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レポート

【RISE】門口佳佑が2度のダウンを奪い王座奪取、緑川創とイ・ソンヒョンは熱闘ドロー、花岡竜が政所仁とのハイスピードバトルをTKOで制する、那須川龍心がプロ初のKO勝ち、第1試合からKO連発

2022/08/28 19:08

▼第9試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
×政所 仁(魁塾/同級2位、WBKF世界スーパーフライ級王者)
TKO 3R 0分21秒 ※ドクターストップ
〇花岡 竜(橋本道場/同級3位、KNOCK OUT BLACK初代スーパーフライ級王者)


 政所はKNOCK OUTフライ級王者・石井一成にも勝利したことがあり、止まらない手数とバックハンドブローなど相手の意表を突く技を繰り出す。2018年11月にJ-NETWORKフライ級王座を獲得。2019年5月にRISEスーパーフライ級王座に挑戦するが判定で敗れる。11月には大崎孔稀からダウンを奪い、殊勲の勝利を収めたが、2020年7月大会で大崎一貴とのスーパーフライ級王座挑戦者決定戦では敗れる。


 2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では準決勝に進出するも風音に敗れた。今年3月のRIZINでは佐藤執斗とノーコンテストに。戦績は15勝(4KO)9敗1無効試合。


 花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月の『INNOVATION』でフライ級王座認定戦を行い、勝利して無敗のまま王座に就いた。2021年9月にはトーナメントで空龍と濱田巧を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得。今年1月の『NO KICK NO LIFE』では石井一成を圧倒しての判定勝ちで周囲をあっと言わせ、3月には岡山で開催されたオープンフィンガーグローブ着用トーナメントも制した。


 4月にはペットソンチャイ・ソンニンタイ(タイ)にも初回KO勝ち。6月にRISE初参戦を果たすと滉大に判定勝ちした。戦績は16勝(6KO)1敗1分。“平成最後の怪物”と呼ばれている。


 1R、互いにカーフを蹴りつつ、花岡はジャブを多用。政所が前蹴り、横蹴りを思い切り叩きつけると花岡もパンチでボディを攻撃。ハイスピードのパンチの交換となり、場内からどよめきが起こる。



 2R、政所は左フックがヒットした直後に油断したか花岡の返しの右フックをもらってダウンを喫する。その後も両者は多彩な技を出し合ってハイスピードバトルを展開。


 3R、政所は左フックのダブルで攻めるが、花岡の左飛びヒザ蹴りで右目の上から流血。ドクターチェックでストップがかかり、花岡のTKO勝ちとなった。


 花岡はマイクを持つと「前回3位の滉大選手で次が2位の政所選手。次、大崎選手と風音選手がタイトルマッチやると思うんですけど、勝った方とタイトルマッチどうですか? パンチの精度が少し上がっていたと思うので、これからまだまだ強くなるところを見せていくのでよろしくお願いします」と、次はタイトルマッチを要求した。

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