2024年8月23日(日本時間24日朝10時~)、米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXにて『ROAD TO UFC シーズン3』が開催された(UFC Fight Pass/U-NEXT配信)。
日本から透暉鷹、本野美樹、原口伸、河名マストの4選手が参戦し、中国勢4選手と準決勝を争った。透暉鷹と本野がユニナマス判定、原口は厳しいスプリット判定で敗退。メインイベントの河名はKO負けで、日本人4選手全員が決勝進出ならず。
フェザー級決勝はシエ・ビンvs.ズー・カンジエ、女子ストロー級決勝はシー・ミンvs.フォン・シャオツァンの中国人対決に。バンタム級決勝は韓国ユ・スヨンvs.中国バーエゴン・ジェライスー、フライ級決勝は韓国チェ・ドンフンvs.インドのキルー・シング・サホタとなり、韓国勢2選手、インド1選手が勝ち残っている。
エピソード6 速報
▼第5試合 フェザー級(65.8kg以下)5分3R〇シエ・ビン(中国)13勝4敗 146lbs/66.22kg[1R 4分17秒 KO]×河名マスト(真寿斗・日本)10勝4敗 146lbs/66.22kg※河名インタビュー
1R、ともにオーソドックス構え。河名は素早いステップで右回り、左ジャブ。シエ・ビンは左を伸ばす。右を突くシエ・ビン。左前手を突く河名は、細かいステップで右から利き手の左ストレート!
ダウンしたシエ・ビンの身体の起こしに腰を抱いてパウンド。立ち上がるシエ・ビンをのど輪で崩してパウンドもここはシエ・ビンが立ち上がり。
すぐに詰めて左右の河名。シエ・ビンは右カーフ。河名は大きな左右で飛び込む。足を触るフェイントの河名。右手でシエ・ビンの左手を払って左で飛び込む河名だが、そこにシエ・ビンは得意の下がりながらの右フックをかぶせてダウンを奪うと、すぐに立ち上がった河名に右フック!
河名は後方に失神して倒れた。ダウンを喫したシエ・ビンが1R 4分17秒、逆転のKO勝ち。日本勢4選手は全員、中国人選手に敗れ、準決勝敗退。女子ストロー級に続きフェザー級も中国人対決、シエ・ビンvs.ズー・カンジエとなった。
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▼第4試合 女子ストロー級(52.2kg以下)5分3R〇シー・ミン(中国)15勝5敗 115.5lbs/52.39kg[判定2-1] ※29-28×2, 27-30 ×ドン・フアシャン(中国)12勝2敗 115lbs/52.16kg
1R、右のダブルのシー・ミンにカウンターのダブルレッグテイクダウンはフアシャン。金網に這い立ち上がるシー・ミン。四つで組むと左で差して押し込みヒザ。シー・ミンの右の蹴りに、サウスポー構えのフアシャンは左を刺す。シー・ミンの右の入りにカウンターのボディロックテイクダウンはフアシャン。シー・ミンは左で差して立ち上がる。
2R、左右で前に出るシー・ミン。右ミドルをヒット。詰めるフアシャンは遠間からのシングルレッグも切られる。左フックを突くフアシャン。シー・ミンは細かいステップでかわし、フアシャンの組みを入れ替えて左で差して押し込み。両差しで押し込みボディロックで後方に投げも残すフアシャン。
右ストレートでフアシャンの顔を上げるシー・ミン。フアシャンの左ストレートに右ミドルを合わせる。シー・ミンのラウンドに。
3R、右で飛び込むシー・ミン。右ミドルも。フアシャンも左ミドルも軸がぶれる。右ミドルのシー・ミン。さらに右ミドルも蹴り足を掴んだフアシャンがテイクダウン。またいでマウントを狙うシー・ミンにシングルレッグのフアシャン。シー・ミンはケージとマットの間に足を入れて凌いで突き放す。
