▼第2試合 Heavyweight Grand Prix1回戦第1試合 3分3R
〇レヴィ・リグターズ(オランダ/GLORY世界ヘビー級2位)=112.9kg
KO 2R 1分52秒
×ウク・ユルジェンダル(エストニア/GLORY世界ヘビー級6位)=113.9kg
※リグターズが準決勝へ進出。
2020年12月にGLORYデビューしたリグターズは、3度のKO勝ちを収め、一躍トップクラスに躍り出た。2022年10月に現GLORY世界ヘビー級暫定王者タリク・オサロに判定勝ち。2023年10月のGLORYグランプリ ヘビー級特別予選でイオン・タブルチャンヌに初回TKO勝ちで出場権を手にした。戦績は15勝(7KO)1敗。トーナメント出場者の中で最長身。
“ブルドーザー”の異名を持つユルジェンダルは、2023年5月の試合で破壊的なパワーパンチによる1R KO勝ちを収め、その実力を皆に見せつけた。8月の「 GLORYヘビー級グランプリ予選トーナメント」でも1回戦でEnfusion世界ヘビー級王者マーティン・テルプストラを初回KOしたが、決勝戦でバフラム・ラジャブザデに判定負け。しかし、10月にバダ・ハリをTKOで破り出場権を獲得した。刑務所入りしていた過去も持つ。戦績は20勝(16KO)8敗。
1R開始と同時に打ち合った両者、ユルジェンダルが右フックをテンプルにかすめてダウンを奪う。立ち上がったリグターズは右カーフキックを蹴っていく。いったん落ち着いたユルジェンダルはジャブから右カーフ、リグターズはジャブを突き、ワンついーを打つ。ユルジェンダルの連打の途中に大きな右フックを合わせに行くリグターズ。圧をかけるユルジェンダルが強烈な左右フックで、ガードの上からでもリグターズの巨体を揺るがせる。ラウンド終了直前、リグターズが左右フックでユルジェンダルをグラつかせた。
2R、リグターズが前蹴りから左ハイキックに同じような軌道で蹴りを変化させる。ジャブ、右カーフ&右ローで追い詰めていくリグターズは、右カーフで意識を下に向けさせての右フックでダウンを奪う。立ち上がったユルジェンダルだが足元が明らかにフラついており、リグターズが逆転KO勝ちに成功した。
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▼第1試合 Heavyweight Grand Prixリザーブバウト 3分3R
×ミハウ・ブワウジエヴィッチ(ポーランド)=114.9kg
TKO 2R 2分55秒 ※右フック
〇チハド・ケペネック(トルコ)=110.4kg
※ケペネックがリザーバーに決定。
昨年12月に対戦し、前回はケペネックがスプリットデシジョンで勝利している。
1R、両者左右ローを蹴り合い、ケペネックは左右フックを思い切り振り抜く。ブワウジエヴィッチはパンチから左ミドル、右フックからの左ローで奥足を蹴る。ブワウジエヴィッチのワンツーからの右フックに大きく後退するケペネック。一時防御にまわったが、すぐにケペネックは回復して前へ出る。ボディを叩いていくケペネックは前蹴りでもボディを攻める。
2R、ケペネックが前へ出て右ローを蹴り、思い切り左右フックを振り抜きボディも打つ。ブワウジエヴィッチはガードを固めて打たせるとワンツーを打ち返すが、ケペネックの左フックで大きく頭が動く。仕留めに行くケペネックが右アッパーを突き上げ、さらにフックで頭を揺らすとまたも左フックからの右アッパー。これでダウンを奪う。ラッシュをかけるケペネックが左右フック連打の右フック2連打でダウンを奪いKO勝ちした。