▼第8試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
×新美貴士(名古屋JKファクトリー/第5代Krushフェザー級王者)
判定0-3 ※27-28×3
〇稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン/Bigbangフェザー級王者)
新美は2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。同王座は2022年5月の4度目の防衛戦で玖村修平に敗れて失っている。8月にはK-1フェザー級世界最強決定トーナメントに出場も1回戦で敗退。12月に國枝悠太から判定勝ちするも、2023年3月のRISEでRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定で敗れた。6月に無敗の寺田匠からダウンを奪って初黒星を付け、再起を果たしている。戦績は16勝(6KO)8敗のサウスポー。
稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。しかし、2022年5月に寺田匠との無敗対決に敗れ初黒星。8月に岡嶋形徒をKOして再起を飾ったのも束の間、12月に森坂陸に判定負け。しかし、2023年6月はMOMOTAROから勝利を奪った。戦績は7勝(4KO)2敗。
1R、いつも通り新美が前へ出ていくが、稲垣は下がらずパンチのコンビネーション。ミドルやヒザも蹴り、新美のボディへ攻撃を集める。稲垣の飛びヒザ蹴りから左フックでグラつく新美。稲垣はボディブロー、ヒザ、右ミドルで新美を追い詰める。
2Rも押されていた新美だが、ロープを背負ったところで右のヒザを突き上げようとした稲垣に左フックを打ち、逆転のダウンを奪う。新美は左ミドルの連打から左ストレート。稲垣は棒立ちで左ミドルを受ける。それでも稲垣が左フック、右ストレートで応戦。右ストレートやヒザをヒットさせて新美をロープへ釘付けにする稲垣だが、新美がまたも左フックで反撃。
3R、顔面とボディへパンチを当てていく稲垣だが、新美は被弾しても下がらずボディと顔面へ打ち返す。稲垣の右ヒザに再び右フックを合わせる新美。両者とも相手のフックを被弾し、至近距離での打ち合いが繰り広げられる。新美が右フックで前へ出たところ、稲垣がそれをかわすようにして左フックを打ち、勢いの付いた新美が前に倒れてこれがダウンとなる。ダウンを奪い返した稲垣は右ストレート、新美も左フックを打ち返す。