ムエタイ
レポート

【BOM】梅野源治とロンペットは最後まで激しくせめぎ合う熱闘で痛み分け、名高は圧巻の初回KO勝ち

2021/09/26 20:09

▼第10試合 BOM 71.00kg契約 3分3R(延長あり)
×柿沼 慶(ポゴナクラブ/BOMスーパーウェルター級王者/WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級王者/第2代WMC日本スーパーウェルター級王者)
KO 2R 2分05秒 ※右ストレート
○緑川 創(RIKIX/元第8代新日本キックウェルター級王者/元WKBA世界スーパーウェルター級王者)


 柿沼はスーパーウェルター級らしい強打を武器とする選手で、2018年12月にWMC日本同級王座を獲得すると、翌2019年4月には同インターコンチネンタル王座も獲得。同年12月には初回KO勝ちでBOMスーパーウェルター級初代王座に就き、2020年2月に念願のIBFムエタイ世界スーパーウェルター級王者決定戦に臨んだが、古豪レック・エイワスポーツジムにTKOで敗れ世界王座奪取ならず。10月のBOMではムエサイアムミドル級王座決定戦をプーパンレックと争ったがドロー、12月のIMCインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦ではCRISTIAN JOSEPHにTKO負けを喫した。


 緑川は2005年デビューのベテランで、新日本キックボクシング協会でミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。K-1 MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持ち、国内ミドル級最強の一角として長く君臨している。昨年7月よりRISEに参戦し、ウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアから2度ダウンを奪い強さを見せつけるも、その後は海人、憂也に連敗。今年2月に『NO KICK NO LIFE』で高木覚清に判定勝ちすると、6月の『RISE』で宮城寛克に判定勝ち、7月の『NO KICK NO LIFE』では憂也と引き分け、8月はモトヤスックに判定勝ちと34歳にして4カ月連続試合に臨む。


 1R、左ボディを狙ってくる柿沼、緑川はジャブを突いて左ロー。左フックを打ちながら左回り込む緑川はワンツー、右ボディストレート、さらにワンツーと右ボディストレートで柿沼にロープを背負わせる。


 2R、ボディへのヒザ、前蹴り、ボディブローで一方的に攻める緑川。柿沼は緑川の攻撃を受けて下がっていく。緑川は飛びヒザ蹴り、ヒジも繰り出し、左前蹴りでダウンを奪う。


 立ち上がった柿沼はヒジと右フックでの逆転を狙うが、緑川の左ヒジからの右ストレートでしゃがみこむようにダウン。レフェリーがここでストップし、緑川のKO勝ちとなった。

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