撮影/安村発
RISE 166
2023年2月23日(木・祝)東京・後楽園ホール
▼メインイベント RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
×塚本望夢(team Bonds/初代DEEP☆KICK -51kg王者)
TKO 3R 0分46秒 ※左アッパー
〇松本天志(HAWK GYM/JAPAN CUP2021 -55kg準優勝)
※松本が優勝。
全員高校生で争われたトーナメントは、1回戦で那須川龍心を破った塚本と空龍を破った松本によって決勝戦が争われた。
1R、サウスポーの松本に左ボディストレートを伸ばしていく塚本。右ストレート、左右フックを打っておいての左ボディと松本のガードの隙を狙い撃ちする塚本。右ボディからの左フックがクリーンヒットし、松本はダウンにならずも腰を落とす。
2Rが始まってすぐ、松本のローが急所に当たり、試合中断。再開後、右ボディを当てる塚本はバックステップで距離を作り、松本が蹴ってくると蹴り足キャッチから右ストレート。塚本は右ストレート、左フックでヒットを奪うと左へ回り込みながら右ストレート、左フックをしっかり当てに行く。松本は鼻血を出し、塚本と打ち合いに行く。塚本もこれに応ての打ち合い。松本が左右フックをヒットさせてダウンを奪う。
フラフラになりながらも立ち上がる塚本に松本が連打で襲い掛かり、右フックで再びダウンを奪う。さらにフラフラになりながらも立ち上がる塚本。
3Rも序盤から打ち合いとなり、塚本も強気に打ち合う。松本の左右フック、ヒザにフラフラとなる塚本だがそれでも打ち返す。しかし、松本が左アッパー2連打を突き上げたところでレフェリーがストップ。ダークホースと呼ばれた男が見事、トーナメント優勝を飾った。
松本には“Mr.RISE”こと裕樹からトロフィー、伊藤隆RISE代表からは優勝賞金100万円が贈られた。
マイクを持つと「今日の試合、たくさんの人のサポートと応援が力になって最後まで追い込み練習が出来て本当に幸せでした。20周年でメインを務めさせていただいて、相手選手のおかげでいい試合が出来たのでありがとうございました。僕、絶対にもっと強くなってRISEを引っ張っていきます。SNSのフォローよろしくお願いします」と松本は涙を流しながら語った。