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【修斗】西川大和が1R 5分ジャストでフィニッシュ勝利「次はRIZINでストラッサーさん、やりましょう」、中村未来は判定勝ち、泰斗が一本勝ち、竹原魁晟が阿仁鬼に34秒勝利、ソルトが和田千聖に判定勝ち

2022/06/05 14:06
【修斗】西川大和が緊急参戦! 前HEAT王者・草MAXとウェルター級で対戦=9月19日(月・祝)後楽園  プロフェッショナル修斗公式戦 北海道大会・速報 2022年6月5日(日)サッポロ・イーワン・スタジアム[開場]13:30[開始]14:00 ※ツイキャス配信・アーカイブも ▼メインイベント 第13試合 ウェルター級 5分3R〇西川大和(日本/西川道場)76.7kg[1R 5分00秒 TKO] ※パウンド×チェ・ジウン(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)76.9kg  18歳で史上最年少世界王者となった西川大和が19歳の地元凱旋試合。韓国中量級期待の新鋭チェ・ジウン(ROAD GYM WONJU MMA)と対戦する。  西川は、立ち技の試合でも活躍する二刀流の“北海道の野生児”。2020年に修斗初参戦を果たすと大尊伸光、マックス・ザ・ボディ等、一癖も二癖もある強豪を撃破。負けなしの快進撃を続け、2021年9月に川名TENCHO雄生の持つ世界タイトルに挑戦。近代MMAでは不利と言われるガードポジションからの打撃で川名の顔面を破壊。見事ライト級で史上最年少世界王者に輝いた。  その戦い方の是非が業界全体で議論される程、話題となった西川だが、戴冠後の初戦となった2021年11月の「VTJ2021」で菅原和政と対戦し、再び引き込む形となった西川は、パンチを被弾し右目を腫らすなどピンチもあったが、最後はリアネイキドチョークでタップを奪いフィニッシュしている。  そして、2022年3月の前戦では対海外勢を想定し、ウェルター級に挑戦。山田崇太郎を相手に寝技を切り、最後は3R 腕十字を極めてみせた。  対するチェは、韓国の名門ROAD GYM WONJU MMANI所属する21歳。幼少期から国内トップレベルのコーチ陣の教えを受け、アマチュア時代から頭角を表し、2019年のプロデビュー戦から2勝1敗。今回初の国外、更にはアウェーでの試合を迎えることになった。ウェルター級を主戦場に戦い、上背では西川を10cm以上、上回っている。  2019年の「Road FC 57 XX」でキム・サンに1R TKO負けを喫したジウンだが、2021年6月の「ARC 005」でジャン・キュンビンにギロチンチョークで一本勝ち、2022年1月にクォン・ミンウに3R TKO勝ちで現在2連勝中だ。  前日計量で、西川は「まず、僕はウェルター級に転向して新1年生なので、彼はウェルター級でずっと試合をしていると思います。なのでライト級のチャンピオンだとかそういった名目は僕は捨てているので、また新たなウェルター級での挑戦だと思っています。また新学期、後半に繋げられるように戦います」と挨拶。  対するチェ・ジウンは、「なぜ私をここまで呼んでもらったか、明日お見せしたいと思います」と階級違いの強さを見せるとした。いつもの赤のタオルとロッキーのテーマで入場した西川。  1Rともにオーソドックス構え。先にワンツーの右で詰める西川。チェ・ジウンの打ち返しにダブルレッグテイクダウン。チェ・ジウンは下からヒジ打ち! インサイドガードの西川だが、チェ・ジウンは縦ヒジも。中腰になる西川に蹴り上げも見せるが、その足をかついでパスした西川がサイドに。  金網際で右ヒジを突く西川。しかしチェ・ジウンは金網を蹴り立ち上がり。西川は右を伸ばしニータップ気味にテイクダウン! 蹴り上げのチェ・ジウンの足をさばきパスする西川はサイドからアームバー狙い。  左で差して立とうとするチェ・ジウンを上四方から逆サイドに回る西川。サイドからマウントに移行。左右のパウンドをラッシュ! さらにハイマウントからヒジ! 鉄槌も。両腕で顔をガードするチェ・ジウン。隙間にヒジを叩きこむ西川。動けないチェ・ジウンを見て、1R、5分ちょうどでレフェリーが間に入った。  試合後、西川は「皆さん、どうでしたか。これが本物の格闘家なんだよ。日本のチャンピオン、ナメてるじゃねぇよ。