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【RISE】志朗が残り23秒でハイキックKO、原口健飛がKOで世界王者、海人がタフファイトを制して新王者に、大﨑一貴と宮﨑小雪がKO勝ち、vs.K-1対抗戦はRISEが3戦全勝で4勝2敗の勝ち越し

2023/03/26 14:03

▼第11試合 RISEミドル級(-70kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
×イ・ソンヒョン(韓国/RAON/王者)
判定0-3 ※47-50、48-50×2
〇海人(TEAM F.O.D/挑戦者・同級1位)
※海人が第5代王座に就く。ソンヒョンは初防衛に失敗。


“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて試合をするトップファイターで、戦績は66勝(16KO)9敗2分。ブアカーオ・バンチャメーク、佐藤嘉洋とも対戦経験があり、RISE三階級制覇の裕樹、シュートボクシング世界王者の鈴木博昭、HOOST CUP王者の麻原将平など国内トップファイターを次々と撃破。2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争いベルトを奪取。2021年11月には北アイルランドで試合を行いWKN世界ウェルター級王座も獲得している。2022年8月に約3年ぶりの来日を果たし、緑川創と引き分けた。


 シュートボクシング(以下SB)の絶対的エースの海人は2014年2月にデビュー。2017年11月にトーナメントを制してSB日本スーパーライト級王座を獲得し、2018年11月にはS-cup2018 -65kg世界トーナメント優勝。その活躍はSB内だけに留まらず、2016年以降はRISE、RIZIN、KNOCK OUTで全勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明を延長R判定3-0で破り国内頂上決戦を制すると、8月のRISEではvs.日本人無敗を誇ったサモ・ペティにも延長戦の末に勝利。9月のSBではケンダル・カラクァートにも判定勝ち、12月にはGLORY世界ライト級1位ストーヤン・コプリヴレンスキーに判定2-1ながら辛勝。今年2月11日には緑川創との再戦をKOで制したばかりで現在16連勝中。戦績は50勝(22KO)6敗1無効試合。


 両者は2019年9月にシュートボクシングで対戦しており、接戦の末に海人が判定勝ちしている。


 1R、ジャブの突き合いの中、ソンヒョンが右ストレート。右カーフも蹴る。海人は左ボディ、左ヒザから右カーフ。両者ともパンチの距離で細かいパンチを交換するが、海人は蹴りも出す。残り数秒で海人がラッシュをかけて顔面とボディへ連打を叩き込んだ。1Rは10-9×3で海人。


 2R、海人は右カーフと左ボディを攻めれば、ソンヒョンも同じ技を返して来る。海人はノーガードになって挑発。ソンヒョンも左フックと左ボディを返し、海人はヒザをボディに突き刺す。


 3R、ソンヒョンの左ショートアッパーにヒザを返す海人。左ボディの打ち合いとなり、さらに右カーフを蹴り合う。その中でも手数が多いのは海人の方だ。ジャッジ1名が10-9で海人を支持。


 4R、ジャブの突き合い、左ボディの打ち合いと中間距離での打ち合いあが続く中、海人の強烈な右アッパーがヒット。さらに海人が左三日月、ヒザを突き刺す。ジャッジ2名が10-9で海人を支持。


 5Rもカーフの蹴り合いやボディの打ち合いが繰り広げられるタフな展開。その中でボディへヒザを突き刺すのは海人だ。右ストレートの相打ちから、海人が左右連打、右ロー。ソンヒョンのガードの上からだが、海人がパンチを繰り出して手数で優る。ノーガードになって挑発する海人。ソンヒョンも左フックを繰りだすが、海人は右を当てていく。


 判定は3-0で海人が勝利。17連勝を飾り、RISE王座も手にした。新たなベルトを巻いた海人だが笑顔はなく「今回の試合も自分的には納得いってないので、RISEのベルトを持った以上はもっともっと強くなります。このベルトが世界一になるように頑張ってもっとベルトを獲って必ず世界一になります。これらもシュートボクシング、RISE、そして僕をよろしくお願いします」と、これで満足は出来ないとした。

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