▼第6試合 第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R延長1R
×鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)
判定0-3 ※28-30×3
〇麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
※麻央が決勝へ進出。
鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAでは2勝3敗の二刀流ファイターとして活躍し、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。K-1 GROUPには2022年3月から参戦。クロスポイント吉祥寺に移籍して2023年7月に1年1カ月ぶりの試合を行ったが、☆SAHO☆に敗れK-1 GROUPで初黒星。戦績は11勝(3KO)6敗。
麻央は5勝1敗の戦績を残してリングから離れていたが、2022年12月のKrushで約6年ぶりに復帰。真優に判定勝ちすると2023年4月には韓国のファン・ソンリムにも勝利して連勝。しかし6月、PODの新鋭・池内紀子に敗れ連勝がストップした。戦績は7勝2敗。
1R、麻央は右ローから左右フック、鈴木は右ローを蹴る。鈴木の左ミドルに麻央はワンツー、麻央が右ミドルを蹴ると鈴木が右ストレートを合わせに行く。麻央は左ミドルを2連続ヒットさせ、これに鈴木が一瞬怯んだ。両者とも入りすぎてクリンチになる展開が続いたが、その中で鈴木が顔面前蹴りをヒット。
2R、麻央の左ミドルに右を合わせに行く鈴木だが、麻央もワンツーを帰していく。打ち合いに来る麻央に鈴木の右がクリーンヒット。しかし、麻央もすぐに連打を打ち返す。麻央の右ハイが鈴木の顔面へ。接近してくる麻央に鈴木は右アッパーを打つが、麻央の連打をコーナーで浴びてしまう形に。今度は鈴木が右の連打で前へ出るが、麻央がミドルを蹴る。
3R、前に出るのは鈴木だが、麻央は左右フックと右ミドルで応戦。手数を出すのは麻央で鈴木をロープへ押し付けてヒザを蹴る。麻央は右ミドルを蹴り続けて前へ出るが、鈴木も左ミドルを蹴り返してジャブを打つ。鈴木がミドルを蹴って前へ出れば麻央がワンツーを合わせ、麻央がミドルを蹴って前へ出ると鈴木はクリンチ。手数を出すのはまあ。鈴木は左手を引っ掛けながらの右ロー連打。
判定は手数が多く前にも出た麻央が判定3-0で勝利。決勝戦は池内紀子と麻央で争われることとなった。
池内は「1回戦勝ててよかったです。自分は必ず王者になるので応援よろしくお願いします」、麻央は「勝ててホッとしています。もっと圧勝して勝つつもりだったんですが、決勝までに仕上げてリベンジ成功させます」と話した。