キックボクシング
レポート

【RISE】門口佳佑が2度のダウンを奪い王座奪取、緑川創とイ・ソンヒョンは熱闘ドロー、花岡竜が政所仁とのハイスピードバトルをTKOで制する、那須川龍心がプロ初のKO勝ち、第1試合からKO連発

2022/08/28 19:08

▼第6試合 -85kg契約 3分3R延長1R
〇南原健太(極真会館/ヘビー級3位、2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会 男子軽重量級(-90kg)優勝)
TKO 2R 2分59秒 ※レフェリーストップ
×ジェット・ペットマニーイーグル(矢場町BASE/元MAX MuayThai-72kg級王者)


 南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。第32回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級第3位、第11回全世界空手道選手権大会ベスト32、第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、今年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。初黒星からの再起戦となるが、今年6月には2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会にて軽重量級(90kg以下)優勝を飾っている。


 対するジェットは元MAXMUAYTAHI-72kg級王者で、約60戦のキャリアを持つタイ人選手。現在は愛知県の矢場町BASEにてトレーナーを務めている。その実力はいかなるものか。


 1Rから積極的に攻めていくのは南原。右ローを中心に多彩な蹴り技と右ストレート、左フックでどんどん前へ出て攻撃していく。ジェットも蹴り返すが手数は少なく、ホールディングが多い。


 2R、右ロー、左三日月を蹴る身は南原は接近して左右のショートフック。南原の薙ぎ払うようなフックで頭が左右に揺れるジェット。ハイキックで起死回生を狙うが強打を受け続け、ホールディングしたところで南原に突き飛ばされ、そのまま立ち上がることが出来ずダウンとなる。最後はコーナーへ詰めての南原の左右フックで一方的となり、レフェリーがストップした。


 南原はマイクを持つと「今回85kg契約ということで重い階級はやはり倒さないといけないと思っていたので倒すことができてとても満足いっています。今日、どうしてもKOしようと僕の中で決めていました。KOする約束をしたのは親父です。2日後、手術が決まっていて俺は倒したから親父、手術負けるなよ。頑張ってください」とメッセージを送った。

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