▼第4試合 フライ級(57.0kg)5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)
[3R 1分37秒 TKO] ※ドクターストップ
×山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
第4試合は、フライ級の福田龍彌vs.山本アーセン。DEEPで強豪揃いのGPで優勝した全てをこなせるストライカーの福田に対し、グレコ強豪のアーセンは伊藤裕樹戦で見せた「無限レスリング地獄」を遂行できるか。
1R、ともにサウスポー構え。アーセンの左をかわす福田。アーセンは左ロー。右ハイはからぶり。左カーフを当てるアーセン。左を返す福田。
レベルチェンジのフェイントをかけるアーセン。福田は右から左で前に出るが、アーセンも右を返し、左カーフ。シングルレッグに入るが、深追いせず。左は相打ちに!
ともに左ローを空振り。右前手を見せて左を踏み込む福田。アーセンは左ロー。福田の踏み込む左をかわす。右フックをかすめさせる福田。しかしアーセンは左カーフ。福田が蹴り返さず。アーセンの左カーフに福田の身体が泳ぐ。福田の右の飛び込みに、アーセンは左カーフを当てる。打撃で立ち会うアーセン。
2R、アーセンの左カーフをかわした福田。アーセンは左を伸ばすが、福田も顔をずらす。そこにシングルレッグを見せるアーセン。ここも足を抜く福田に深追いはせず。左アウトロー、右インローも当てるアーセン。福田は右ジャブを当ててから左をヒット! 下がるアーセン、顔を上げさせられる。しかし、アーセンも右から左をヒット! 前に出ると福田をコーナーに押し込むと肩パンチ。右で小手に巻く福田が組み手で譲らず。ブレーク。
スタンドで福田のペースに。ジャブで左目が腫れるアーセン。しかしアーセンも左カーフ。福田はフェイントからジャブを当ててボディ打ちも。左カーフを当てるアーセン。右フックは空振り。福田は低いガードから右ジャブ、左ストレート! アーセンのカーフをチェックする福田が圧力をかける。
福田が、アーセンの動きを把握しカーフを見切り、テイクダウンを切る展開に。
3R、アーセンにドクターチェック後、再開。福田の左ボディにアーセンも左をヒット! レベルチェンジを見せて前に出るアーセン。右ジャブの相打ちから左右を振るが、ここで左を当てる福田! アーセンは右を振って飛び込んでコーナー背にさせてシングルレッグも切る福田。体を入れ替え、コーナーに追い込んで左右を突く福田。ジャブを突き、強いテイクダウンディフェンスを見せる。
アーセンは右眉をカット。さらに左目も塞がる。ドクターチエックにアーセンは「お願い、お願い、いま止められないんだって」と続行を懇願すると、「アーセン」コールに福田も手拍子を打つ。しかし、試合はストップ。アーセンは福田にハグされ、「脳は大丈夫だって」と語り、福田もアーセンの手を挙げた。
試合後、福田は「アーセンくん、気持ち、めっちゃ強かったです。楽しんでもらえましたか。僕も楽しかったです。また試合をください。オブリガード」と笑顔で語った。