▼第4試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
×真美(Team ImmortaL)
判定0-3 ※27-30、26-30、26-30
○美伶(WARRIOR OSAKA)
真美はアマチュアで15戦全勝の戦績を引っ提げて2018年10月にプロデビュー。2021年11月にERIKOを破り、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王座を獲得した。Krushでは2020年6月の初参戦で高梨knuckle美穂に判定負けを喫したが、2021年6月にはケイト・ウィラサクレックを延長戦の末に判定2-1で降した。今回はミネルヴァ王者としての参戦となる。戦績は8勝(2KO)4敗。
美伶は空手をバックボーンに持ち、関西屈指のハードパンチャーとして活躍。極真系の世界大会に出場してベスト8入賞、2018年に開催されたJFKO主催『第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会』にも出場している。K-1アマチュア大会で活躍し、第8回K-1アマチュア全日本大会で優勝した実績も持つ。2019年11月に19歳でプロデビュー。2021年3月に同じく空手出身のケイト・ウィラサクレックを判定で破り、3戦目にして12月のK-1で高梨knuckle美穂の相手に抜擢されて判定で敗れるも、延長戦までもつれ込む接戦を演じた。
両者ともパンチ主体のファイトスタイルだが、どんどん前へ出て手数で攻める真美に対し、美伶はステップを多用して動き回りながらカウンターや飛び込みの一発を当てに行くタイプ。
1R、真美の左ローをしっかりスネでカットする美伶は逆に強い左ローを蹴る。真美のパンチをバックステップでかわしてすかさず前へ出てのワンツー。美伶が左フックからの右ストレートで真美がバランスを崩したところで、連打をまとめて左ストレートダウンを奪う。バックステップで真美の攻撃を上手くかわして自分の攻撃へとつなぐ美伶。スイッチも多用する。
2R、右のカウンターを合わせる美伶。真美はプレッシャーをかけて美伶の右に右のカウンターを合わせる。サウスポーの美伶は左の三日月蹴り、ワンツー。真美はカウンター狙いに絞ったか、ガードを高く上げて美伶の攻撃を待つ。残り30秒、真美は前へ出て打ち合いに行くが美伶のパンチの回転力が上回る。
3R、ワンツーで入り込む真美に美伶は右ハイキック。美伶の強烈な右カーフが何度も決まり、真美はもらう度にバランスを崩す。距離を保ちながら右カーフを上手く蹴る美伶。真美は右ストレートで入っていくが美伶がしっかり攻撃を返して離れる。美伶は貰いっぱなしにならずに必ず攻撃を返してヒットを奪い、大差の判定勝ちを収めた。