キックボクシング
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【RISE】志朗が残り23秒でハイキックKO、原口健飛がKOで世界王者、海人がタフファイトを制して新王者に、大﨑一貴と宮﨑小雪がKO勝ち、vs.K-1対抗戦はRISEが3戦全勝で4勝2敗の勝ち越し

2023/03/26 14:03

▼セミファイナル(第12試合)ISKA世界ライトウェルター級(-65㎏) 王座決定戦 3分5R
〇原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)
KO 4R 1分45秒 ※パンチ連打
×ジェレミー・モンテーリョ(フランス/Kona team/ISKA世界ライトウェルター級オリエンタルルール王者)
※原口が新王座に就く。


 原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。


 2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。2021年2月には白鳥大珠に圧勝、9月もタップロンにKO勝ちしたが、11月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンに敗れて連勝がストップ。今年4月、ロンペットを初回KOして復活すると、6月の『THE MATCH』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃に2R0分33秒、TKO勝ち。しかし、9月のペットパノムルンとの再戦では延長戦で敗れRISE世界スーパーライト級(-65kg)王座を逃した。12月には元GLORYフェザー級王者のアダムチャックに圧勝。戦績は23勝(14KO)3敗1分。

 モンテーリョは身長180cmで24歳。オーソドックスで戦績は18勝(5KO)5敗。IISKA世界ライトウェルター級オリエンタルルール王者で、元ISKA欧州ライトウェルター級オリエンタルルール王者。今回はK-1ルール王座とのダブル制覇を狙う。

 ISKAルールでラウンドマスト(1R毎に必ず優劣をつける)、フリーノックダウン制で行われる。

 1R、原口は左ミドルを多用し、左フックと左ボディも。モンテーリョはつかんでのヒザ。原口が強い右カーフ。積極的に攻めていく。原口の三日月蹴りに下がるモンテーリョだが左ローと左ミドル、原口がパンチの距離に入るとつかんでのヒザ蹴り。左の三日月が何度も突き刺さる。オープンスコアは10-9×3で原口。

 2Rは間合いを詰めてジャブと左右のストレートを打っていく原口。モンテーリョは左右ミドルで対抗する。原口に左三日月を蹴られると右ミドルを蹴り返す。サウスポーになる原口にモンテーリョは右ストレートをヒットさせるが、原口は前へ出てワンツーと左ボディ。このラウンドも10-9×3で原口。



 3R、原口は右ローと左ボディ、モンテーリョも左ローを蹴り返し、つかんでのヒザ。原口はパンチと三日月でボディを攻め、右ローも蹴るが、モンテーリョも負けじとヒザと右ミドルを返す。原口は左ストレートから右フック。タフなモンテーリョに原口は首をひねる。このラウンドはジャッジ2名が原口、1名はモンテーリョに10-9をつけた。



 4R、左ミドルと右ローを蹴る原口に右ミドルを蹴り返すモンテーリョ。ここで原口が一度下がってモンテーリョを前へ誘うと、左ハイでダウンを奪う。一気にパンチで攻め込む原口、左ストレートからの左ハイ、そしてワンツーが決まったところでレフェリーがストップし、原口のKO勝ちとなった。


 原口はマイクを持つと「みなさん、やりました。僕はこのベルトを持って世界へ持って行って価値をどんどん上げて行って、ISAKとRISEのベルトが世界一だということを証明します。僕は海外で戦って勝って、RISEのリングに戻ってきます」と、世界進出を宣言した。

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