右ミドルのシー・ミンは右前蹴りも。フアシャンは右フックも手数が出ない。右の蹴りはシー・ミン、ワンツーで前に出るが、ここでカウンターのダブルレッグ&小外がけテイクダウンはフアシャン! 背中を着かさせるが、シー・ミンが戻してホーン。判定2-1でシー・ミンが勝利。女子ストロー級はシー・ミンとフォン・シャオツァンとの決勝になった。
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▼第3試合 フェザー級(65.8kg以下)5分3R〇ズー・カンジエ(中国)20勝4敗 145.5lbs/66.00kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×原口 伸(日本)8勝2敗 146lbs/66.22kg
※原口伸インタビュー
1R、サウスポー構えの原口、オーソのカンジエ。原口のシングルレッグにカンジエは右ミドルも掴んで金網までドライブする原口は左足をヒザ上に乗せて崩し。そこにパウンドをこつこつ突くカンジエ。
なおも原口のシングルレッグに左腕を顔前に入れて離れるカンジエ。左の組みではなくヒザの飛び込みは原口! カンジエは右ミドルを返す。ワンツーのカンジエに着く原口は離して左右を突き、シングルレッグ。
左手を顔前に置いて防ぐカンジエに肩口に持ち上げてドライブする原口は崩すが、離れたカンジエも戻す。原口は左ストレートを突く。カンジエにシングルレッグ。そこに鉄槌を突くカンジエに片足のかかとを掴んで崩すが、金網で戻すカンジエ。カンジエは右ミドルをヒット。原口は跳びヒザで飛び込むが、下に。足を掴んでホーン。カンジエのラウンドか。
2R、右ミドルを当てるカンジエは跳びヒザも、かわした原口はシングルレッグ。切ったカンジエは右の蹴り。右回りの原口。左のダブルから足を取りに行く原口。シングルレッグで足を持ち直す原口に、小手に巻くカンジエ。原口は足首を掴み、送り手を掴んで上半身を寝かせるが、ここも立つカンジエは左小手。ここで細かいパウンドの原口。
カンジエのヒジを被弾しながらもバックを奪うが、カンジエは正対。ここで原口も下にならずに立ち上がり。カンジエは右ストレート。原口はシングルレッグを2度で掴んで組むが、ここも小手巻いて離れるカンジエ。すぐに詰める原口はタックルを連続して最後にダブルレッグで倒してパウンドでホーン。原口のラウンドに。
3R、カンジエのローがローブローに。スタミナ消耗が見えるカンジエを休ませたくない原口は、あまりインターバルを取らずに再開。カンジエの右を掻い潜ってシングルレッグで片ヒザをつかせてスタンドバックから崩してバックに。バッククリンチから崩してヒザ。中腰のカンジエが正面を向くと左のパンチ。さらに正対したところにダブルレッグテイクダウン。
左小手に巻くカンジエに左足首を掴んで崩して正対にダブルレッグテイクダウン! ついにマット側で背中を着いたカンジエ。アームロック狙いを潰してネルソンで寝かせてサイドから鉄槌! パウンド。カンジエの立ち上がりを潰して右のパウンドを連打。
立ち上がったカンジエにダブルレッグでクラッチし、中央までリフトして運んでテイクダウン! パウンドしてホーン。
テイクダウンから打撃も入れた原口だが、判定は2者がカンジエの2Rの打撃を評価したか。判定2-1(29-28×2, 28-29)でカンジエが勝利し、準決勝に進出した。
カンジエは「本当にクロスファイトだった。何度もテイクダウンされたけど、ダメージを与えたのは自分。これはMMAだ。決勝でシェ・ビンとマカオで戦う」と語った。
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▼第2試合 女子ストロー級(52.2kg以下)5分3R〇フォン・シャオツァン(中国)10勝2敗 116lbs/52.62kg[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×本野美樹(日本)8勝5敗 116lbs/52.62kg※本野美樹インタビュー
