▼第8試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇近藤魁成(TEAM3K)
判定3-0 ※30-29、30-27、30-28
×ヴィトー・トファネリ(ブラジリアンタイ/闘英館)
近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。2022年8月、スーパー・ライト級に転向するが鈴木勇人にKO負け。戦績は7勝(5KO)4敗1分。
トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。しかし、その後は4連敗中。戦績は15勝(11KO)13敗1分。
1R、近藤はジャブと右ロー、トファネリもジャブと右ローを返すが近藤の距離だ。近藤は右ローを狙い撃ち、さらにジャブを伸ばす。トファネリは左ミドルを蹴るも届かず、逆に右ローの蹴り返しをもらう。近藤が徹底したジャブ&右ローで支配したラウンドに。
2Rも徹底したジャブ&右ロー、そして前蹴りの近藤。トファネリはパンチや蹴りを繰り出すも近藤の距離でなかなかヒットを奪えない。完全に近藤の距離で試合が進み、完封ペース。
3R、右ローを強める近藤にトファネリも勝負をかけて踏み込んでくる。そこへ近藤が強い右ロー、左ボディからの左フック、ジャブ連打からの右ストレート。トファネリも右ローを蹴り返すが近藤のジャブに入り込めない。右ローを何度も命中させる近藤はジャブから右膝。トファネリの右フックはしっかりブロックする。近藤が右ロー2発からヒザ、そしてジャブと右ストレート。トファネリの後ろ廻し蹴りは空を切り、そこへ近藤がワンツー。最後は左ボディから左右フックを振り回してトファネリが倒しに行ったが、近藤が最後まで自分のペースで戦った。