▼第9試合 RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3R
〇RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)48.85kg
[判定3-0]
×シン・ユリ(team GENIUS)=48.60kg
レフェリー:福田正人
ジャッジ:
松宮智生
赤・RENA[D0-0 A30-0 G20-0]
橋本 貴
赤・RENA[D0-0 A30-0 G20-0]
石川喬也
赤・RENA[D0-0 A30-0 G20-0]
シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENAは、2015年大晦日のRIZINでプロMMAデビュー。怒涛の6連勝をマークも、浅倉カンナに2度敗れ、2019年6月のBellator初参戦でリンジー・ヴァンザントに一本負け。以降、ヴァンザントとの再戦含め4連勝したが2021年大晦日にパク・シウに判定負け。2022年7月にはアナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちでスーパーアトム級(49kg)トーナメント準決勝に進出したが、左眼窩内側壁を骨折し、以降のGPを無念の欠場となった。2023年4月に約10カ月ぶりの復帰戦をストロー級(52.2kg)転向も見据えて51kgでクレア・ロペスと戦ったが、膝十字に敗れている。MMA戦績は13勝6敗。
対するユリは、軍人になるために武術やキックボクシングを始めたという経歴を持ち、格闘技が好きになったため2015年からアマチュア大会に出場。2017年3月、ROAD FCにて原田志保戦でプロデビュー。同年12月には初来日し、GRACHANで沙弥子と対戦して判定負けしている。2018年1月の2度目の来日ではERIKAにパウンドでTKO勝ち。3連勝で2019年12月に日本でもお馴染みのパク・ジョンウンとROAD FCアトム級王座決定戦を行ったがTKO負け。コロナ禍を経て、2021年9月の再戦ではジョンウンを攻略し、リベンジ&王座戴冠を果たした(現在は返上)。
1R、ともにオーソドックス構え。RANAはジャブ&右ロー。そこにユリは右ストレートを狙う。長いジャブを突くユリに右カーフをこつこつ当てるRANA。左の前蹴りを狙う。
右カーフをチェックするユリ。しかしRENAはさらに右カーフ。左インロー、左ボディも。ユリは左ジャブ。詰めて首相撲を狙うユリは右ヒジ! RENAも左ヒジを返すが、RENAは左目周辺から出血。ユリの詰めに左ヒザ! 前傾になるユリはレベルチェンジから左右で前に出ると、RENAは右カウンターを打つ。
2R、止血剤で血が止まるRENA。右前蹴りを当てるユリ。しかし前手が相手に向けられ「注意」。左のユリに右クロスのRENA。さらに三日月蹴り。首相撲ヒザの詰めはユリ。ヒジも振る。離れるRENAは左三日月蹴り。
左ジャブを突くユリ。さらに右ストレート。その入りに左を当てるRENAだが、圧力をかけて右を突くユリ。突き放し左三日月を蹴るRENA。しかし、ワンツーからダブルレッグ&小外がけテイクダウンは、ユリ! ハーフからヒジ。RENAは下からキムラロックを狙うが、ユリは効いていないと手を振りアピールし、ゴング。
3R、左右で詰めて右で差して押し込むユリ。右に回り離れるRENAに詰めるユリ。そこに右クロスはRENA! しかしユリはシングルレッグへ。
そこをがぶり、ヒザを突くRENA。さらにギロチンチョークを狙うが、首を抜き右で差して押し込むユリにヒザを突くRENA。ワンツーの連打から首相撲ヒザのユリは、シングルレッグも、それをまたいで潰したRENAはユリを固定して鉄槌! ヒジ! 動けないユリは被弾。
抜けてシングルレッグからレッスルアップしたユリは、小外がけテイクダウンで上に。そこにRENAはギロチンチョークを合わせるも、ユリはサイドに出てマウントでパウンドを打つが、すぐにゴング。
RENA gets the UD win after a hard fought battle!
— RIZIN FF English (@rizin_English) March 23, 2024
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判定は3-0で、ユリのヒジに苦しみながらも、左右の前蹴り、テイクダウンの際で打撃を当てたRENAが勝利。「シン・ユリ選手、すごく強くて倒し切れないかったですが、すごく楽しい時間でした。地元の関西で戦えて、お母さん、昨日誕生日でおめでとう。産んでくれてありがとう。不甲斐ない試合でしたが、最後1、2、3、シュートでお願いします。苦しい試合でしたが、また強くなって戻ってきます!」と語った。