▼ダブルメインイベント第1試合(第9試合)Krushフライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R
×大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
KO 1R 0分47秒 ※左フック
〇悠斗(HUNGRY GYM/第42代プロボクシング日本ライトフライ級王者/挑戦者)
※悠斗が新王座に就く。大鹿は初防衛に失敗。
大鹿はK-1甲子園2022 -55kg王者。デビュー当初は他団体でプロ活動を行っていたが、2022年12月にKrush初参戦で勝利を収め、2023年5月の「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。戦績は8勝無敗。
悠斗こと高橋悠斗は、元々はキックボクサーで2011年に国士舘大学所属として全日本学生キックボクシング連盟のフライ級王者となっている。プロデビュー後はNJKFの上位ランカー(最高2位)として活躍したが、2014年にボクシングへ転向。2019年10月に世界ランカーでもあった王者・堀川謙一を破り、日本ライトフライ級王者となった。しかし、2020年3月に決まっていた初防衛戦が新型コロナウイルスの影響により度々延期に。気持ちが切れてしまい、4月にタイトル返上と現役引退を発表。プロボクシングの戦績は11勝(5KO)4敗。2021年6月にキックボクシングに復帰し、『KNOCK OUT』で白幡裕星に判定負け。2022年9月にはWMC日本ライトフライ級王座を獲得している。2023年7月のKrush初参戦で松葉斗哉を左フックでなんと9秒でKOした。戦績は21勝(10KO)13敗4分。
1R、開始から大鹿はコンビネーションを回転させて積極的に攻めるが、悠斗は大鹿の右ローをスネブロックして足を着地させると同時に右フックでダウンを奪う。続けて悠斗は飛び込んでの右フック、これに大鹿が左フックを返そうとしたところへ悠斗がさらに速い左フックの返し。
カウンターでもらった大鹿は完全に意識を失ってその場に崩れ落ち、悠斗が秒殺KO勝ちでタイトルを奪取した。
ベルトを巻いた悠斗は「ずっとこのために生きてきました。支えてくれるチームの皆さんと仲間たち、先輩方、家族、今日は妻と子供にカッコいい姿を見せることが出来ました。でも僕がここまで強くなれたのは大鹿選手と大鹿選手の応援団のおかげです。ありがとうございます。ボクシング、キックボクシング、Krushと3つ巻いたのは世界で僕だけだと思います。僕の夢はこれだけではありません。K-1の王者、KrushとK-1両方獲るのが僕の夢です。誰よりも絶対に面白い試合をします」と、次はK-1のタイトルを狙うと高らかに宣言した。