俺を倒したかったらな、韓国のチャンピオンでも連れて来いよ。いいか、俺はこうやって何もないところから這い上がってきて、実力だけで本当に這い上がってきました。でもここまでたくさんの方に何不自由なく育てて頂いたことに心より感謝申し上げます。皆さん、ありがとうございます」と勝利の咆哮後に感謝の言葉を語った。  続けて、「こんなところで名前を出すのもなんですけど、次、RIZINでストラッサー起一選手、僕とやりましょう。やってください、僕と。僕はまだまだ強くないです。僕はお金だったり、知名度のために格闘技をやってんじゃないんですよ。この世界で一番強い男になりたくてやっているんですよ。だから何でもやります。ほんとう皆さんよろしくお願いします」と、元UFC、Bellator参戦経験も持つウェルター級のストラッサー起一との対戦をアピールした。  これで西川はMMA13連勝。かつて無差別級志向だった父、そして海外勢に対抗するには日本で1階級上と渡り合う必要があると思考する大和は、果たして次戦をどこで誰と戦うか。 [nextpage] ▼セミファイナル 第12試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R〇中村未来(勝ち点4/マルスジム)47.3kg[判定3-0] ※20-18×2, 20-17×加藤春菜(勝ち点1/NASCER DO SOL)47.1kg  熱戦が展開されている「インフィニティリーグ2022女子アトム級」公式戦、札幌出身の中村未来(マルスジム)と、岐阜の加藤春菜(NACSER DO SOL)が対戦。  中村は高い殺傷能力で倒せる打撃が武器の“北のストライカー”。スーパーアトム級で戦ってきたが、新階級設立に伴い、階級を落として今回のリーグ戦にエントリー。プロデビュー当時のアトム級で再起なるか。  コロナ禍の2020年に3試合、2021年も4試合を戦っており、2月に平田樹に2R TKO負け後、5月に北野きゅうに2R TKO勝ちも7月にSARAMIに2R TKO負け。11月に澤田千優に判定0-2で2連敗を喫した。しかし、2022年1月の前戦では小生由紀に判定勝ちで勝ち点2を掴んでいる。  対する加藤は、2022年1月に久遠に腕十字で一本負けも、4月に小生由紀と判定1-0のドロー。初白星を目指す。リーグ戦トップは2勝の澤田で勝ち点「5」。 中村未来「マルスジム所属の中村未来です。今回の修斗アトム級トーナメントは私のためのトーナメントだと思っています。しっかり勝って勝ち点を追加させてもらおうと思います」 加藤春菜「岐阜県から来たNASCER DO SOLの加藤春奈です。今回の試合は前回の反省点を活かし、面白い試合をしたいと思います。応援よろしくお願いします」  1R、勝ち点を見据え早期勝負を狙う両者。サウスポー構えの中村、オーソドックス構えの加藤は細かく左右にステップする。後ろ蹴りを見せた中村。加藤は右で飛び込み。中村も左で詰めるが回る加藤は頭を振る。  中村の蹴りに右ストレートを合わせる加藤。左に軸をずらして右を打ちこむ。左から右で詰める中村。右のサイドキックから組んで首相撲ヒザ。左で差す加藤に回す中村がヒジ狙い。  スタンドで右のサイドキックを打つ中村。さらに詰めて小外がけテイクダウンは中村! 下からすぐに腕十字を狙う加藤をさばいてサイドを奪う中村。左腕をアメリカーナ狙い。ここで体を起こした加藤にバックに回る中村。足が入らず。立ち上がる加藤。すぐに詰める中村は前蹴り、左右で前に。ともに組んでのヒザでブザー。  2R、加藤の右の蹴りを掴んで早々にテイクダウンを奪う中村。足を効かせて戻そうとする加藤にアタックを続けハーフになる中村。右で脇差しパス狙いから細かいパウンドを打つ。  脇腹にヒジ、パンチを打つ中村。パス狙いも抜かせない加藤。パウンドから後ろ袈裟、パスした中村が、サイドから顔面にヒジ! 右腕を踏みつけ右手で鉄槌の中村! 亀になる加藤に中村はアームインギロチンチョークへ。右腕を首側に入れる加藤が上からパスを狙ったところでブザー。  極めに行った中村、凌いだ加藤。判定は3-0(20-18×2, 20-17)で中村が勝利。勝ち点は「2」を追加し勝ち点「4」で久遠に並んだ。  試合後、中村は、「いま私は修斗の初代アトム級のトーナメントに出ています。