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【RISE】志朗が残り23秒でハイキックKO、原口健飛がKOで世界王者、海人がタフファイトを制して新王者に、大﨑一貴と宮﨑小雪がKO勝ち、vs.K-1対抗戦はRISEが3戦全勝で4勝2敗の勝ち越し

2023/03/26 14:03

▼第3試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
×憂也(魁塾/同級6位、第2代DEEP☆KICK-65kg王者)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇モトヤスック(治政館/WMOインターナショナルスーパーウェルター級王者、初代JKAウェルター級王者)
※本戦の判定は29-30、29-28、30-30。


 憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。しかし、2021年2月のRISEでは“ブラックパンサー”ベイノアに延長戦の末に判定で惜敗。7月の『NO KICK NO LIFE』では緑川と再戦してドローとなったが、2022年12月にはT-98をKOして現在5連勝中。戦績は29勝(15KO)13敗3分。


 モトヤスックは2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争いジャパンキック認定ウェルター級王座に就いた。王者としての第一戦となった8月大会ではジャクチャイに判定負けを喫したが、2021年5月大会では元ルンピニージャパン・ウェルター級王者の喜入衆を1Rに左フックで失神KO。しかし、8月には国内70kg級トップクラスの緑川創に挑むも判定負け、10月は滝口幸成にTKO負けと連敗。2022年は1月に井原浩之に判定勝ちも5月には北野克樹にダウンを奪われての判定負け。7月に小原俊之に判定勝ちして再起を果たすと、9月のWMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦でダーンチョンに2RでKO勝ち、11月にはシュートンに判定勝ち、今年1月にネートパヤックに判定勝ちと4連勝中。RISEは初参戦。戦績は15勝(9KO)5敗1分。


 1R、前に出るのは憂也でモトヤスックはロープを背負う場面が目立つ。憂也は右ロー、ジャブ、右ハイ、右ボディストレートと攻撃を散らしていく。モトヤスックは右ローを返しつつ、憂也の打ち終わりに左フックを狙う。憂也は左ハイ、後ろ蹴りと大技も放つ。


 2Rはモトヤスックが前に出て憂也がロープを背負う。両者右ローを蹴り合い、憂也は左ハイ&左ミドルも蹴り合いに。憂也のワンツーに左フックを合わせに行くモトヤスック。憂也はすぐに左ミドルをクリーンヒット。またも憂也の右ストレートに左フックを合わせるモトヤスック。憂也は細かい4連打からヒザを突き刺す。

 3R、モトヤスックが右ストレート&左フックで憂也に猛攻を加える。憂也はジャブと前蹴りで立て直す。憂也のワンツーにすぐ右ストレートを打ち返すモトヤスック。左フックも放つが、憂也が前へ出て左ボディ、左フック。最後は打ち合いとなったが決定打はなく、本戦の判定は三者三様のドロー。

 延長戦に入ると、憂也の右ローにモトヤスックが右オーバーハンドを合わせる。すかさず打ち合いに行って挽回する憂也。左ボディ、ヒザの憂也にモトヤスックは左右フックと右ストレート。モトヤスックの左ボディからの左フックに憂也がグラつく。組み付く憂也にモトヤスックがガムシャラにパンチを放って試合終了。


 判定は3-0でモトヤスックが勝利。初参戦で憂也を破って見せた。

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