本野のセコンドにはRENAと渡辺彩華。
1R、ともにサウスポー構え。右の蹴りはシャオツァン。本野も右ロー。シャオツァンは高い左右前の蹴りを見せる。左回りの本野は蹴り終わりに左で飛び込み。
シャオツァンは左ロー。本野の入りにヒザ狙い。シャオツァンの左の蹴りを掴んでテイクダウンを奪う本野。足を掴み手を着いた状態で反則の右足を肩口に蹴るシャオツァン。
ブレーク。シャオツァンに注意後、もとの状態ではなくスタンドから再開。
圧力をかけるシャオツァンに左回りの本野は右インロー。ワンツーの左をシャオツァンは当てる。左インローの本野。シャオツァンは左ロー。左をこつこつ突くシャオツァンに本野の左は届かない。最後にシャオツァンが左を伸ばしてホーン。シャオツァンのラウンドに。
2R、中央を取るシャオツァン。本野は飛び込んでの前手の右はまだ遠い。右目を少し赤くした本野。シャオツァンは左ロー。左ヒザのフェイント。左オーバーハンドを打つ。右オーバーハンドを見せる本野。右ジャブのシャオツァンはワンツースリー、左ハイ。防御一方になる本野は、バックフィストも届かず。
詰めてきたシャオツァンに本野はシングルレッグから引手をつかんで大外刈を狙うも距離は遠く、崩せず。ワンツーから詰めて左で差して組むシャオツァンは自ら離れる。左から右で勝ち上げる本野だがブロックするシャオツァン。本野はシングルレッグも差し上げるシャオツァンはヒジで剥がす。シャオツァンのラウンドに。
3R、先に前に出る本野だが、シャオツァンもワンツーから左ハイに繋ぐ。ブロックする本野シャオツァンは右から左。被弾しながらも組みに行く本野は右で差して崩し。戻したシャオツァンはすぐに立ち上がり金網まで戻す。
首の釣り手と引手を取れた本野は、大外刈でテイクダウン! しかしサイドからフルガードに戻すシャオツァンは金網使い立ち上がり。本野を突き放す。
ワンツーで前に出る本野だが、シャオツァンの打ち返しに顔が上がり組みに行けず。さらにワンツーに半身になる。右ロー、右フックで詰めてシングルレッグテイクダウンの本野! マット中央。
片足は越えているが、足を伸ばしたシャオツァンに片足をつかみ片手を着きながら上に登りギロチンチョーク! パスしてマウントギロチンも凌いだシャオツァン、ホーン。
判定3-0(30-27, 29-28×2)でシャオツァンが勝利。本野に連勝し、準決勝進出。本野はスタンドで後手に回り、テイクダウンも研究されるなかで、最後のチャンスも時遅し、準決勝敗退となった。
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【ワンマッチ】※非トーナメント戦
▼第1試合 ウェルター級(77.1 kg)5分3R〇サマンダー・ムラドフ(タジキスタン)11勝1敗 170lbs/77.11kg[判定3-0] ※30-27×3×ジョナサン・ピエルスマ(米国)10勝3敗 174lbs/78.92kg ※体重超過
1R、ともにオーソドックス構え。ともに右ローから。右ハイも放つムラドフは、左右の蹴りを上下について、ダブルレッグテイクダウン。ピエルスマは足を抜いて立ち上がり。ついてくるムラドフにニンジャチョーク狙いも、シングルレッグテイクダウンのムラドフ。
中腰でパウンドのムラドフ。ピエルスマは足を手繰りトップを奪い返しに行くが、そこでシングルレッグテイクダウンのムラドフは、グラップラーのピエルスマに組み技を挑む。下のピエルスマの足関節狙いもすぐにヒザを突き、かついで後転させ、ハーフからパウンド。ピエルスマは下からヒール狙い。ヒザを抜いて後ろを見せるムラドフにカーフスライサーも狙い、バックからリアネイキドチョーク狙いでホーン。