3戦目でちょっと勝ち方が納得いかない勝ち方なので、やり直さないといけない、またいちから頑張りたいと思います」と語った。 「私のためのトーナメント」と語った中村がリーグ優勝を目指すためには、11月の試合で1R勝利がマストとなる。 [nextpage] ▼第11試合 2022年度新人王決定トーナメント一回戦 ストロー級 5分2R〇泰斗(MMA RabgerGym)51.8kg[1R 4分38秒 リアネイキドチョーク]×丸山大輝(マルスジム)51.9kg※泰斗が決勝進出 泰斗「福岡から来たMMA RabgerGymの泰斗です。ストロー級で一番下の階級ですけど、完全決着で決めたいと思うのでよろしくお願いします」 丸山「明日デビュー戦なので、いい形で盛り上げますんで、頑張りましょう」  2022年度新人王決定トーナメントストロー級一回戦。1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る丸山に、右回りの泰斗は左右にステップ。右ローは丸山。泰斗はハイキックから一転、超低空シングルレッグでテイクダウン! クローズドガードの丸山は左でいったん首を巻き、金網まで這い立ち上がり狙い。その両足を引き付け尻を着かせる泰斗は、丸山の立ち際にパスしてマウント&パウンドへ。背中を見せた丸山にバックから4の字に組むと、リアネイキドチョークへ。パームトゥパームで引き付けタップを奪った。  2020年12月にスプリット判定で敗れた横関 タルトとが待つ決勝に進出を決めた泰斗は、「福岡から来ました。丸山選手ありがとうございました。先輩や家族も来てくれて気合入りました。このまま新人王を取りますので、応援よろしくお願いします」と優勝宣言した。 [nextpage] ▼第10試合 フェザー級 5分2R〇竹原魁晟(パラエストラ松戸)65.5kg[1R 0分34秒 TKO] ※パウンド×阿仁鬼(マルスジム)65.3kg 阿仁鬼「久しぶりの修斗ですけどちょっと緊張しています。出来ることだけやります。頑張ります」 竹原魁晟「今大会も自分なりに楽しんで、勝ち負けもそうですけど盛り上げるようないい試合をしたいと思っていますのでよろしくお願いします」  竹原の前蹴りで後方に崩れた阿仁鬼。すぐに竹原が詰めてパウンド。阿仁鬼は亀のまま動けず、レフェリーが間に入った。4月の浜松ヤマト戦に続く連勝の竹原は「鹿児島出身の竹原魁晟です。北海道すごくいいところでまた試合に呼んでいただけたらと思います」と語った。 [nextpage] ▼第9試合 女子ストロー級 5分2R〇ソルト(マルスジム)51.7kg[判定3-0] ※20-18×2, 20-17×和田千聖(毛利道場)51.9kg  1R、首相撲ヒザのソルト、和田のスタンドバックにつくと腿へヒザ蹴り。さらに背後から顔面にヒザを狙う。さらにリアネイキドチョークへ。身体をずらした和田にマウントへ。ヒジ! さらにパウンド連打するソルト。背中を向けた和田に再びチョーク狙い。  カットした和田。左瞼から出血。しかし正対し和田はマウントを狙うソルトに立ち上がり。右で差して押し込む。左で小手に巻くソルト。和田の投げを潰して上に。ここは早めにスクランブルからダブルレッグテイクダウンは和田! 金網に座るソルトもこつこつパンチを打つ。  2R、ソルトの前蹴りを掴んで払い腰を狙う和田。しかし崩されないソルトは左で差して金網に押し込む。ヒザを突いて離れる和田。  右ハイを見せるソルト。かわした和田はソルトの右ストレートもかわしてダブルレッグへ。差し上げるソルトは体を入れ替え、金網に押し付けヒジ&ヒザ。左で差す和田は大内刈狙い。しかし崩されないソルトはスタンドバックから高いヒザ! ボディロックでテイクダウンもすぐに立つ和田。  ソルトは前蹴り、ソルトの頭を下げた入りに右ミドルも。ジャブ、ヒジも当てると和田は遠間からタックル。切るソルトになおも詰める和田は左右で前に。ソルトも跳びヒザで応戦。和田がダブルレッグに入ったところでブザー。  判定は3-0(20-18×2, 20-17)で、ムエタイMMAを駆使したソルトが地元で修斗初勝利。ケージのなかで「応援のなかで戦えてありがとうございます。ストロー級トーナメントにも参加しているので、そちらも応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 バンタム級 5分2R〇田中智也(fit)60.8kg[1R 1分34秒 チキンウイングアームロック]×秋山 翼(毛利道場)61.1kg   田中は、アマチュア修斗北海道大会で優勝後、2014年にPANCRASEでプロデビュー。