山内佑太郎さんの打撃トレーニングを受けている(川中)
対する川中孝浩は、宮田和幸代表率いるBRAVEジム所属。高校からレスリングを始めインターハイに出場。 大学1年からMMAの練習を始め、2010年にDEEPフューチャーキングトーナメント・ミドル級で優勝。2012年3月にはグアム『PXC』で後のUFCファイター、イム ・ ヒョンギュに挑むも1RにTKO 負けを喫し、プロ初黒星を喫している。
GRACHAN、BRAVE FIGHT等で2017年8月から4連勝を飾ると、前戦となった2021年8月のGRANDウェルター級次期挑戦者決定戦では、ストラッサーの後輩にあたるレッツ豪太を強烈な左オーバーハンドで初回TKO勝ちを収めている。
「もうやることはやってきたんで早く試合がしたいですね。長くやっていて、やっとこういうデカい舞台で試合が出来るんで、みんなから励ましの言葉をもらっています」と試合が待ち切れない様子なのは川中だ。
ストラッサーについて、「相手は世界最高峰で戦っていた選手なんで、キャリアも実績も上で、皆さん知っている通り強い選手だなと思います」と、その実績を認めつつも、「自分はがんがんアグレッシブに仕留めに行くスタイルなんで、それを見てもらえたら。相手も僕のことを倒しに来るでしょうし、僕も倒す武器は持っているので、自信を持って本番で出すだけですね。完全決着をつける試合をします。バチバチな誰が見ても面白い試合になるんじゃないかと思います」と激闘を予告した。
同門のレッツの敵討ちも目論むストラッサーに対し、「前回(レッツ戦)とは戦い方も変わるんじゃないですか。毎回、特に作戦とかは大雑把に決めて、あとは本能に任せているんで、今回も試合のそのときに出る動きなので僕にも分からない。今まで練習でやってきたことが全部出ると思います」と、本能で戦うという。
これまでレスリングを活かし、がぶりからのダースチョーク、アナコンダチョークで極めるなど組み技を得意としてきたが、ここ2試合で連続KO・TKO勝ちの川中は、「いまHALEOのイーエイトキックボクシングで引退された山内佑太郎選手を中心に打撃のトレーニングを教えていただいて、上達しています。全局面で戦える自信があるので、僕自身が楽しみですね」と目を輝かせる。
元UFC、Bellatorファイターを相手に臆することなく、「ずっと国内でやってきましたが、いろんな相手と戦ってきた実績もあるんで、自信を持って、いままでやってきた全てをぶつけたいです。僕の武器をぶつけたら必ず倒せる。最後まで絶対に諦めないこと。勝てると思っています」と、最後に勝利を宣言した。