▼第7試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
〇大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/初代Krushフライ級王者、K-1甲子園2021 -55kg王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
大久保は第11回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝、第37回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝、K-1甲子園2021 -55kg優勝とアマチュアで経験を積み、2022年2月のK-1でプロデビュー。6月の『THE MATCH 2022』ではオープニングファイトに抜擢され、那須川龍心に判定勝ちしている。2022年9月の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いて次期K-1エース候補と期待されたが、バンタム級に階級を上げての第一戦で齊藤龍之介に延長判定で敗れ初黒星。今回、再起戦に臨む。戦績は4勝1敗。
黒川は第34回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝。『K-1 AWARDS 2021』のアマチュアMVPに選ばれた。2022年5月にKrush-EXでプロデビューすると、2戦目はドローだったもののその後は3連勝。4勝無敗1分の戦績を誇るサウスポー。4月の前戦では松本陸と延長戦までもつれ込む接戦となり、徹底した左ローで勝利をもぎ取った。
1R、サウスポーの黒川は左カーフと左ミドル、大久保は右ミドルや右インローを蹴って右ストレートを伸ばす。黒川のワンツーをかわした大久保はすぐに前へ出てワンツーを打つ。黒川が右フックをヒットさせるが、大久保が直後に踏み込んで右ストレートを打ち、これに後ろ重心となっていた黒川が尻もちをついてダウンを宣告される。
2R、大久保は右ミドルを蹴ってしっかり距離を作り、黒川は右フックを打っていくが空を切る。大久保のリーチの長さと長い距離になかなかパンチを当てられない黒川。大久保も不用意に手を出さず、ここぞというところで右ミドルを蹴って当てる。
3R,前に出る黒川は左フック、右フックを繰り出すが空を切る。大久保はジャブ、黒川が入って来るところに右ストレート。黒川が入ろうとするところへ得意のヒザを突き刺す。思い切ってフックを繰り出す黒川へ大久保は顔面にもヒザを突き上げる。互いにかわして打つがヒットが奪えず、大久保は右ミドルを当てる。さらに突き上げるヒザ。黒川の前進はバックステップで外していき、大久保が最後まで自分の長い距離を保って戦った。