▼第8試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R
〇実方拓海(TSK Japan/スーパーライト級2位、WMC日本スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-25×3
×中島将志(新潟誠道館/同級1位)
実方は日本タイトルを4冠持つベルトコレクターで、ヒジ有りでの実績は折り紙付き。昨年6月のRISE初参戦では、EVOLのメインで川島史也を撃破。2020年2月には杉本卓也を判定で下し、11月の次期挑戦者決定戦でタップロンからボディへのパンチ&ヒザ蹴りでダウンを奪って判定勝ち。2021年1月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に挑戦したが、判定で敗れた。2022年1月には森香津眞と延長戦でも決着がつかずドローとなった。戦績は20勝(4KO)7敗2分。
中島は新空手出身で2017年RISEミドル級新人王を獲得。ブラックパンサー”ベイノア(3RKO負け)、渡部太基(判定勝ち)、廣野祐(判定負け)らトップ選手と拳を交えた。2021年8月には第2代ZSTフェザー級王者・森興二を1R1分51秒に右ストレートでKOしたが、11月の海人戦ではダウンを奪われて敗れた。2022年3月の「第3代ウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」準決勝でも中野椋太に敗れて連敗。7月10日のJAPAN KICKBOXING INNOVATIONの大会にスクランブル出場すると、橋本道場のホープ・風間大輝を2RでKOして連敗をストップさせた。戦績は10勝(5KO)7敗。
1R、サウスポーの実方は右カーフを蹴り、逆に中島がカーフを蹴ってくるとしっかり足を上げてカット。右へ回り込みながら左ストレート、左ボディを打ち、狙いすましたワンツーでダウンを奪う。その後もヒザ蹴り、左ストレートと卓越したテクニックを見せつける実方。
2R、実方は右へ回り込みながらジャブ、左ストレート、右フックを打ち、中島が打ち合いに前へ出てくると首相撲で首を下げさせてのヒザ蹴りと巧みな動き。中島は打ち合いたいか前へ出てパンチを繰り出すが、実方は回り込んで外してパンchウィおあっていく。
3Rも実方の独壇場に。右へ回り込みながら左ストレート、左ボディを打ち、中島が接近するとすかさずヒザ蹴り。打ち合いたい中島をかわし、一方的に攻撃をヒットさせていく実方。試合終了間際には右カーフでダウンを奪い、大差の判定勝ち。実方のテクニックが光る一戦となった。