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【DEEP JEWELS】村上彩がアムに判定勝ちで涙のミクロ級新王者に! スーパーアトム級でパク・シウがHIMEに完勝、須田がケイトに判定勝ち。桐生が青野を退け、NORIが齊藤百瑚にスプリット判定勝ち、彩綺が竹林下す

2023/09/10 17:09
【DEEP JEWELS】村上彩がアムに判定勝ちで涙のミクロ級新王者に! スーパーアトム級でパク・シウがHIMEに完勝、須田がケイトに判定勝ち。桐生が青野を退け、NORIが齊藤百瑚にスプリット判定勝ち、彩綺が竹林下す

(C)ゴング格闘技/DEEP

2023年9月10日(日)東京・ニューピアホールで『DEEP JEWELS 42 ~10th Anniversary~』(U-NEXT配信)が開催された。前日計量は9日13時45分から都内にて行われた(※昼の部で「DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND」開催)。

 夜のDEEP JEWELSメインは、ミクロ級王座戦として王者アム・ザ・ロケットに村上彩が挑戦。

 ともに階級上で戦ってきた両者。今回のミクロ級のベルトを賭けた戦いに、王者は「初防衛戦が楽しみ。適正階級で出場できるのでベルトは手放さない。王座防衛できると確信しています」と自信。

 対する挑戦者も、「楽しみです。明日は私がチャンピオンベルトをもらいます」と王座奪取を予告した。

 セミでは、スーパーアトム級でパク・シウvs.HIMEのストライカー対決が組まれている。

 ダウンを奪うパンチを持つ両者の戦いは、打撃戦となるか、それとも組んでも強いパク・シウがMMAの新たな引き出しを見せるか。

 日本での練習環境も充実しているパク・シウは、日本語で「こんにちは、パク・シウです。久々の試合なので明日、楽しんでください」と、観客を楽しませたいと笑顔。

 対するHIMEは、「今回10周年の節目の大会でセミファイナルで、つまらない試合をするつもりはないので、バチバチに盛り上げて楽しい大会にして終わりたいと思います」と、立ち合いに自信を見せた。

 また、第9試合でも49kg以下契約で、須田萌里とケイト・ロータスの注目のスーパアトム級戦が行われる。

 5月の前戦で“リトルウルフ”パク・ジョンウンに1R TKO負けを喫している須田は、「しっかり準備してきたので明日は全力で勝ちに行きます」と、再起を誓う。

 前戦で彩綺に判定勝ちしているケイトは、「下馬評があるなかでの試合なんですけど、自分自身はすごく楽しみです」と、アンダードッグを評価を覆す試合を見せたいとした。

 そのほかにも、階級を上げた青野ひかると桐生祐子のストロー級戦。

 PANCRASE女子フライ級コンテンダーのNORIと、プロデビュー戦でいきなりぶつかる全日本学生柔道3位の斎藤百瑚のフライ級戦など、これまで出場してきたメンバーによる、充実のカードがラインナップされた10周年記念大会となっている。なお、第3試合のミクロ級でちびさい KYOKA(43.15kg)と対戦する上瀬あかり(46.15kg)が、最終計量800gの体重超過で減点2スタート、勝利してもノーコンテストとなっている。

DEEP JEWELS 42 ~10th Anniversary~速報

2023年9月10日(日)ニューピアホール
開場/17:00 開始/17:30 ※17:10 からアマチュアファイト実施

【対戦カード】

▼第11試合 メインイベント DEEP JEWELS ミクロ級タイトルマッチ 5分3R
×アム・ザ・ロケット(フリー)王者 43.6kg
[判定0-5] ※28-29×5

〇村上 彩(フリー)挑戦者 43.8kg
※村上が新ミクロ級王者に

村上「楽しみです。明日は私がチャンピオンベルトをもらいます」

アム「初防衛戦が楽しみです。適正階級で出場できるのでベルトは手放さない。王座防衛できると確信しています」

 アムは、ミクロ級(44.0kg)王者ながら、スーパアトム級の49kg前後での試合も多く、2019年の大晦日のRIZINでは山本美憂のレスリングにコントロールされて判定負けも、2020年2月のDEEP JEWELS初代ミクロ級王座決定トーナメント一回戦で佐藤絵実に1R 腕十字で一本勝ちで再起。2023年5月には49kgで伊澤星花と対戦し、1R 三角絞めに敗れている。今回は44kgのミクロ級の王座防衛戦で再起なるか。

 挑戦者・村上は柔術黒帯から2020年10月にプロMMAデビュー。負傷欠場のリオンの代役として参戦し、49kg契約で須田萌里に判定勝ち。その後は、ミクロ級(44kg)でちびさいKYOKA、玉田育子、古瀬美月にいずれも腕十字で一本勝ちで4連勝をマークした。

 2022年9月の『DEEP JEWELS 38』ではアトム級(47.6kg)で須田に判定負けし、プロ初黒星を喫したが、2022年12月にはアトム級でにっせーに判定勝ち。さらに2023年4月の前戦でもアトム級でサダエ☆マヌーフに判定勝ちで2連勝中。今回はミクロ級に戻してアムの王座に挑む。

 パワフルな打撃を見せるアムは、階級上の伊澤には一本負けしたものの、MMA5勝4敗中、5つの白星はすべて一本勝ち。UFC5勝2敗のローマ・ルックブンミーのタイ時代にも腕十字で勝利しており、ミクロ級でさらにキレを増すか。

 村上は課題の打撃で遅れを取らなければ、組み技から寝技勝負で柔術家としてアムの極めに対抗する力を持つ。本来の階級でどんな動きを見せるか。

 1R、アムの右の蹴り足を取って崩そうとした村上を逆にボディロックから投げたアム! パワー差を感じさせるなか、下の村上は潜りからサドルロックで足関節狙い。ストレートフットロックに、アムの外ヒールを狙うも上体立てる村上が上に。50/50の展開から村上は上からの攻めを選択していく。

 2R、左右で前に出るアムにダブルレッグテイクダウンは村上! 下から手首を抱え腕十字を狙うアムに手首を抜いて、片足を越えるとパスガード、腕十字へ! ヒジ抜くアムに村上は内ヒール狙いから上に。外がけで下のアムに上から鉄槌。アムは身体を伸ばして顔を遠ざけて避ける。

 3R、右カーフを3度当てるアム! サウスポー構えになる村上は詰めてダブルレッグテイクダウン!  下のアムはクローズドガードで腕十字狙い。中腰で極めさせない村上は上から細かいパウンド。

 スクランブルで立つ際でバック狙う村上はダブルレッグからアンクルピックでテイクダウン! 下のアムの蹴り上げをさばいてパス狙いからアンクルホールド、オモプラッタを仕掛けてゴング。

 判定は5-0(29-28×5)で村上が勝利。新ミクロ級王者に輝いた。

 ベルトを巻いた村上は、「今日まで練習頑張って結果が出せて良かったです。チャンピオンになりますとプレッシャーをかけてきました。もっと強くなって、RIZINにも出たいので、これからもよろしくお願いします」を涙を流しながら語った。

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