GLADIATORの組み技戦でも活躍している。1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローを打つ秋山。田中も右ローを返す。組んでボディロックテイクダウンは秋山も、そこにアームロックを合わせる田中は横三角絞めからいったん足を解除して組み直し、キムラロックに切り替えてタップを奪った。  試合後、MMA9勝目を挙げた田中は「寝技の勝利、颯真くん以外無かったと思いますが、どうでしたか。僕は寝技の選手なので、次の試合から打撃の試合が多くなると思います」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼第7試合 グラップリングマッチ 58kg契約 5分1R〇ハワード颯真(マルスジム)※鈴木颯真 改め[2分20秒 腕十字]×竹内直矢(ベラトレオ)  サブオンリールール。先にジャンピングガードのハワード。インサイドに入れるとハイガードから三角絞め狙い。いったん立ち上がる竹内も、ヒザ裏でクラッチしたハワードが引き込み三角絞めでマウント。腕をクラッチしていた竹内だが、ハワードは腕を伸ばしてうつ伏せで腕十字へ。タップを奪った。  ケージのなかでハワードは「皆さんこの試合がどう映ったか。これもひとつの格闘技としてジャンルを確立させたいので、僕がこのグラップリングを引っ張っていきたいです」と語った。 [nextpage] ▼第6試合 キックルール 72kg契約 3分3R〇畑中健太(日本/TEAM SPIRIT)69.2kg[判定2-0] ※30-27, 29-29, 29-28×サッシス(カンボジア)71.3kg  ケージキックボクシング。畑中は2年半ぶりの復帰戦。1R、先に詰める畑中は跳びヒザ。サッシスは右ミドルで応戦。その距離をパンチで詰める畑中はワンツーから左フックをヒット! サッシスはその詰めに右前蹴り、左ミドルを返す。畑中の跳びヒザをこかしたサッシス。  2R、先に詰める畑中の左がヒット。さらに右ハイも蹴り足を掴んで崩すサッシス。互いに右ロー。畑中の右をかわしてジャブを当てるサッシス。さらに右ストレートに足払いを合わせる。ワンツーから左まで繋ぐ畑中だが、サッシスはかわす。その入りに右前蹴りのサッシスは組むとヒザを細かく突く。  3R、先にジャブを突くのはサッシス。前蹴り、畑中の右ミドルを掴んで軸足を払いこかす。立つ畑中の蹴りがローブローに。再開。右から左の逆ワンツーの畑中。金網背に組むサッシスはこかしてヒザを見せる。ジャブ&右ミドルを打つサッシス。さらにヒザも。前に出る畑中は左フックを振るがサッシスは連打させずヒザを突く。  判定は2-0(30-27, 29-29, 29-28)で前に出た畑中が勝利を得た。 [nextpage] ▼第5試合 ライト級 5分2R〇安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)69.9kg[2R 4分04秒 KO] ※右バックフィスト×磯部鉄心(パラエストラ松戸)70.2kg  1R、ともにオーソドックス構え。先に安海が左右の蹴りで前進。さらに右バックフィスト! ダウンした磯部にパウンドラッシュも腕を掴んでアームロック狙い。これが捨て身気味になった磯部を潰した安海。しかし際で足を手繰り上になる磯部がインサイドガードで回復を待つ。  背中を着き右でオーバーフックする安海。腕を抜き、中腰になりパウンドを狙う磯部だが、安海は草刈で上に。そこをヒールフック狙いからバックをうかがう磯部。そこに首投げテイクダウンは安海。袈裟固めにバックをうかがう磯部。  2R、磯部は左ジャブ。回転ヒジも見せる安海は右ローを連打。さらに右ストレートを突くが、そこに右を合わせる磯部。詰めてなおも右ストレートで前に。そこに蹴りで応戦する安海。右の縦拳を振る安海。詰める磯部とジャブの相打ち。左ジャブをヒットさせるのは磯部。安海のバックフィストをかわして前に。テイクダウンのフェイントから前手の左フックをかすめるが、安海はなおもバックフィスト! ダウンした磯部に鉄槌連打で安海がKO勝利。  