▼第7試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
〇リカルド・ブラボ(アルゼンチン/WSRフェアテックス/同級3位、初代M-1世界スーパーウェルター級王者)
KO 2R 1分35秒 ※3ノックダウン
×サーシャ・タダヨニ(イラン/TEAM OTA)
ブラボは17歳の時にアルゼンチンから来日。長いリーチから生み出される鋭いストレートを武器にKOを量産し、2018年に7戦無敗で新日本キックボクシング協会ウェルター級王座を獲得。2022年に所属していた新日本キックを離れ、新たにWSRフェアテックス所属となり12月にRISE初参戦。緑川創と延長戦まで戦い引き分けている。戦績は22勝(17KO)2敗2分。
タダヨニは今回が初参戦で、北米のアマチュアムエタイキックボクシング王者。極真空手も学んでおり、空手衣で入場した。
1R、ゴング同時に突進するタダヨニは打ち合いを挑む。ブラボもこれに応じて至近距離でフックが交錯。タダヨニは右ローも連打する。しかし、ブラボが左フックでダウンを奪う。タダヨニはジャンプしての右フック、ブラボも打ち合いに行き両者の強いパンチがヒット音を奏でる。ブラボのスピードある連打で場内がどよめく。ワンキャッチのヒザも突き刺す。タダヨニの左ハイをブロックするとすぐに右ロー。ワンツーから左フック、ヒザ蹴りと畳みかけるブラボ。フックが当たるたびに鳴り響く音に場内からは何度もどよめきが起こった。
2R、タダヨニは右カーフ連打、カカト落としも繰り出す。ブラボは右ストレートからラッシュをかけ、左フックでスタンディングダウンを奪う。ブラボの左フックを必死にブロックするタダヨニだが、コーナーで一方的に打たれ続けてスタンディングダウン。またもコーナーに詰めるブラボが左ボディ、左フックで畳みかけ、一方的な展開にレフェリーがストップした。
インパクトのあるKO勝利を収めたブラボには、RISEで活躍したHAYATOからトロフィーが贈られた。ブラボは「なんでみんな笑っているんですか(笑)。日本語もうちょっと勉強します。皆さんいつも応援ありがとうございます。サーシャ選手を1Rで倒すと思いましたけれど凄い頑張りました。私23歳でこれからですね。緑川選手と試合をして緑川選手むちゃくちゃ強かった選手でいい試合を見せられなかったけれど、今日は倒せてよかった。3月に70kgのタイトルマッチやりますが、どっちが勝つか分からないけれど私がベルトを獲りに行きます」と、タイトルを狙うと宣言。