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【ONE】フェザー級GP決勝はシッティチャイvs.アラゾフに! 手塚がKO勝利、和田が完封勝ち。箕輪はブルックス相手に粘るも判定負け

2022/01/28 18:01

▼ストロー級 5分3R
×箕輪ひろば(日本)56.40kg, 1.0087
[判定0-3]

〇ジャレッド・ブルックス(米国)56.25kg, 1.0005

 ONEストロー級4位で、修斗世界同級王者の箕輪ひろば(総合格闘技道場STF)が参戦。同級3位のジャレッド・ブルックス(米国)と対戦する。

 23歳の箕輪は、MMA13勝2敗。2020年11月にONEに初参戦し、リト・アディワン(フィリピン)に判定勝利。2021年3月の2戦目で元王者で現ランキング5位の強豪アレッウス・シウバ(ブラジル)にスプリット判定勝ちし、ONE2連勝。シウバ戦での手の骨折の治療を経て、2022年初戦に向かう。

 対するブルックスは、MMA17勝2敗。日本のPANCRASE、RIZINで活躍し、UFCでもフライ級(56.7kg)で2勝2敗の戦績をマーク。2021年10月29日の「ONE: NEXTGEN 3」でONEデビューし、リト・アディワン(フィリピン)に2R 肩固めで一本勝ちで一気にONEストロー級3位に浮上した。

 ともに組み技の強豪で、アディワンに勝利している両者だが、ピュアレスリングの実績はブルックスが上。打倒極の修斗で王座についた箕輪はいかに総合力で勝機を掴むか。勝者は、ジョシュア・パシオが持つストロー級王座挑戦に近づくため、互いに大一番のランキング戦となる。フェイスオフではバキバキの身体を披露した。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右前蹴りを見せるブルックスは一気に詰めて左右ラッシュ。左をもらいシングルレッグに入る箕輪に、リアネイキドチョーク狙いのブルックス。正対する箕輪はクローズドガード。インサイドのブルックスは右ヒジを打ち下ろす!

 出血した箕輪。足を開き金網で立とうとするが、ついていくブルックスは押さえつけて強い右のパウンド! 左のヒジも打ち込み、マット中央に持って行く。立たせないブルックス。

 金網まで這っていこうとする箕輪だが、ブルックスは左で差して押さえに行く。金網で上体を立てて座る箕輪にヒザを2発打ち込むブルックス! さらにノーアームギロチンチョークも箕輪は首を抜く。

 2R、先に詰めるのは箕輪。傷口は止血されている。押し戻すブルックスは右! しかし箕輪も右のテンカオ! 互いに右から左を当てたのは箕輪!

 さらに左ミドルもその蹴り足を取ってシングルレッグテイクダウンはブルックス! フルガードの箕輪に左で腰を出し、右へパス。亀から立とうとする箕輪にリアネイキドチョークへ! ここも腰をずらし外す箕輪に、がぶりに切り替えヒザを突くブルックス!

 上を取り続けるブルックスだが、箕輪も上体を金網で立てて座る。ブルックスは両足を束ねてから、箕輪の立ち際をクラッチして尻を着かせる。

 3R、左右の4連打から一気に詰めてダブルレッグからクラッチして持ち上げてテイクダウンはブルックス! 箕輪の立ちにまたもクラッチしてリフトして中央でスラムするブルックス!

 下から箕輪は右でオーバーフック。腰を切って立とうとするが、そこについていって腰を抱くブルックス。箕輪は上半身を金網で立てるとニンジャチョーク狙い。すぐに首を抜いて尻下でクラッチして引き出し再び寝かせるブルックス。

 しかし箕輪も片ヒザまで立てて立ち上がろうとするが、腰を抱き続けるブルックスは、両足を束ねる。箕輪が立とうとするとバック狙い。しかし何とか立ち上がった箕輪! 四つに組んだところでブルックスは左ヒザも金的に。声を上げてのたうち回る箕輪だが、立ち上がる。再開。

 再開。右の跳びヒザを突く箕輪。さらに右ヒザ、左ミドルを打つも、詰めるブルックスがバックフィストから金網に詰めてゴング。ブルックスは箕輪をハグした。

 判定は3-0でブルックスが勝利。右手を挙げられてから箕輪を持ち上げたブルックスは、「ミノワはグッドシェイプで臨んでくれた。いい選手だった」とたたえると、「ジョシュア・パシオ、モンキーゴッドは来たぞ! 俺は準備出来ている」と王者に対戦をアピールした。

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