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レポート

【UFC】松嶋こよみが死闘制す! SASUKEがまさかの一本負け、風間敏臣が判定勝ち、緊急参戦・鹿志村仁之介がTKO負け、内田タケルが一本勝ち=「ROAD TO UFC」Day1

2022/06/09 15:06

▼バンタム級 5分3R
風間敏臣(日本)135lbs/61.24kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×ケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(中国)136lbs/61.69kg

 柔術ベースの風間はMMA9勝2敗。対するケレムアイリは散打ベースで柔術青帯。WFL時代に元UFCのウリジ・ブレンに判定勝ちしている。MMA26勝10敗。

 1R、先に中央に飛び出た風間。ケレムアイリは右前蹴り。風間の左の蹴りを掴んで倒すが、グラウンドには行かない。右を突いて組みに行く風間を突き放すケレムアイリ。

 詰めて左で差してボディロックテイクダウンは風間! ハーフから中腰になると蹴り上げ狙うケレムアイリの両足を束ねる。

 ケージまで這う半身のケレムアイリに下の右手を掴み後ろ手に対角でキャッチ。腕を抜くケレムアイリはハーフに。パウンドを入れるも左で差して立ち上がるケレムアイリ。小手に巻いて投げようとする風間に残すケレムアイリがサウスポー構えになって左右。左インロー。

「下で組め。上は結構対応してくるから」という大沢ケンジ代表。

 2R、左インローから入るケレムアイリ。さらに左ミドル。右フックを当てて詰める風間。右足を掴んでシングルレッグへ。切るケレムアイリに右手をツーオンで持つ風間。腰を引いて防御のケレムアイリ。突き放すと、なおも詰める風間は四つに。左ヒザを突くケレムアイリは離れるが、すぐに間合いを詰める風間。

 右で差して左ヒジを狙う風間は、首を抱えるが、そこを足を掴み詰めてテイクダウンはケレムアイリ! しかし下の風間は腕を掴んで巴投げでスイープし立ち上がり。なおも右で小手巻き、出足払いでテイクダウン! ハーフのケレムアイリを押さえこむ。

 3R、打撃戦を望むケレムアイリに、風間は引き込み足関節から後転狙い。後ろを見せながらも足を抜くケレムアイリ。右を当てて前に出る風間! ヒザ着きボディロックテイクダウンの風間にすぐに上を取り返すケレムアイリ。風間は潜りからディープハーフ、トラックポジョンからバックテイク! 中腰まで立つケレムアイリ。スタンドバックの風間に前転してスクランブで立ち上になるケレムアイリ。風間は両脇を持ち上げ両足で浮かせるが、ここは残すケレムアイリ。

 ディープハーフから左足を手繰る風間。足関節狙いに後ろを向いて足を抜き、上のケレムアイリをスイープしてバックを奪う風間。またもケレムアイリは前転のスクランブルで上を取ろうとしたところでブザー。

 試合直後にケレムアイリは握手を求めたが、風間は握手を拒否。この態度にケレムアイリは背を向けた風間の尻に軽く蹴り。レフェリーにたしなめられた。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)で風間が勝利。ここで風間はケレムアイリに握手を求めた。(※試合後、風間は延長ラウンドがあると勘違いして、最初の握手を拒否したことを明かしている)

 試合後、風間はケージの中で、気持ちを問われ、「全然、嬉しくないですね。フィニッシュが目標だったので、もう1Rやっても良かったかなと。(相手の防御に)ビックリはしなかったけど、防ぐ能力が自分のフィニッシュ力より高かったと思います。1R目から正直、フィニッシュできると思っていましたが、2、3Rと重ねるうちに自分の決定力が削られました。次に改善したいと思います」と、勝利にも笑顔を見せずに語った。

 風間はトーナメント準決勝へ進出。10日に行われる中村倫也vs.ググン・グスマンの勝者を待つ(※追記・10月アブダビで準決勝、風間の対戦相手はキム・ミンウに変更)。

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