キックボクシング
レポート

【イノベーション】OFGトーナメントは“平成最後の怪物”花岡竜が圧倒的強さで優勝、平松弥が新王者、加藤有吾が壱をKO=岡山ジム主催興行

2022/03/14 13:03

▼第10試合 セントラルグループ presents セミファイナル INNOVATIONフライ級(50.8kg)王者認定戦 3分5R延長1R
×スダ456(BRING IT ON PARAESTRA AKK/MuayThaiOpenスーパーフライ級6位)
TKO 3R 2分38秒 ※レフェリーストップ
〇平松 弥(認定対象選手/岡山ジム/INNOVATIONフライ級9位)
※平松を王者に認定。


 セミファイナルのここから舞台演出も派手になり一気に興行の盛り上がりが加速。地元からタイトルマッチに挑む平松入場に「わっくん!」と女性の声援が多数飛ぶ。

 その期待にこたえるかのように試合開始早々にピュンピュンと矢継ぎ早のパンチコンビネーションを振るう平松。そこに右ローキックなども織り交ぜ好調の様子だったが、重厚にこれを受け止め狙いすました右ストレートを振るうスダの拳が重い。ラウンド終盤には、右ストレートのダブルをヒット。だが、平松も鋭い右ハイキックを掠らせる。


 2R、ベテランらしく隙のないスダは、組まれても負けず反撃の隙を窺っている。突如として左回転ヒジ打ちを高速であわせるスダ。時折返す右パンチがやはり重い。


 3R、流れを変えるかのように平松がパンチを速射砲、更に右ハイキック。それにヘビーなワンツーを返すスダ。5回戦をじっくりと戦うスダの様相に対し平松はスピードを落とさない。激しく打ち合いを仕掛ける中、平松の左ヒジ打ちがクリーンヒット。ドクターチェックに入るとすぐに中止を勧告する医師。即座にレフェリーは試合を終了させる。スダの傷はかなりのもので救急車で病院に駆け込んだ。


 この勝利により新INNOVATIONフライ級王者に認定された平松は、現役バンタム級王者である兄・侑と共に兄弟同時INNOVATIONチャンピオンになるという栄冠を無敗の17歳ながらにして故郷で掴んだ。


平松のマイク:こんな素晴らしい機会をいいただいて田村社長、馬木会長、スポンサーや応援していただいている皆さん、ありがとうございました! サポートのおかげでここまできました。ですが、このベルトが最終目標ではありません。高校生のうちに世界のベルトを巻きます! 毎日鍛えてくれたウッさん(タイ人トレーナー)、もうすぐ帰国されますが、また戻ってくる日までにもっと強くなります! この後は、お兄ちゃん(平松侑)が決勝戦です。ガンバレー! これからももっと応援をよろしくお願いします! 後悔はさせません!

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