▼第3試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R
〇鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代Bigbangスーパー・バンタム級王者)
KO 2R 2分27秒 ※3ノックダウン
×野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg王者)
鬼山は岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてBigbangスーパーバンタム級王座を獲得。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝に進出したが、璃明武にKOで敗れた。2022年2月の「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で玖村将史にKO負けし、連敗中。戦績は6勝(2KO)5敗。
野田は幼少期から関西のアマチュア大会で活躍し、高校1年生でK-1アマチュア全日本大会で優勝。K-1甲子園2020-55kg王者になった若きテクニシャン。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に参戦し、Krush王者・壬生狼一輝とスプリット判定にもつれ込む激闘を見せた。2022年3月に松谷桐を破り、7月にはKrushバンタム級タイトルマッチで王者・池田幸司に挑戦するもKO負け。12月に峯大樹を飛びヒザで流血に追い込みTKO勝ちで再起を果たした。今回は約10カ月ぶりの試合となる。戦績は6勝(1KO)4敗1分。
1R、じりじりと前に出ていく鬼山が圧をかけ、野田にコーナーやロープを背負わせる。野田はジャブを突き、鬼山が前に出てくると飛びヒザ。一気にラッシュをかけるが鬼山はもらわずに前へ出る。右フックの打ち合い、至近距離で両者のフックが何度も空を切る。前に出て右フックを叩きつける鬼山に野田はヒザと右カーフ。
2Rも前に出る鬼山とそれを迎え撃つ野田。右カーフで転倒した野田はサウスポーにスイッチ。そこへ鬼山が右フックを狙い撃ちにしていき、右フックでダウンを奪う。ヒザ蹴りからの左右フックで鬼山はダウンを追加するうと、捨て身の打ち合いに来た野田へヒザ蹴りから左フックをさく裂させ見事なKO勝ちを収めた。
鬼山はマイクを持つと「桃から生まれた鬼山桃太朗です。僕自身、めちゃくちゃ久しぶりに勝ててひと安心しています。年内、もう1試合できたら、宮田プロデューサーお願いします」と、年内に“もう一丁”を希望した。