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【RISE】志朗が残り23秒でハイキックKO、原口健飛がKOで世界王者、海人がタフファイトを制して新王者に、大﨑一貴と宮﨑小雪がKO勝ち、vs.K-1対抗戦はRISEが3戦全勝で4勝2敗の勝ち越し

2023/03/26 14:03

▼第9試合 Super Fight!-54kg契約 3分3R延長1R
〇田丸 辰(TRY HARD GYM/初代RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×風音(TEAM TEPPEN/RISEスーパーフライ級1位、RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)


 田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃で2018年11月に初代RISEスーパーフライ級王者となった。2019年9月にRISEバンタム級王者・鈴木真彦とRISE王者対決を行い延長戦の末に初黒星を喫し、2020年9月の2度目の防衛戦で大崎一貴に敗れて王座陥落。2021年7月の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」でも1回戦で政所仁に敗れるなどスランプに陥ったが、2022年に階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成した。今年1月にはクンスックノーイに勝利。戦績は13勝(2KO)3敗1無効試合。


 風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利、2021年2月には元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIに判定勝利と他団体王者キラーぶりを発揮。2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では江幡睦、政所仁、志朗にいずれも“番狂わせ”の勝利を収めて優勝。2022年4月には那須川天心のRISEファイナルマッチの相手に抜擢され判定2-0で惜敗したが、6月の『THE MATCH 2022』では黒田斗真に延長戦で勝利した。10月には大﨑一貴のRISEスーパーフライ級王座に挑戦も、判定2-0で惜敗。戦績を17勝(6KO)7敗とした。


 この試合の勝者は7月2日の大阪大会から開幕する54kgのWORLD SERIES(世界トーナメント)の出場権を得る。


 1R始まってすぐ、サウスポーの田丸の左インローがローブローとなってしまい試合中断。ダメージの回復を待って再開後、田丸は出入りしてのワンツー・左ボディ。離れると左ミドル。風音は左ローを蹴りつつジャブを多用して前へ出るが、田丸が風音のパンチをかわしてのリターンを上手く当てていく。


 2R、前に出る風音をかわして田丸は左ボディ、右フックと風音の空いているところへ巧みにヒットを奪っていく。前に出る風音だが田丸はステップで動いての左ボディ、右フック。風音は右ローで田丸の足をとめにかかる。風音の左に左のカウンターを抜群のタイミングでヒットさせてグラつかせた田丸。風音もすぐに立て直して打ち合いに行く。


 3R、ここまで劣勢の風音は前へ出るが、田丸は巧みにかわして左ボディストレート。速い出入りでパンチを当てていく田丸に、風音はアタックを繰り返すがなかなか当てられない。ならばと右ローを蹴る風音。田丸は前へ出てくる風音に右へ動きながらかわし、左ミドルと左ボディ。ガムシャラに打ちに行った風音だが、最後まで田丸を捉えることが出来なかった。


 判定は3-0で田丸が勝利。田丸は歓喜の雄叫びをあげた。田丸は「僕は17歳の時に鈴木(真彦)選手と初めてやって負けて、そこで無敗記録がストップしたんですが、今回の風音選手との試合でその時の鈴木選手との試合とマッチしていて。自分自身との戦いというか過去の自分を超えるために負けられない試合と思って勝てたので嬉しい気持ちでいっぱいです。僕はスーパースターになりたくて、もっともっと有名になって天心二世じゃなく田丸辰って名前を知って欲しいのでこれからも頑張っていきます」と宣言した。

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