▼第9試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM) 48.5kg
[判定3-0] ※20-18, 19-19マスト須田×2
×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)48.8kg
ケイト「下馬評があるなかでの試合なんですけど、自分自身はすごく楽しみです。明日はよろしくお願いします」
須田「しっかり準備してきたので明日は全力で勝ちに行きます」
◆ケイト・ロータス「守るだけではなくどう攻めるかをやってきた」
「(※試合前日コメント)スーパーアトム級の49kgももう3度目。慣れていつも通り減量も出来ました。(練習環境は)COROさんと伊澤星花ちゃんがRoys GYMを起ち上げましたが、変わらずK-Clannの朝練習か夜練習のどちかで一緒に練習することが出来ています。
(須田戦は)寝技に入られたら終わりと注意しながらもそうさせない練習もやってきたので自信はあります。(伊澤選手との練習で受けの強さもあるのでは?)それはつきますが、受けて守るだけでは勝てない。対策もそうですが、守りに入っているだけでは勝てないので、どうポイントを取っていくかという練習もしています。下馬評では自分が負けるという声が多いですが、特に気にしていません。それもいつも通りのことなので(笑)」
セミと同じく49キロ契約では2回戦で、須田萌里vs.ケイト・ロータスが組まれた。
試合時には19歳になっている須田は再起戦。2022年3月に青野ひかるに腕十字で一本勝ち後、5月に大島沙緒里に一本負けも、にっせー、村上彩に勝利。11月に元DEEP JEWELSストロー級暫定王者の本野美樹に判定負けしたものの、2023年3月にアトム級で桐生祐子に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。2023年5月の前戦では、“リトルウルフ”パク・ジョンウンに1R TKO負けを喫している。
また、8月の愛知大会でのグラップリングルールでは、マユミ・グラップリングシュートボクサーズジム (グラップリングシュートボクサーズ)と51kg契約で対戦し、マユミに判定3-0で敗れているため、MMAで再起を果たせるか。
ケイト・ロータスは、フライ級(-56.7kg)からスーパーアトム級(49kg)に下げてきた組みよりのオールラウンダー。2022年は、9月に竹林愛留にスプリット判定勝ちも、2023年2月に青野ひかるに判定負けで連勝ならず。2023年5月の前戦では、BreakngDownで土木ネキに勝利している彩綺に、判定勝ちした。
ケイトは、伊澤星花との練習で受けの強さが増しており、須田の寝技を凌いで強い身体で削れるか。須田は、得意の蹴りも含めた打撃の進化から、切れ味鋭い極めを見せられるか。
1、2Rともにボディロックから引き込み下から仕掛ける須田に、中央を取り、細かいパウンドはケイト。しかし須田は腕十字、三角絞め、外掛け足関節へ。背中見せてエスケープするケイトのバックマウントへ。ケイトもケージウォークから上を取り返し、体を放してのパウンドで飛び込むが、決定打になはならず。
判定は3-0(20-18, 19-19マスト須田×2)で引き込むも下から仕掛け続けた須田が勝利。勝ち名乗りに須田は涙を見せた。