2R、左ローのムラドフに右を当ててダウンを奪ったピエルスマは、ムラドフの立ち際にギロチンチョーク! 片足を抜いて座って首を抜いてトップを取り、バックに回るムラドフ。亀になるピエルスマに片足をかけて細かいパウンド。緊急参戦のピエルスマは動きが落ちている。潜りから外ヒールのピエルスマに、金網を2度掴んでしまうムラドフ。サドルは組めなかったピエルスマにムラドフは足を抜く。
3R、金網を掴むな、とハーブ・ディーンレフェリーが注意も減点は無し。ワンツーのピエルスマはシングルレッグも切るムラドフ。押し込むピエルスマはヒザ蹴り。右ヒジ。離れたところでシングルレッグはムラドフ。ピエルスマに背中を着かせ、クローズドガードの中から細かいパウンド。
下のピエルスマはオーバーフックから三角絞め狙いもかわしたムラドフがバックに。両足をかけに。アームロック狙いのピエルスマをかわすと亀になったピエルスマにこつこつパウンド。スクランブルでピエルスマが首を狙ったところでホーン。判定はムラドフが3-0フルマークで勝利した。
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エピソード5 速報
▼第5試合 バンタム級(61.2kg以下)5分3R ※選手名から前戦リポート〇バーエゴン・ジェライスー(中国)18勝5敗 136lbs/61.69kg[判定3-0] ※29-28×3×中西透暉鷹(日本)12勝4敗 136lbs/61.69kg※透暉鷹インタビュー
身長7.5cm、リーチ10cm差で長身のジェライスーがフェイバリットの準決勝。
1R、ともにオーソドックス構え。いきなり右を当てたジェライスー。金網まで下がり組む透暉鷹をシングルレッグテイクダウン。金網背に右で脇差し上体は立てている透暉鷹だが、足を手繰るジェライスーは左足をかけてトップに。両足はかけさせなかった透暉鷹は正対し上に!
ハーフで右脇を差している透暉鷹は中腰にヒジ。クローズドガードのジェライスーはかんぬき、頭を中央方向に向けたジェライスーは右で差して立ち上がりに。そこにがぶりでアナコンダチョーク狙いの透暉鷹。下にならずにバックに移行し、両足フック! 残り1分。おたつロックからリアネイキドチョーク狙い。脇下からパンチの透暉鷹。ホーン。ダウンした透暉鷹だが取り返したか。
2R、右カーフの透暉鷹。組みに行く透暉鷹をジェライスーは右回り、左ジャブ。かわす透暉鷹は左から右アッパー、さらにダブルレッグテイクダウン! 背中を着いたジェライスーは左で脇差しスイープ狙いから立ち上がり。体を入れ替え押し込みヒザもローブローに。透暉鷹は左小手。中断。再開。
右カーフのジェライスー。左右を突き前に出る透暉鷹。そこに右を被弾も透暉鷹は組みに。右で差して押し込むジェライスーを小手に巻いて投げる透暉鷹。残すジェライスーが押し込み高い右ヒザ。
ケージ背にする透暉鷹は左小手で体を入れ替えに。押し込むジェライスーは左ヒジ。腕を押さえて組ませない透暉鷹にヒジ、ヒザをこつこつ突く。クリンチ打撃の数はジェライスー。離れ際にヒジを突く。ジェライスーのラウンドに。
3R、セコンドの日沖発から「自分から作って行く」の声。ジェライスーの右ローを外す透暉鷹がインロー、右カーフ。シングルレッグは差し上げたジェライスーが2R同様に押し込み。ヒジを打って離れるジェライスーにシングルレッグもがぶりのジェライスー。亀からヒザは立てて中腰になろうとする透暉鷹。
動けのレフェリーの拍手。左で差して跳ね上げるも、残すジェライスーに右で差してガードの透暉鷹は三角絞め、ラバーガードからオモプラッタに。時間が過ぎるなか、透暉鷹はラバーを固めながら細かいパウンドもジェライスーはケージに押し込む。ブレーク。
スタンド再開。左右で前に出る透暉鷹にダブルレッグテイクダウンはジェライスー。背中を見せて立つ透暉鷹を抱えて崩すジェライスーはバック狙い。4の字ロックも正対した透暉鷹がトップになってホーン。
