分の顎を叩くが、憂也は右カーフを蹴る。圧をかける憂也が左ボディ、右カーフ、左フック、右ストレート。蛇鬼ノーガードになって余裕を見せるが、憂也のワンツーにケージ摩で吹っ飛ぶ。さらに前へ出てくる蛇鬼に右ストレート、左フックを連続ヒットさせ、ラウンド終了間際に左三日月からの右クロスでダウンを奪う。




 2R、
憂也は右カーフ、右クロス。蛇鬼は憂也の蹴り足をつかんでフックを放つが憂也はバランスを失いながらもかわす。憂也のワンツーに蛇鬼が打ち返そうとすると憂也はカウンターのテンカオ。そして右フックでグラつかせると左フックでダウンを奪う。蛇鬼のバックハンドブローは空を切り、憂也はパンチで詰めていくが蛇鬼も執念で立ち続ける。憂也の左右フック、右ストレートで身体が大きく揺らぐ蛇鬼。アゴへのヒザで一方的になり、右ストレート、左アッパーで蛇鬼が倒れる寸前にレフェリーがストップ。




 憂也はマイクを持つと「2年ぶりのRIZIN、そして初めてのケージ、めっちゃ楽しかったです。ここは差を見せつけてKOして勝つと決めていたのでマイクで何をしゃべるか考えていて、木村ミノル戦の復帰戦をアピールしようと思っていたんですけれど、次やる木村選手とブアカーオ選手の勝者とよければやらせてください。絶対におもろい試合になるので。僕、RIZINのキックを盛り上げていきたいので注目してください」とアピールした。

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