キックボクシング
レポート

【RISE】門口佳佑が2度のダウンを奪い王座奪取、緑川創とイ・ソンヒョンは熱闘ドロー、花岡竜が政所仁とのハイスピードバトルをTKOで制する、那須川龍心がプロ初のKO勝ち、第1試合からKO連発

2022/08/28 19:08

▼第1試合 フライ級(-51.5kg) 3分3R
〇Novo(TARGET SHIBUYA)
TKO 3R 1分23秒 ※レフェリーストップ
×弾丸風太(TEAM KAZE)


 Noboは今年2月に初開催されたオープンフィンガーグローブ大会『RISE FIGHT CLUB』で初回KO勝ちを飾った3勝(1KO)3敗の新鋭だが、前日会見では「クソみたいところから、ゲットー上がりで昔から貧乏なところから上がってきて。今同じ境遇にいる子供たち、高校生くらいの子、ドラッグ売ったりして生計を立てている子たちにも夢を与えたいので、全部アートに変えて明日はぶち上げていきたいと思います」と、過去に自分が犯した過ちまで明かして“ここから這い上がる”との想いを語り、当日入場式では対戦相手と顔を合わせるなり乱闘とかなりデンジャラスなファイターだ。


 対する風太はRISE WESTで、前戦の5月1日『RISE WEST大橋駅前大会』では1Rからラッシュでダウンを2度奪うと2R開始直後に右ストレートを打ち抜きKO勝利を収め、ナンバーシリーズ初登場となる。


 1R、Novoは右ストレートの強打を次々と当てていき、風太が前へ出てくると下がりながらの連打から左フックでダウンを奪う。その後も右ストレートを笑いながら当てるNovoだったが、風太は右ローで反撃開始。


 2R、前に出る風太は接近しすぎてクリンチを連発するが、徐々に距離感をつかんだかパンチが当たりだす。頭を下げるNovoにはヒザ蹴り。前に出てこられるNovoは疲労したか一発に頼るようになった。


 3R、風太は相打ち覚悟の打ち合いを仕掛け、頭を下げるNovoへハイキック。さらにロープへ追い詰めると足を止めての打ち合う。これにNovoも応じてワンツーを打ち合う両者に会場がどよめき。まるで高山vs.ドン・フライのような打ち合いとなって場内が盛り上がる。ここでNovoがヒットを奪って風太をダウンさせ、なおも打ち合いを仕掛けた風太に左をヒットさせてダウンを追加。ここでレフェリーがストップした。


 敗れはしたもののあわや逆転かというガッツある打ち合いを見せた風太にも大きな拍手が送られた。

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