判定3-0(29-28×3)で、ケージでのクリンチ打撃と後半にテイクダウンでトップを奪ったジェライスーが勝利。透暉鷹は準決勝敗退。エピソード5では、中国勢と韓国勢が決勝に残った。
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▼第4試合 フライ級(56.7kg以下)5分3R〇チェ・ドンフン(韓国)8勝0敗 125lbs/56.70kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×アンガド・ビシュト(インド)10勝3敗 125lbs/56.70kg
1R、ともにオーソドックス構え。右ローのドンフン。かわすビシュト。そのワンツーに右を当てて前にでるドンフンは、先にダブルレッグテイクダウンからバック狙いも、離れるビシュト。
左を突いて組むドンフン。体を入れ替えるビシュトは右を当てて大外刈で崩すも立つビシュト。ドンフンは鼻横から出血。左ミドルを当てるドンフンの組みを剥がすビシュトは首相撲から足払いで崩す。
左右で前に出るドンフンにビシュトは組んで押し込み。ドンフンはヒザもビシュトは脇を潜ってバック狙い。ここは胸を合わせたドンフンが体を入れ替えるも、すぐに戻して押し込むビシュトのラウンドに。
2R、圧力をかけるのはビシュト。ドンフンは右ミドル。スイッチして左インロー、右カーフ! さらに右カーフにワンツーを狙うビシュト。ドンフンは左前手を伸ばすがアイポーク気味、左インローもローブローに。ビシュトは後ろを向いてアピール。レフェリーが中断する。
再開。サウスポー構えから左ストレートを突くドンフン! パワフルな右オーバーハンドをガード上に突くビシュト。ドンフンはシングルレッグも切るビシュトをケージまでドライブ。両脇を差し上げて入れ替えるビシュトに、ドンフンは小手巻き投げ狙いか。ビシュトはハイクロッチで持ち上げるが投げれず。
離れたビシュトに左の蹴りから右ストレートでダウンを奪ったドンフン! シングルレッグのビシュトを切って腹固めから腕十字狙い。これを外したビシュトがバックを奪い、両足をかけて完バックに。リアネイキドチョークを絞めるが、すぐに横を向いて外したドンフン。ホーン。ダウンを奪ったドンフンのラウンドか。
3R、サウスポー構えから左前蹴りを腹に突くドンフン。左ハイも。ブロックするビシュトはオーソから左ハイ。ブロックするドンフンは右回りでシングルレッグからバックテイク。正面を向いたビシュトに離れると、サウスポー構えからワンツーの左。左前蹴り、インローも。
前に詰めるビシュトだが、回るドンフン。オーソに戻したドンフンは右カーフ。ビシュトの詰めに首相撲で押し戻し、サイドキック。走って回る。左から右はビシュト! さらにワンツーの右! 回るドンフンを詰めるが、そこでドンフンは右フックを当てて右ストレート! ダウンしたビシュトは外がけ内ヒールからストレートフットロックから立ち上がるもホーン。
判定は2-1(29-28×2, 28-29)のスプリットでダウンを2度奪ったドンフンが勝利。フライ級決勝でサホタと対戦に。
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▼第3試合 バンタム級(61.2kg以下)5分3R〇ユ・スヨン(韓国)13勝3敗 136lbs/61.69kg[判定2-1] ※30-27, 29-28, 28-29×ダーエミィスウ・ザウパースー(中国)9勝2敗 135.5lbs/61.46kg※スヨンがバンタム級決勝進出
1R、ともにオーソドックス構えから。先に圧力をかけるザウパースー。サウスポー構えになるザウパースーは左ミドル、スヨンは左ジャブを突いてケージまでドライブし組んでバッククリンチ。引き込み。しかし、ザウパースーはすぐに足のフックを外して正対して離れる!
