キックボクシング
レポート

【イノベーション】OFGトーナメントは“平成最後の怪物”花岡竜が圧倒的強さで優勝、平松弥が新王者、加藤有吾が壱をKO=岡山ジム主催興行

2022/03/14 13:03

▼第4試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents 53㎏賞金トーナメント ZAIMAX MUAYTHAI オープンフィンガールール 準決勝戦 Aブロック 3分3R延長1R
○平松 侑(岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者)
判定2-0 ※29-29、29-28×2
×MASA BRAVELY (BRAVELY GYM/M-1バンタム王者、WPMFインターナショナルスーパーフライ王者、スックワンキントーンスーパーフライ王者、元WMCスーパーフライ王者)
※平松が決勝戦進出


 SARAのオリジナル入場テーマで長尺のリングイン、ガウンの後ろには不撓不屈の四文字、地元の平松は気合いが見て取れる。


 サウスポー同士の両者、平松は右ジャブ、MASAは左ミドルキックが中心。軽快にジャブと早い左右のキックを繰り出す平松と重厚な左ミドルキックを蹴りながらじわじわと前に出続けるMASA。平松の変則右ハイキックが掠るなどしながらも1ラウンドは互角の様相。


 2R、カウンターのヒジ打ちを狙う平松。右ボディフックを強振直撃させるMASA。激しく打ち合い始めた最中、突如として強く打ち抜いた平松の右ストレートを喰らいMASAが後ろ向きに棒立ちに倒れダウン。深いダメージは感じさせないものの痛恨。その後も強い右のパンチとキックを振るう平松。2ラウンド終了時の採点発表は当然ジャッジ三者とも平松支持。


 3R、後がないMASAは積極的に益々前進。その中で左ボディーストレートを痛打したMASAの一撃の後、平松が体をよじる。ダメージがあったのかもしれない。一気呵成に攻めようとするMASAだが、鋭い右パンチを繰り出す平松が思うように攻めさせはしない。偶発的なMASAの下腹部への反則蹴りで中断もあったが、試合終了間際、首相撲になり組み伏せたのは平松。

 試合終了、判定は三者とも30-29で平松が見事なユナニマスデシジョンで勝利し、以前、KO負けを喫した敗北のリベンジも果たし、ZAIMAXトーナメント決勝戦進出を決めた。

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