▼セミファイナル(第9試合)Krushウェルター級 3分3R延長1R
〇松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×海斗(LEGEND)
松岡は空手からキックボクシングに転向し、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。2017年に現在のK-1ジム五反田に移籍し、2018年1月からKrushに参戦した。2019年8月のK-1で近藤魁成にKO負けを喫して引退を口にしたが、2020年7月に復帰宣言。2021年4月には加藤虎於奈を判定で破り、第9代Krushウェルター級王座に就いた。しかし、その後は9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」準決勝で安保瑠輝也にKO負け、2022年2月の初防衛戦では寧仁太・アリに延長戦の末に判定2-1で敗れて王座を失った。戦績は10勝(4KO)9敗2分。
海斗は『THE OUTSIDER』を経て2017年10月にKrushデビュー。強靭なフィジカルの強さを活かした攻撃力を誇り、戦績は8勝(6KO)5敗。2020年3月の「第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメント」に出場したが木村“フィリップ”ミノルの剛腕の前にマットに沈み、同年8月の「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」では近藤魁成にKO負け。2021年3月に寧仁太・アリにKO負け、12月には安保瑠輝也にKO負けと泥沼の4連続KO負けを経験したが、2022年8月の幸輝戦でKO勝ちして再起。戦績は9勝(7KO)6敗。
1R、サウスポーの海斗に松岡は左ミドル、右インロー。海斗は左インローを返す。その左インローに右ストレートを合わせる松岡。右の三日月を蹴る松岡は右ミドルも海斗の左腕に叩きつける。
2R、海斗は強いローを蹴ってのフックを狙うが、松岡の右ストレートに大きく仰け反る。松岡は右をフェイントに左を当て、さらに右カーフ。右ミドル 4連打も。さらに松岡は左右の前蹴りをボディへ突き刺す。完全に距離を支配して右ハイもヒットさせる松岡。
3Rも左ミドルで支配しようとする松岡に海斗は強烈な左右フックで対抗。松岡も右ストレートでヒットを奪うが、海斗が左フックを打ち返す。さらに海斗が逆転を狙ってバックハンドブロー。最後はヒヤリとさせられる場面もあった松岡だが、判定3-0で復活勝利を収めた。