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【UFC】パリ燃ゆ! 初開催で地元ガーヌがトゥイバサの右にダウン喫するも逆転KO勝ち! ミドル級1位ウィテカーが2位ヴェットーリに完封勝ち、元PFLマゴメドフが19秒TKO勝ち! 元GLORYのジアムが地元で激勝! KINGレイナ下したエッガーが一本勝ち

2022/09/04 01:09

【コメインイベント】

▼ミドル級 5分3R
〇ロバート・ウィテカー(豪州)24勝6敗(UFC15勝4敗)186lbs/84.37kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28

×マービン・ヴェットーリ(イタリア)18勝5敗1分(UFC8勝4敗1分)186lbs/84.37kg

 メインでは、ミドル級1位のロバート・ウィテカー(豪州)と、2位のマービン・ヴェットーリ(イタリア)が対戦。フェイスオフでは、ヴェットーリの顔を近づけてのファイティングポーズの挑発に、ウィテカーは笑顔で応じている。

 ウィテカーはUFC3連勝からの2022年2月の前戦のイズラエル・アデサニヤ戦の判定負けからの再起戦。ヴェットーリもUFC5連勝後、2021年6月に同じくアデサニヤに判定負けも、2021年10月のパウロ・コスタ戦で判定勝ち。2連勝を狙う。

 1R、オーソドックス構えのウィテカー。サウスポー構えのヴェットーリ。左右を伸ばし圧力をかけるヴェットーリ。左ローにはウィテカーが右ストレートを合わせる。

 ヴェットーリの右・左をかわして左をかぶせににいくウィテカー。細かくステップして左前手のジャブで飛び込む。

 右前蹴りを突くウィテカー。左の飛び込みに組むヴェットーリだが突き放すウィテカー。右のいきなりの飛び込みも見せる。

 左ミドルを当てるヴェットーリ。左ハイはウィテカーがブロッキング。ウィテカーの左から右もそこにカウンターの左ヒザはヴェットーリ。

 2R、ウィテカーの右ハイをかわすヴェットーリは右ロー。さらにウィテカーの入りに四つで組むが、突き放すウィテカー。左の関節蹴りから右前蹴りはウィテカー。右ハイもかすめる。左の前蹴りと蹴りが増えるウィテカー。遠間からのヴェットーリのパンチはかわす。右ミドルをブロック上に当てるウィテカー。さらに右ハイにヴェットーリが後退!

 若干足が泳いだが立て直すヴェットーリに、ウィテカーはなおも左右から右ハイ! ヴェットーリは辛うじてブロック。ワンツーから右ハイで詰めるウィテカー。スペースが無いヴェットーリはブロッキングする。いきなりの右を当てるウィテカー。

 3R、左サイドキックを前足の関節にダブルで突くウィテカー。右ジャブで詰めるヴェットーリは右ジャブ、左ストレート狙い。しかしウィテカーも右ハイ! 左手ひとつ残したヴェットーリだが、身体がブレる。さらに右で飛び込むウィテカー。左前足の蹴り、左前手のジャブ、ワンツーの右の飛び込みはウィテカー。ヴェットーリのダブルレッグを切り、左ロー、右ハイの対角線攻撃を狙うと、一転ダブルレッグテイクダウン! 

 ウィテカーは押さえ込みに固執せず立たせると、さらに左右、右ハイで圧力をかける。ヴェットーリは左目上をカット。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)でウィテカーが完封勝利。試合後、「ヴェットーリには敬意を表すけど、この勝利に興奮している。ずっと彼を痛めつける必要があったし、彼は一歩も退こうとしなかった。チャンピオン(イスラエル・アデサニヤ)を含めて、この階級で最も危険な男は自分だ。周りに戦うことを嫌いにさせ、彼らから戦うことへの愛情を奪っている。次は誰だ? 常にトップを狙っている。ここに潜んで待っているつもりだ」と語った。

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