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レポート

【RIZIN】サトシが中村K太郎に右ハイでダウン奪いTKO勝ち、フェザー級転向の武田光司が萩原京平をドミネート、井上直樹が佐藤将光に判定勝ち、RENAがシン・ユリに勝利、柴田MONKEYがアーセンにヒザ十字極める、金太郎が4連敗から再起、久保が元ONE高橋に競り勝つ、ブアカーオが木村ミノルをKO!

2024/03/23 12:03

▼第10試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇井上直樹(キルクリフFC)=60.9kg
[判定3-0]

×佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)=61.0kg

レフェリー:豊永 稔
ジャッジ:
松宮智生
赤・井上[D0-0 A0-0 G20-0]
橋本 貴
赤・井上[D0-0 A0-0 G20-0]
石川喬也
赤・井上[D0-0 A0-0 G20-0]

 RIZINバンタム級(5分3R)で戦う井上直樹と佐藤将光の試合は、同級の次期挑戦者決定戦的な意味合いを持つ試合。



 井上は2023年5月、フアン・アーチュレッタに判定で敗れたものの、MMAの全局面で渡り合い好勝負を展開。



 対する佐藤は、修斗王者、ONE参戦を経て2023年10月にRIZINに初参戦すると、太田忍に判定勝利している。




 1R、
ともにオーソドックス構え。先に詰める井上。佐藤は左右にステップし、ともに右カーフも空ぶり。右ストレートで飛び込む佐藤。圧力をかけていく井上は半身気味にワンツー、佐藤は正面立ちで左の蹴り。さらに左右にステップを踏んでゆさぶりをかける。




 押し戻す井上は右をかすめる。佐藤の右カーフはまだ遠い。井上は左ボディ、右三日月蹴り、さらに右ストレート! 頭をずらす佐藤だが、レベルチェンジの組みはフェイント。右ミドルハイをガード上に突き。的を絞らせず頭を振る佐藤。前に出て左の蹴りは空振りの佐藤。井上はヒザを突く。




 2R、
佐藤から詰めるとマットに手を着いてのかかと蹴りをみせるが、スピーディにそこに詰める井上は右カーフ。しかし追う佐藤は両差しから、左足をかけるが、たすきにはならずネルソンに。脇を潜る形の井上は一気に正対して浴びせ倒して上に。ここは佐藤もすぐに立つ。



 佐藤の詰めに細かくバックステップする井上。逆に圧力をかけて、出入り。右ストレート。佐藤はワンツーえ詰めて右の蹴りに繋ぐがかわす井上。左インロー。しかし追う佐藤が左奥足ロー。飛び込みに右ヒザを突くが、そこを佐藤が詰めてゴング。



 3R、
中央に出て井上に、押し戻す佐藤は右前蹴り。左ミドル。これをさばく井上のワンツーは佐藤もかわす。右ハイの井上。ブロックする佐藤は捕まえに右を振るが、そこに井上はワンツー。




 左ボディブローで走る佐藤。左フックを突く井上。頭を振って入る佐藤にカウンターのダブルレッグテイクダウン! そこに下からストレートアームバーを狙う佐藤だが極めさせない井上。絶妙な押さえ込みに、佐藤はハーフから二重がらみ。井上は肩固めも狙いつつ脇腹にパンチ。左手を側頭部にあてて肩固めを防ぐ佐藤は、極まっていないと手を振る。



 ゴング。井上をハグした佐藤は井上の手を挙げる。判定は3-0でスピーディーな打撃、2Rの組み際で上に。さらに最終回にテイクダウンも決めた井上が3-0で勝利。



 試合後、井上は「自分の技術を活かした試合をしたかったですけど、佐藤選手は技術があって難しかったです」と語ると、「今回、勝ったんで、誰か僕にいい相手をしてくれる人、誰か分かりますか? もし、判定という結果ではありますが、いいんじゃないですか、チャンピオンシップ、榊原社長。そして皆さんの声もあると実現すると思うので、宜しくお願い致します!」と、バンタム級王者の朝倉海との対戦をアピールした。

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