ザウパースーの入りに右のカウンターはスヨン。左ジャブも。右を振って組んで払い腰から投げたスヨン! すぐにバックを奪うが、ここもザウパースーは首を引いて足を解除し正対。互いに立って組みで右で差して投げるザウパースー! ここはスヨンもすぐに立つ。
右カーフを当てたスヨン! ザウパースーのローシングルを切ってスタンドバックも、ここもザウパースーは離れる。ホーン。ザウパースーは鼻血。
2R、先に中央を取り前に出るザウパースー。ボディストレートのスヨンはケージを背に後ろ足で蹴ってスーパーマンパンチ。かわすザウパースー。互いにサウスポー構えからオーソに。右オーバーハンドを当てて組むスヨン。切るザウパースーは前に。
ザウパースーの左ジャブにスヨンは右オーバーハンドをかぶせる。ワンツーの右も。シングルレッグで崩して離して右を狙うスヨン。ザウパースーの後ろ廻し蹴りは背中に。ジャブ、右オーバーハンドのスヨン。互いの左が交錯。右の打ち終わりに右のザウパースー。ここでシングルレッグを見せるスヨン。左右フックも。
ザウパースーの右ローにカウンターの左を当てるスヨン。ザウパースーは前に出るが被弾は多い。右ハイのスヨンに、ザウパースーも蹴りを放つが空振りに。スヨンがリード。
3R、圧力をかけるザウパースーにシングルレッグを見せるスヨン。切つて前に出るザウパースーだが、手数が落ちる。スヨンのテイクダウンの動きを切るも、ジャブで前に出たところをスヨンがダブルレッグテイクダウン! 腰を抱いてサイドへ。ザウパースーの立ち際にシングルレッグでテイクダウン、バツク。足をかけさせず立ち上がるザウパースーは前に出てヒザ。
ジャブで額を突くスヨン。ザウパースーの左をかわして右ジャブをヒット。鼻血のザウパースーは前に。スヨンの右をかい潜って組んで左で差して押し込みも、離れるスヨン。ワンツーからダブルレッグも、ここで足首を掴もうとしたザウパースーに足を抜いたスヨンが前に。
スヨンの完封勝利かと思われたが、判定は2-1に割れ、30-27, 29-28, 28-29でスヨンが勝利し決勝進出。メインの透暉鷹vs.ジェライスーの勝者と対戦へ。
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▼第2試合 フライ級(56.7kg以下)5分3R〇キルー・シング・サホタ(インド)12勝2敗 125.5lbs/56.93kg[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ルエル・パニャレス(フィリピン)5勝2敗 126lbs/57.15kg※サホタがフライ級決勝進出
1R、サウスポー構えのパニャレスから先に組みに。ケージまでドライブして右で差して押し込み。サホタは右で差し上げ、四つに組んで体を入れ替え押し込み、互いにヒザ。サホタは肩パンチ。金網背にするパニャレスは嫌って離れる。
左ハイのパニャレス。ガードするサホタは右ストレート、ハイ。かわすパニャレスに、右前手を上下しながらサホタは右ミドルハイから組みへ。ヒザからヒジを突いて離れる。
右ミドルを当てるサホタ。入れないパニャレスは左ミドルを返すが、入りにサホタは跳びヒザを狙う。パニャレスが左ハイで戻してホーン。サホタのラウンド。
2R、ケージに押し込むサホタはシングルレッグ、ダブルレッグから上組み。右で差して崩しながらヒザ・ヒジ。そこで左ヒジを振って離れるパニャレス。左の相打ちでバランスを崩したのはサホタ。
しかしすぐに戻して右後ろ廻し蹴りを見せる。パニャレスは左ロー。しかしサホタは長い左右からの右ヒジ、シングルレッグ。切ったパニャレスはスタンド。