ケージの中で安海は、「ALMA FIGHT GYM BASE所属の安海です。みんな判定勝ちじゃつまんないでしょ。こうじゃないとつまんないので俺がKO見せました。修斗最高!」と吠えた。 [nextpage] ▼第4試合 バンタム級 5分2R〇NφB-force(毛利道場)※倉信洋一郎 改め 61.2kg[1R 2分17秒 リアネイキドチョーク]×GEN(マルスジム)※源浩宗改め 60.9kg  1R、ともにオーソドックス構え。左右スイッチする毛利道場の倉信洋一郎あらためNφB-force。GENの右ローの入りにダブルレッグテイクダウンはNφB-force。GENの立ち際に背中に飛び乗ると4の字ロック。右手を巻いてチョーク狙いも、左手に巻きなおして喉下に腕を差し込むと、背後に引き込みタップを奪った。NφB-forceは修斗&DEEP3連敗から嬉しい初勝利。 [nextpage] ▼第3試合 58kg契約 5分2R〇佐々木健吾(ノースキングスジム)[判定3-0] ※20-18×3×平塚亮介(大道塾札幌南支部)  1R、ガードを高くムエタイスタイルで構える大道塾札幌南支部の平塚。対する全日本アマチュア修斗準優勝の佐々木も右ロー。平塚もチェックする。右ローの蹴り合いから左ボディを打つ佐々木。左ハイと上下に散らす。平塚は、右ローをかわして右の打ち返しもその蹴り足を掴んだ佐々木はテイクダウン。しかし深追いせずスタンド勝負。  左ミドルハイを打つ佐々木。ブロッキングの平塚。佐々木は前手を伸ばして右ストレートを当てる。右を当てる佐々木に引き込み気味に下になる平塚。ハーフからパウンドする佐々木。下の平塚の腕十字狙いをすぐにかわし、中腰からパウンド。  2R、佐々木の右に下になる平塚。右で差して立ち上がる平塚は縦ヒジ狙い。佐々木は左ボディから右フックと対角線攻撃。平塚は首相撲も離れる佐々木は右ロー。近い距離で平塚は右ヒジを放つ。  オーソから左ミドルハイを打つ佐々木。さらに右サイドキック。近づくと平塚は首相撲にとらえるが佐々木は付き合わず。平塚は左ミドルをヒット。さらにハイと散らすと首相撲ヒザ。突き放す佐々木は右オーバーハンド。平塚の右ハイを潰した佐々木。下の平塚の足関節に佐々木もストレートフットロックに入りブザー。  判定は3-0(20-18×3)で佐々木がプロ修斗デビュー戦で勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 トライアウト フェザー級 3分2R〇磯城嶋一真(MMA RangerGym)※木下一馬 改め 65.5kg[判定3-0] ※20-18×3×鹿野太雅(マルスジム)65.5kg  1R、全日本アマチュア修斗準優勝、DEEP FKT準優勝の実績を持つ木下一真改め磯城嶋一真。鹿野は先に左右で前進。しかし体を入れ替えた磯城嶋がボディロックテイクダウン。サイドを奪うと、ボディへひざ蹴り。ニーオンからパウンドもそのスペースで鹿野が立ち上がる。  2R、先に詰める鹿野。かわして右を振って左で差して組む磯城嶋。ヒザを突くと、右で小手に巻いて体を入れ替えようとする鹿野。残す磯城嶋はボディロックテイクダウン。下の鹿野は足関節から立ち上がり。しかしなおもスタンドバックにつく磯城嶋。鹿野は前転からの外ヒールフック狙い。これを潰してパウンドする磯城嶋。  判定は3-0(20-18×3)で磯城嶋が勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 アマチュア特別ルール 50kg契約 3分2R〇高田暖妃(AACC)※初代JSCCチャンピオン[判定2-0] ※19-19, 20-18×2×山内絵里(マルスジム)  1R、高田の右ミドルを掴んだ山内。ハイクロッチに高田は首を抱えるが高田はテイクダウン。インサイドガードの山内は後ろ手に腕を掴むが、パウンドは禁止のアマチュアルール。腕を抜いた高田は下から腕十字、三角絞めへ。  2R、先に右ミドル、さらにバックフィストは高田。それをかわしてボディロックテイクダウンは山内。下の高田はハーフガードでアームロック狙いも山内もロック。残り10秒で高田がアームロックでスイープ。  判定は2-0(19-19, 20-18×2)で初代JSCCチャンピオンの高田が勝利した。
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