▼第3試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
〇中島太一(ロータス世田谷)
[判定3-0]
×岡田 遼(パラエストラ千葉)
第3試合は、バンタム級で中島太一vs.岡田遼のパンクラス王者vs.元修斗王者対決が実現。ともにベテランのオールラウンダー同士がどんな戦力で戦うか。MMA IQの高い一戦になる。
1R、ともにオーソドックス構え。先に飛びヒザから入る岡田。左ロー、右ローも。中島は右カーフを当てて岡田のバランスを崩す。岡田も右ローも、中島の右で後退する。
左インローを当てる岡田。詰めて組むが左で差して投げるのは中島。ここですぐに立つ岡田は、ダブルレッグからボディロックテイクダウン! 背中をつけさせた岡田は、左で差してサイドから細かいパウンド。下の中島もこつこつ耳に突くと、右で枕に巻く岡田はときおりヒジ。マウントを狙うが、その瞬間に立つ中嶋!
足をかけられずに降りた岡田をコーナーに押し込む中島。岡田は飛びつき十字狙いも下に。ブレーク。右のスーパーマンパンチで岡田は前に出る。1Rの攻防で岡田はどれだけ力を使ったか。
2R、右ハイ、右ローと打ち分ける中島。岡田も右ロー。左インロー。中島はワンツーの右を打ち込む! 右を被弾した岡田は左回り。ダブルレッグも深追いせず。岡田の入りに左を合わせる。ワンツースリーで前に出る岡田をさばく中島は左ジャブ。岡田がワンツーから組みに入るも右で差して四つから崩して、ここは深追いしない。
ワンツーで振って左差しからボディロックで崩しに行くが残す中島。四つに持ち込み岡田を突き放すと、長い右!その打ち終わりに組むも四つに持ち込む中島は右ヒジ。岡田もバックヒジを見せる。コーナーで組んでゴング。
3R、間合いを制し、ジャブ&ローで圧力をかける中島。岡田も右ロー。しかし中島は低い手の位置からジャブ。左で差して押し込む岡田を小手に巻いて投げると岡田はロープ外に出る。戻る岡田は左ハイから左右も、そこに右を合わせる中島。しかし、岡田も前に出て左右からダブルレッグ。それをがぶり背後からパウンドする中島。
鼻血の岡田はダブルレッグの中島に頭を抱えるが、右足をパスした中島はヴォンフルーチョーク狙いから左に出てハーフから肩固めへ! ここを耐えた岡田に中島はジャンピングフットスタンプ! さらに頭部にサッカーキックでゴング。
判定は3-0でPANCRASEバンタム級王者の中島が勝利した。試合後、中島は「RIZINのバンタム級のベルトを獲りにきました。前回フェザー級で(ケラモフに)不甲斐ない試合をしましたが、バンタム級では負ける気がしないfです。岡田選手、うまくて判定になってしまいましたが、自分KO出来る力があるので、またチャンスをください」と話し、花道で「こっから、こっから!」と叫んだ。