サホタは遠間から後ろ廻し蹴り。パニャレスの左ハイをかわして前に。左ローは当たるパニャレスだが、サホタはスーパーマンパンチ。パニャレスはテイクダウンもサホタの腕十字につかまるもホーン。
3R、詰めるのはサホタ。パニャレスの左フックに、サホタは右オーバーハンド! 一瞬下がったパニャレス。サホタは左回りで右を打ち込む。右ローからシングルレッグでドライブするパニャレス。
金網背にしたサホタだが体を入れ替え、長身から肩パンチ! 離れるパニャレス。左回りで右を突くサホタは左に繋ぐとパニャレス。は後退。サホタは前足にサイドキック、関節蹴りでトーナメントならではのアウトボクシングで逃げ切り体勢。判定は3-0でサホタが勝利。決勝進出を決めた。
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【ワンマッチ】※非トーナメント戦
▼第1試合 女子フライ級(56.7kg以下)5分3R〇ダニー・マコーマック(アイルランド)9勝2敗 126lbs/57.15kg Invicta FCストロー級王者[判定3-0] ※30-27×2, 29-27×ヤン・チーフイ(中国)25勝5敗 125lbs/56.70kg
1R、サウスポー構えのマコーマックはInvicta FCストロー級王者。左を振って組もうとする。散打出身・オーソのチーフイの右ミドルを掴むが、足を抜くチーフイ。圧力をかけるマコーマックに、チーフイは左右の蹴り。そして右ストレート。
マコーマックは左ミドルも、その打ち終わりに回転速いチーフイは右をヒット。左右から左ローに繋ぐが、マコーマックはダブルレッグでケージまで押し込み。突き放すチーフイ。左右で詰めるマコーマックに、チーフイがシングルレッグ。ここは切るマコーマックは左ミドルハイをガード上に。さらにダブルレッグの動きを見せるが、切るチーフイが左フックを突く。
2R、左の蹴りの上下で前に出るマコーマック。チーフイも右から左フックで押し戻すが、そこにダブルレッグテイクダウンはマコーマック。チーフイは背中を見せて立ち上がる。そのバックにつこうとしたマコーマックだが、足はかけられず。
左右の蹴りのマコーマックに、左ハイを掴んでテイクダウンしたチーフイは背中につくが立ったマコーマックに着地。離れたチーフイの左右にまたもダブルレッグテイクダウンはマコーマック! ここも押さえ込めないマコーマックだが、スタンドでチーフイのフックをかわして左ミドル。チーフイの右ローの合わせてダブルレッグテイクダウン。ここも立つチーフイにバッククリンチ。正対して突き放すチーフイは左フック。
しかし圧力をかけて左の蹴りはマコーマック。左ボディも。動きを止めないマコーマックは左三日月蹴り、ハイキックで前に出てホーン。
3R、左前蹴りのマコーマック。下がるチーフイにワンツー、ロー。そして腹攻め。上中下と打ち分ける。チーフイは左前手のフックを当てるも、左前蹴りのマコーマック。前に出るチーフイだが、そこにマコーマックはダブルレッグテイクダウン! バックのマコーマックは右瞼からカットしながらもリアネイキドチョーク! ずらしたチーフイにマウントからヒジ! 立つチーフイをバッククリンチで崩そうとするマコーマック。マコーマックの出血にドクターチェック。
再開。すぐに組んでダブルレッグテイクダウンのマコーマックがパウンド。何とか立つチーフイも左を振るが、マコーマックは詰めて左ヒジで前に。チーフイにケージを背にさせてマコーマックが連打。チーフイも打ち合いでホーン。判定3-0でマコーマックが勝利。
試合後、マコーマックは「フィニッシュしたかった。今回はフライ級だったけど、UFCストロー級で戦いたい。契約を」とアピールした。