▼第7試合 Heavyweight Grand Prix準決勝1 3分3R
〇レヴィ・リグターズ(オランダ/GLORY世界ヘビー級2位)=112.9kg
判定5-0 ※48-47×5
×バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン/GLORY世界ヘビー級7位)=99.3kg
※リグターズが決勝戦へ進出。
1回戦でウク・ユルジェンダルに先制のダウンを奪われながらも逆転KOに成功したリグターズと、元ヘビー級暫定王者タリク・"クッキー"・オサロを破ったラジャブザデの準決勝。
1R、17cmの身長差をものともせず、ラジャブザデはスピードを活かしてのワンツーから飛びヒザ蹴り。さらに回転の速い左右フック。リグターズはジャブと右ロー。リグターズの飛びヒザ蹴りが胸元にヒットし、バランスを崩したラジャブザデが転倒してこれがダウンに。ラジャブザデは両手を広げて肩をすくめ、抗議するが受け入れられず試合続行。両者とも急に見合いとなったが、リグターズが右ストレートを放つとすぐにラジャブザデが左右フックを回転させる。右カーフを蹴るラジャブザデ。リグターズのインローがローブローとなるが、ラジャブザデの方にブーイングが浴びせられる。
2R、リグターズが二段跳び蹴りを顔面にヒット。ラジャブザデは左右フックを回転させるが、リグターズの顔の手前で空を切る。ラジャブザデが懐に入り込むと、リグターズは首相撲からのヒザ蹴りに捉える。かと思えば思い切り右フックを振り抜く。
3R、もう後がないラジャブザデは左右フックを回転させるがクリーンヒットは奪えない。リグターズはジャブ、右ストレート。リグターズはブロックを固めて無理して打ち合わない。ラジャブザデが入り込むとクリンチ。しかし、そのクリンチを振りほどくようなラジャブザデの右フックがヒット。リグターズがフラつき、ラジャブザデが距離を詰めて右フックを打っていく。明らかに息が苦しそうなリグターズ。ラジャブザデは距離を詰めて左右連打からボディへの飛びヒザ蹴り。これでリグターズが転倒し、立ち上がるのが遅れたためダウンがコールされる。リグターズが立ち上がったところで試合終了。
判定は5-0でリグターズが勝利も、場内にはブーイングが渦巻く。ラジャブザデがコーナーに登って勝利をアピールすると逆に大歓声が沸き起こる。地元でのブーイングに戸惑いながらも、リグターズは「タフな試合だった。俺が2Rとって俺の勝ちだ」とアピールした。