キックボクシング
レポート

【RISE】ダークホースが来た!松本天志が逆転KOで優勝、小林愛理奈がダウンを奪いMISAKIに勝利、加藤有吾がKOで強打者対決制す、リカルド・ブラボが豪快KO勝ちでOFGマッチの対戦者を募集、那須川龍心が塚本に敗れる

2023/02/23 18:02

▼第3試合 RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント準決勝第1試合 3分3R延長1R
〇塚本望夢(team Bonds/初代DEEP☆KICK -51kg王者)
判定3-0 ※30-29×3
×那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021年RISE Nova 全日本トーナメント-55kg級優勝)
※塚本が決勝戦へ進出。


 塚本はジュニアキック出身で、2020年12月には那須川天心の弟・龍心と対戦して勝利を収めている。2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビューし、11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで、1回戦でタネ(ハートマーク)ヨシキに初回TKO勝ち、決勝では空龍から1Rにダウンを奪って判定勝利し、初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。8月にKING TSUBASAに勝利して再起を果たすも、9月にソンチャイノーイ・ゲッソンリットに初回KO負けを喫した。戦績は7勝(2KO)2敗。


 那須川は2021年RISE Nova全日本大会-55kg級トーナメント優勝、Stand Up Aクラストーナメント-55kg級優勝、2021年RISE NovaジュニアAクラストーナメント-50kg級優勝などアマチュアで経験を積み、今春から高校生となって4月のRISEでプロデビュー。笠原直希に判定勝ちして白星で初陣を飾った。しかし、6月の『THE MATCH 2022』ではK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星。8月の平山龍馬戦からフライ級に階級を下げ、TKO勝ちで再起を果たすと続く10月の吉田亮汰朗戦は判定勝ち、12月にはKOUJIROにも判定勝ちと3連勝。


 1R、前蹴りの出し合い。那須川は右カーフとジャブでけん制。塚本はボディから顔面へとフックを回転させる。那須川のパンチをよく見てかわす塚本は、よけてパンチを打ち込む。那須川が左ボディを打つと塚本はすかさず右フックを返す。ジャブで前に出る那須川だが、塚本は見事にパンチをかわしていく。


 2R、塚本はかわして打つ、打ってかわす。塚本の左ボディに右フックを合わせに行く那須川だが、塚本は構わず左ボディを狙っていく。那須川はパンチを出しながら前へ出る。あしっを止めての打ち合いでは那須川が左フックをヒット、塚本も左フックを当てて相打ちに。那須川のジャブの引き際に右ストレートを打つ塚本。左ボディを打つ塚本には那須川が左ボディを返す。足を止めての打ち合いから、塚本が飛びヒザやハイキックを狙う。リングサイドに陣取った兄・那須川天心も声をからしてアドバイスを飛ばす。


 3R、塚本が左ボディを打つと那須川は左ヒザを突き返す。しかし、塚本の右フックがヒット。塚本は左ボディを打ち、那須川の返しの右フックはかわす。フックの相打ちが見られる中、那須川が前へ出てパンチを当てに行くが、塚本はステップとボディワークでかわす。逆に右ストレート、左右ボディからm着ストレート、左フック、左ボディ。ラスト10秒は塚本がパンチをしっかりと当てに行った。


 判定は3-0で塚本が勝利。那須川のリベンジはならなかった。

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