▼フライ級→キャッチウェイト(61.50kg)5分3R
〇和田竜光(日本)60.95kg, 1.0044
[判定3-0]
×ワン・シュオ(中国)61.50kg, 1.0091
第2代&第4代DEEPフライ級王者の和田竜光は、2018年にONEデビュー。翌年に開催されたONEフライ級WGPに出場し、準決勝でデメトリアス・ジョンソンと対戦。判定で敗れたものの、得意の “おたつロック”でファンを魅了するなど “最強DJ”を相手に大激闘を見せた。
LET'S GO!! 和田竜光😎🇯🇵
ABEMAでライブ配信中👉https://t.co/za8fjvknS9@tatsumitsu13 #ONEOnlyTheBrave #WeAreONE #ONEChampionship #格闘技 pic.twitter.com/kmSG8oKiXC
2020年1月には無敗のイヴァニルド・デルフィノを相手に、得意のカーフキックを効かせ、近づけば首相撲&ヒジ・ヒザ、そして小外刈りテイクダウンを合わせるなど判定勝ち。2020年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦では、1Rに和田がバックを奪い削ったかに見えたが、インローとガード上のハイキック、右アッパーなどの手数でヨッカイカーが上回り、判定2-1でヨッカイカーに惜敗した。
しかし、2021年10月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」で、実力者・竹中大地と対戦し、スプリット判定で勝利している。接戦に見えるなかでも「完封」の内容という和田は、今回のワン戦に向け、自身の組み手、打撃での圧力での変化も考えているという。
対するワンは、MMA13勝5敗。WLF、Rebel FCで4連勝後、2021年4月にONE初参戦。日本の藤沢彰博、若松佑弥とも対戦している韓国のキム・キュサンを相手に3R、右ヒジでKO勝ちをマーク。 強い気持ちと身体でMMA5連勝を飾っている。強豪・竹中を破った和田はONE本戦でも再起を飾ることが出来るか。互いのムエタイにも注目の一戦だ。
※試合はワンが体重超過およびハイドレーションテストを通過出来なかったため、61.50kgのキャッチウェイトに。ワン・シュオの報酬の一部が和田竜光に渡される。
1R、ともにオーソドックス構えから。和田は右のカーフキックから入る。さらにボディ打ち。一転、前足にシングルレッグでテイクダウンも、すぐにスクランブルで立ち上がるワン。
なおも組んで右で差して金網際でボディロック&小外がけテイクダウンは和田! ワンも下からヒジ打ち。その立ち際に和田はスタンドバックに回り、足を胴に4の字ロック、さらに対角の右足ヒザ裏に足を当てるオタツロックで背後からパウンド。しかし、ワンは正対に成功する。
ヒジを振るワンをかわし、右のカーフキックを効かせる和田! バランスを崩すワンは立ち上がり、スイッチで前足を入れ替え先に圧力をかけていく。
2R、テイクダウンのフェイントを入れる和田に、右のカーフキックはワン。サウスポー構えのワンに和田は右ミドルを当てる。さらに右を振って首相撲に捕まえる和田だが、そこを力強く外して右ヒジを打つワン! 左ジャブを当てる和田。右ローを打つワンだが、金網背に。素早くダブルレッグに入る和田にニンジャチョーク狙いはワンだが、そこをテイクダウン奪う和田。
ここもスクランブルから立ち上がるワン。その立ち際をバック狙う和田だがワンは正対。しかし右で差して組み外足をかろうとする和田。四つから体を入れ替えるワンは離れる。
ワンツーは和田。さらに右カーフ、右ボディ! 左ジャブもヒット。ボディから右ローを打つワンだが軸が乱れる。和田は右カーフを当てる。
Tatsumitsu "The Sweeper" Wada 🇯🇵 gets the W over Wang Shuo via unanimous decision! @tatsumitsu13 #WeAreONE #ONEChampionship#ONEOnlyTheBrave | How To Watch: https://t.co/xAruwVtftU pic.twitter.com/hBAQlavgU2
— ONE Championship (@ONEChampionship) January 28, 2022
3R、ワンはオーソからすぐにサウスポー構えに。右ミドルハイを打つ和田。さらに右ボディフック! ワンは右前足で打つが、さばく和田は右インローを当てる。喧嘩四つで前手を触りながら右の蹴りを腹に打つ和田。さらに左前手のフックも。今度は右前足にシングルレッグを決めた和田。立ち上がるワンにボディロック&小外がけテイクダウンでついに背中を着かせる。
サイドを奪う和田は、細かいパウンド。金網使い立つワンに上で組んでから足を取りに行くが、両足を広げるワンに上で首相撲も、ワンは突き放す。左ジャブの和田に右ローを返すワン。互いにローを当ててゴング。
判定は3-0で和田が勝利。竹中戦に続く勝利を決めた和田は、ケージの中で「素晴らしいパフォーマンスにはほど遠いですけど、勝ってホッとしています。次? 全然考えてないです。DJ戦が叶ったので、一人ずつやっつけていくだけです」と淡々と語った。