キックボクシング
レポート

【イノベーション】OFGトーナメントは“平成最後の怪物”花岡竜が圧倒的強さで優勝、平松弥が新王者、加藤有吾が壱をKO=岡山ジム主催興行

2022/03/14 13:03

▼第6試合 INNOVATIONスーパーバンタム級(55.34kg)王座次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○元山祐希(武勇会/ICOインターコンチネンタルフェザー級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級3位)
判定3-0 ※30-28×3
×MASAKING(岡山ジム/INNOVATIONスーパーバンタム級8位)
※元山が挑戦権を獲得。


 2021年9月26日、岡山ジム主催興行ナンバーシリーズのスピンオフイベント「ROAD TO ZAIMAX MUAYTHAI 2021」のメインイベントでダウンを奪い合う大激戦の判定ドローとなった組合せ。

 共にオーソドックス。両者右ローキックを打ち合う。MASAKINGは左前蹴りを三日月蹴りに固めて、振りの大きい右ストレートを明らかなKO狙いで強振する。右バックハンドブローの大技を含めてガッチリと両腕でガードする元山は、フィジカルの強さを感じさせる安定感あり。


 2Rに入ると打倒に走るMASAKINGと堅実に攻防バランスを計る元山の間で拮抗が崩れてくる。要所で元山が細かいパンチのコンビネーションを仕掛けると、直撃はもらわなくともMASAKINGの体力ゲージが少しずつ減っていく感じがした。3ラウンド突入前に発表された中間採点は、ジャッジ三者とも元山リードとのこと。


 これを挽回すべく攻撃に焦るMASAKINGは、スタミナ切れの様子も垣間見えて、逆に勢いを増す元山との差が歴然としてくる。それでも一発強打を狙うMASAKINGは、細かく返す元山の右ローキックや右ヒジ打ちを度々被弾。試合終了。判定は30-28が3つと、2ラウンド後から差が開いての元山勝利となった。

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