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レポート

【BOM】梅野源治とロンペットは最後まで激しくせめぎ合う熱闘で痛み分け、名高は圧巻の初回KO勝ち

2021/09/26 20:09

▼第8試合 BOMミドル級(72.50kg)3分3R (延長あり)
×MIKE JOE(BATTLE FIELD・TEAM J.S.A/第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
○松島勲也(MSJキックボクシングジム/J-NETWORKミドル級王者/KOSスーパーウェルター級王者)
※本戦の判定は29-29、29-30、29-29


 JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrushに初参戦すると、藤村大輔を相手に独特な柔らかい動きでパンチをかわし、右のストレート&フックをヒットさせての判定勝ち。12月の『スーパービッグバン』では神保克哉に判定で敗れたが、今年3月のK-1では木村“フィリップ”ミノルの代替選手として出場したEITOを2Rに右フックでKOしている。戦績は8勝(3KO)4敗4分。


 松島は少林寺拳法、空手を経て、20歳の時の失恋がきっかけでキックボクシングを始めて22歳でプロデビュー。福岡の『KING OF STRIKERS』でスーパーウェルター級王座に就くと、2018年10月にはJ-NETWORKミドル級王座を奪取。左右フックの強打を持ち2019年は2月、3月、7月と連続KO勝利を飾っている。今年4月のBOMでは「BOMミドル級(72.50kg)王座決定トーナメント」に出場したが、1回戦でJに延長戦の末に判定負け。7月のBOMではオープンフィンガーグローブ戦でプライチューンポーンをTKOに破った。また、実家が教会でクリスチャンのため“闘うクリスチャン”や“リアル神の子”の異名を持つ。


 1R、ヒジを振り下ろす松島にJOEも同じ技を返す。松島は右フック、バックハンドブローを繰り出し、隙あらばヒジ。JOEは良く伸びるワンツー。松島のパンチに縦ヒジも合わせに行った。


 2R、右ボディを狙っていく松島。お互いに右を当て合い、首相撲になるとJOEはガッチリとロックして首相撲もしっかり出来るところを見せつける。JOEは左フック。前に出る松島が左右フックでJOEにロープを背負わせる。


 3R、前に出るJOEに松島は右ストレートをボディと顔面に。JOEは足払いでコカす上手さを見せる。右ひじを打ち合う両者、互いにパンチを繰り出すがなかなかクリーンヒットが奪えず、松島が左ミドルをその中でしっかり当てていく。終盤、前に出て勝負に出たJOEに松島が左フック。


 本戦の判定はジャッジ1名が松島を支持したがドロー。延長戦へ入る。前に出るJOEが組み付くと松島は右ヒジ。両者ワンツー・左フックを繰り出すが目立ったヒットはなく、JOEが左フック、右ストレートでヒットを奪うと松島はパンチを出しながら前へ出て右ヒジ。JOEのジャブ、右フックを松島は被弾するが、残り30秒の右フックでJOEが大きく後方へバランスを崩した。一気に畳み込む松島。


 一進一退の攻防の均衡を崩した、最後の最後での右フックで松島が判定3-0の勝利を収めた。

▼第7試合 BOM 73.00kg契約 3分3R
-喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム/初代BOMミドル級王者/第4代新日本キックボクシング協会ミドル級王者)
中止
-クアン・サックランシット(サックランシット)

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