キックボクシング
レポート

【RISE】ダークホースが来た!松本天志が逆転KOで優勝、小林愛理奈がダウンを奪いMISAKIに勝利、加藤有吾がKOで強打者対決制す、リカルド・ブラボが豪快KO勝ちでOFGマッチの対戦者を募集、那須川龍心が塚本に敗れる

2023/02/23 18:02

▼セミファイナル -46.5kg契約 3分3R延長1R
〇小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/アトム級1位、ミニフライ級2位)
判定3-0 ※29-28×3
×MISAKI(TEAM FOREST/初代SB日本女子アトム級王者、第7代J-GIRLSミニフライ級王者)


 小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。RISEは奥脇奈々、平岡琴、百花、祥子JSKらを次々と撃破するも、2022年5月に3度目の対決となった王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れた。7勝(2KO)3敗1分の3敗はいずれも宮﨑に付けられたもの。12月には女子初のオープンフィンガーグローブマッチに臨み、平岡を返り討ちにしている。


 対するMISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年に入ってからは的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就いた。2022年12月には宮﨑小雪との女王決戦を行ったが、判定2-0で敗れている。戦績は20勝(3KO)8敗1分。


 1R、互いに右カーフを蹴る、ワンツーを狙っていく展開からいきなり打ち合いに行くMISAKI。小林もワンツーで迎え撃つ。MISAKIのワンツー左ミドルに小林がワンツー。MISAKIの右ストレートに右ストレートを合わせにいく小林。MISAKIは左右ミドルを蹴るが、右ストレートに右を合わせられる。左ボディにも小林は左フックを合わせに来る。小林が右の強打でMISAKIを仰け反らせた。


 2R、MISAKIはワンツーで前へ出ていくと小林は左へ回り込む。MISAKIが左ボディ、小林は右フック。MISAKIの左ローに小林は右を合わせに行く。右の相打ちが続いたところで小林は胴廻し回転蹴りを放つ。真っ直ぐに入って来るMISAKIは小林はジャブ、右ストレートを合わせるが、逆にMISAKIの右フックをもらって後退。MISAKIはまたも右に右ストレートを合わせられる。


 3Rが始まってすぐ、打ち合いに行ったMISAKIに小林が左フックを決めてダウンを奪う。すぐに前へ出て打ち合いに行くMISAKI。猪突猛進スタイルでガムシャラに取り戻しにいくMISAKIに小林は防戦一方となるが、MISAKIはクリーンヒットはなかなか奪えない。小林のワンツーにMISAKIはヒザ。突っ込みすぎて攻撃につながらないMISAKIへ、逆に小林はパンチを当てていく。


 判定3-0でダウンを奪った小林が勝利。初代RISE QUEENのRENAからトロフィーを受け取った小林は「ダウンがなかったら普通に負けていたのでまだまだやなと思いました。ほんまに強かったです。3月のエルドラドもう全部試合決まったと聞いたんですが、あんなに盛り上がった私のオープンフィンガーグローブマッチが決まってないのはなんでやろって思っていますが、相手がいないと思うので強い外国人といつかお願いします」と、MISAKIを称えるとOFGマッチか国際戦をやらせて欲しいとアピールした。

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