K-1K-1
K-1
レポート

【Krush】フルラウンド攻撃の手を休めない熱闘、池田幸司が壬生狼一輝を振り切り新王者に。野田蒼、晃貴も大激闘

2022/03/26 18:03

▼第6試合 Krush女子フライ級 3分3R延長1R
×真優(月心会チーム侍)
判定0-3 ※29-30×3
○鈴木万李弥(志村道場)


 鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAのリングにも上がる二刀流ファイターとして活躍する。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。これまでは50kg台中盤から後半で試合を続けてきたが、K-1 JAPAN GROUPでは女子フライ級(-52kg)での参戦となった。


 対する真優は昨年1月にKrush女子フライ級王座を壽美と争い、惜しくも敗北。7月にRANを延長判定の大接戦の末に撃破し再起を果たした。前戦は12月のK-1大阪大会で、キック・ムエタイで三冠の実績を持つ☆SAHO☆と対戦。K-1初参戦の☆SAHO☆にダウンを奪われて判定負けを喫するも、闘志溢れるファイトで会場を沸かせた。


 1R、鈴木はジャブとワンツーを出して前へ出る。真優は左前蹴り。鈴木はパンチで入り込み、真優のパンチをダッキングで避けようとしたがそこへ真優がバックハンドブロー。鈴木は真優のお株を奪うような顔面前蹴りをヒットさせる。真優が前に出てくると今度は鈴木がバックハンドブローを繰り出す。


 2R、平田は蹴りを多用して左右ロー、左右ミドルで鈴木を迎え撃つ。近付いていく鈴木はなかなか距離に入れないが、左右ミドルを使い始める。しかし、両者とも頭から入るため2度のバッティングに。真優が顔面前蹴りからガムシャラな打ち合いに行き、鈴木が潜り込むような動きでフックを打とうとしたところでまたもバッティングに。真優が倒れる。再開後も真優がロートガムシャラなパンチ。鈴木も足を止めて真正面から打ち合う。さらにローの蹴り合い。鈴木はねじ込むような右フックから後ろ廻し蹴りを見せた。


 3R、前に出る鈴木が前蹴り、左ボディ、左右フック。真優も前蹴りを返して右ストレートを打ち返す。鈴木が右フックから左ボディ、さらに右フックと左ヒザ。鈴木のパンチが当たり始め、真優は一度下がるがすぐガムシャラにパンチを出して前へ出る。鈴木のワンツー、左フックがヒット、真優の前進を回り込んでパンチを打つ。


 判定は3-0で鈴木が勝利。タフファイトの接戦を制した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント