2022年6月9日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムにて「ROAD TO UFC エピソード1&2」が開催され、日本から2デイズの初日に松嶋こよみ、SASUKE(佐須啓祐)、鹿志村仁之介、風間敏臣、内田タケルの5選手が参戦した(※2日目に堀内佑馬、中村倫也、野瀬翔平が出場。※宇佐美正パトリックは減量中に体調不良となり欠場)。トーナメント準決勝は9月か10月、決勝は年末に開催予定だ。
【エピソード2】
▼フェザー級 5分3R
〇松嶋こよみ(日本)145.5lbs/66.00kg
[判定2-1] ※28-29, 30-27×2
×ホン・ジュンヨン(韓国)146lbs/66.22kg
松嶋こよみは、少年時代に極真空手、レスリングなどを学び、2015年に修斗でプロデビューすると新人王を獲得。その後はPXC、PANCRASE、ONE Championshipで活躍した。
ONEでマラット・ガフロフを1R TKOに降すと、クォン・ウォンイルに判定勝ち。王者マーティン・ニューイェンには2R TKO負けで王座獲得ならずも、キム・ジェウォンに3R TKO勝ちで再起。2020年12月の前戦ではゲイリー・トノンに判定負けしている。その後、世界最高峰のUFCで戦うためにONEとの契約を更新せず、1年4カ月間を研鑽し続けてきた。MMA12勝5敗。
対するホン・ジョンヨンは、MMA11勝6敗1分け。Double GFCとAngel's FCのフェザー級統一王者。
松嶋のセコンドは、北岡悟パンクラスイズム横浜代表と岩崎達也・剛毅會空手道代表。ジュンヨンには“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンがつく。
1R、サウスポー構えから入る松嶋。オーソドックス構えのジュンヨンは右ミドルを当てて、右インローも。左で入って滑った松嶋だが、シングルレッグで前に。足を抜くジュンヨン。左の蹴りを当てる松嶋。歩いて左フック、左ハイをブロック上に当てる。
右インローのジュンヨンは2発。さらに右ミドルも。右ストレートを突く松嶋。左インロー、スイッチして右ストレート。ジュンヨンは右を当てる。さらに右ミドルも入る。左を振って、ジュンヨンの打ち返しをかわす松嶋。
右を振るジュンヨンの打ち終わりに足をつかむ松嶋。しかし切るジュンヨンの打ち返しに少し後退。前に出てきたところのダブルレッグからバックテイク! さらに正対して左跳びヒザ! ダウン気味に腰が落ちたジュンヨン。右がかすめた松嶋。
左前蹴りを突いて、歩いてそのままダブルレッグテイクダウン決める松嶋がヒジ! 立ち上がるジュンヨンに、松嶋はゆっくりスイッチながらさばく。
2R、オーソドックス構えから右ローを当てる松嶋。しかし、ジュンヨンの右オーバーハンドを被弾した松嶋。クリンチするとシングルレッグでテイクダウン。さらに頭と足を抱えて金網に押し込み。ダメージを回復する。
ジュンヨンの立ち上がりに右ヒザを2連打する松嶋! さらにダブルレッグテイクダウン! 立ち上がるジュンヨンに松嶋はガードを下げてヘッドスリップで左右をかわすと、ダブルレッグを金網までドライブしてテイクダウン。
ここは立ち上がるジュンヨンも軸をぶらしながら左右を突いて前に。ここにダブルレッグでテイクダウン。なおも立ち上がるジュンヨンに「もう1回テイクダウン!」の声に松嶋は厳しい時間帯にダブルレッグテイクダウンを決める! 金網背に立ち上がるジュンヨン。
オーソドックス構えの両者。スイッチして足を伸ばしてテイクダウンを狙う松嶋。下になりかけるが、スクランブルで上でブザー。
3R、オーソから左右の蹴りの松嶋。サウスポー構えになり、左インロー! 頭を下げて右を突くジュンヨン。そこに左を突く松嶋は左跳びヒザ! ジュンヨンは右ロー! ここで足をスイッチさせた松嶋はスタップを踏んで角度をつけて入る。ここで詰めるジュンヨンに、スタミナ厳しい松嶋。詰めて際で上を取りかけたジュンヨンに上を取り返した松嶋。
#RoadToUFC エピソード2⃣のトリを飾った松嶋こよみはスプリット判定で勝利👏#RTU pic.twitter.com/m8sM26Uq6y
— UFC Japan (@ufc_jp) June 9, 2022
スタンドで近づき払い腰テイクダウンは松嶋! サイドを奪い、細かくヒジを突く松嶋。残り2分。互いに苦しい時間。亀になるジュンヨンのバックにつく松嶋はスタンドバックで崩して手を着かせる。
なおも立ち上がるジュンヨン。背後から2度崩して亀にさせる松嶋! さらにもう一度、崩してコントロール! 残り10秒の拍子木に亀になるジュンヨンに背後からパウンド! ブザー。松嶋は左足親指が曲がって腫れ、ジュンヨンはケージマットにもたれかかる、死闘は判定へ。
#RoadToUFC Episode 2 Official Result: Koyomi Matsushima (30-27, 30-27) defeats JunYoung Hong (29-28) by Split Decision.
— UFC News (@UFCNews) June 9, 2022
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判定は2-1(28-29, 30-27×2)に割れて、松嶋が勝利。「ギリギリ勝てたと思いましたが、ジュンヨン選手がほんとうにタフで強かったです。まさしくコリアンゾンビの弟子だなと思いました。いつかあそこにたどりつけるように頑張ります。(レスリングを多用したが?)もっと僕のいい打撃の距離で戦いたかったんですけど、相手のプレッシャーが強かったので、こういう展開になりました」と語った。
松嶋は9月の準決勝に進出。SASUKEを破ったイー・ジャーと対戦する。
Koyomi Matsushima closes the show with a split decision victory - how did you have it scored? 📝 #RoadToUFC pic.twitter.com/j9lP8R9bl5
— UFC (@ufc) June 9, 2022
"Obviously the focus in on the next fight but eventually I'm going to win the whole tournament."
— UFC News (@UFCNews) June 9, 2022
After an impressive win in the 1st rd, Koyomi Matsushima plans to continue improving his game as he prepares for what's next in #RoadToUFC 🔊⬆️
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Swangin' & bangin' 👊
— UFC (@ufc) June 9, 2022
[ #RoadToUFC Episode 2 is LIVE on @UFCFightPass ] pic.twitter.com/GQiixeWJep