▼第12試合 77.0kg契約 5分3R
〇ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
[1R 4分10秒 肩固め]
×川中孝浩(BRAVE)
元HEAT王者のストラッサーは、UFCで2勝3敗からRIZINに参戦。北岡悟、住村竜市朗から勝利を収め、その後はBellatorでレスリングの強豪エド・ルース、連勝中のジェイソン・ジャクソンに敗れ、今回が約2年ぶりの再起戦となる。
対する川中孝浩は、宮田和幸代表率いるBRAVEジム所属。高校からレスリングを始めインターハイに出場。 大学1年からMMAの練習を始め、2010年にDEEPフューチャーキングトーナメント・ミドル級で優勝。2012年3月にはグアム『PXC』で後のUFCファイター、イム ・ ヒョンギュに挑むも1RにTKO 負けを喫し、プロ初黒星を喫している。
GRACHAN、BRAVE FIGHT等で2017年8月から4連勝を飾ると、前戦となった2021年8月のGRANDウェルター級次期挑戦者決定戦では、ストラッサーの後輩にあたるレッツ豪太を強烈な左オーバーハンドで初回TKO勝ちを収めている。近年はHALEOで山内佑太郎から打撃のトレーニングも受け、打撃力が増している。
1R、ともに蹴りから。先に払い腰テイクダウンは川中がマウントも股下から抜けて立つストラッサーは、四つから小外テイクダウンからマウント。さらに右脇に頭を突っ込み肩固めもその際でブリッジで返す川中。
下のストラッサーにサッカーキック。さらにグラウンドでヒザを入れる川中だが、ストラッサーは足を手繰り立つ。右で差すストラッサーに小手に巻く川中が戻す。四つから体を入れ替える川中がヒザ蹴りもブレーク。
左右で前に出る川中に、カウンターの右を当ててダウンを奪ったストラッサーはさらに右を当てると、肩固めへ。川中がタップした。
試合後、ストラッサーは「この2連敗、試行錯誤して、支えてくれた方々の想いを思って戦いました。少し硬かったですけど、海外仕込みの技術とスピードをもっと見せたいと思います。今後はウェルター級を引っ張って行くと言った木下選手、マルキーニョス選手、ファンの方々が一番見たかった中村K太郎選手と、榊原さんよろしくお願いします。最後に娘のちな、パパ、勝ったぞ!」と叫んだ。