キックボクシング
レポート

【イノベーション】OFGトーナメントは“平成最後の怪物”花岡竜が圧倒的強さで優勝、平松弥が新王者、加藤有吾が壱をKO=岡山ジム主催興行

2022/03/14 13:03

▼第8試合 ONE GROUP presents 55.5kg契約 3分3R
〇加藤有吾(RIKIX/岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝、WMC日本スーパーバンタム級王者)
KO 3R 2分42秒
×壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/ルンピニースタジアム認定日本バンタム級王者)


 2021年1月17日、ZAIMAXトーナメント決勝戦で激闘を繰り広げた両者が1年越しの再戦。入場でイケメンぶりを存分にアピールする壱と、短髪を蛍光緑に染め上げSFチックなサングラスをかけて花道を武骨に歩く加藤がキャラクター好対照。


 試合開始早々に主武器の左ミドルキックを振るう壱。これを知り尽くしたかのように右ローキックを無機質に返す加藤。リーチの差を苦ともせず加藤がステップインしては左ボディフックの強振から始まるパンチの上下ラッシュを度々試みる。これに軽やかなパンチを被せる壱だが、パワー差は相当加藤有利にある。


 2R、飛び込みコンビネーションブローを叩き込みたい加藤のそれがヒットして壱は鼻血を出す。組技に持ち込むと壱は投げて落とそうとするが、加藤がこれを耐えて逆に上になって叩き落す。打ち合いの中、強烈な右パンチに顔をゆがめる壱。最終回前の採点発表はジャッジ全員加藤を支持。


 3R開始早々に飛び込んでパンチを放つ加藤の攻撃がバチっと炸裂音を叩き出す。そこからまた大きく飛び込んで左フックの加藤強打にたまらず壱ダウン。かなり深刻なダメージがある様だが立ち上がった壱に容赦なくラッシュを波状攻撃する加藤。ロープで防戦一方になる壱に突如として飛び上がって右ヒザ蹴り一閃の加藤。これが残酷なほどのクリティカルヒットとなり、カウント不要の衝撃的なノックアウト、加藤の激勝となった。

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