▼第4試合 Krushスーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
×山崎陽一(KIKUCHI GYM/第3代Bigbangスーパー・ウェルター級王者)
判定0-3 ※28-30×2、29-30
〇森田奈男樹(エイワスポーツジム/第4回JFKO全日本空手道選手権軽重量級優勝)
山崎は大学で時代にJリーグのセレクションを受けたこともあるサッカーエリートだったが、格闘技の道へ転向。K-1 JAPAN GROUPには2010年10月から参戦し、佐藤嘉洋、中島弘貴、松倉信太郎らと対戦。強靭なフィジカルとパワーが持ち味。2015年7月のK-1初代スーパー・ウェルター級トーナメントでは1回戦でマラット・グレゴリアンに敗れた。2017年9月にはBigbangスーパー・ウェルター級王座を獲得。2018年9月の試合を最後にリングから離れたが、2022年3月に復帰。夜叉猿に敗れるも、10月にはアラン・ソアレスにKO勝ちして復活した。戦績は25勝(14KO)17敗4分。
森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューし夜叉猿に判定勝ちすると、11月の2戦目では藤岡裕平に空手仕込みの蹴りを連発し、左ハイキックでKO勝ち。3戦目も藤村大輔を2R46秒、後ろ蹴りでKOして大きなインパクトを残した。4戦目ではイゴール・シウバから内廻し蹴りや後ろ廻し蹴りでダウンを奪って4連続KO勝ちをマークしたが、K-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。今回が再起戦となる。戦績は4勝(3KO)1敗。
1R、森田は左ハイ&右ローで攻めていき、山﨑が崩れると右ストレート。さらにロープを背負うと後ろ蹴り。山﨑は一発を狙っているのか、ローを蹴ってロープ際へ下がる。森田は強い左インローから後ろ蹴り。前に出てくる森田へ山﨑が左右連打もブロックされ、逆に左右連打をもらってコーナーへ詰まる。
2R、豪快な後ろ廻し蹴り、内廻し蹴り、カカト落としを繰り出す森田。左ボディには山﨑が右フックを合わせるが、すぐに森田が左右ボディで攻め返す。森田は右で打つフェイントから左ボディ、左ロー連打から右ロー。山﨑はフック&アッパーを繰り出すが森田のブロックは堅い。
3R、左ロングフックを当てに行く山﨑に森田はカカト落としと後ろ蹴り。森田のガードの隙間からねじ込むような右フックを打つ山﨑がヒットを奪うが、森田も左フックで逆襲。